絵と文=大園喜八郎

秘密教団｢赤満講｣が､生け贄となった哀れな少女たちを使って荒ぶる神々を鎮める背徳と暴虐の歳時記｡
ｼﾞｬﾊﾟﾆｰｽﾞ･ｶﾙﾄの新境地!

【蜆（しじみ）焼き】

菊人形　菊と貝とに　菊を詰め

菊人形といえば、藁人形に美しい菊を挿して秋を楽しむものですが、裏神道では生きた少女に菊を挿して、その美しさを愛でます。人形に選ばれたのはまだ陰毛も生え揃わない若くて美しい四匹の処女でした。

少女達は素っ裸にされた上、足枕に縛られてしまいました。足枕とは、胡座縛りよりさらに厳しい屈曲刑で、若い身体でなければとても耐えられない姿勢です。しかも、満幸や幸門など、若い少女にとって死ぬほどに恥ずかしい器官を男達の前に曝け出し、それに加えられる数々の陵辱を目の当たりにしながら、どうすることも出来ない残酷な私刑なのです。

生け賛の少女の一匹である吉田澄子チャン（×三歳）が受ける最初の試練は浣腸の実施です。アナルセックスの準備として黄色い液体が出なくなるまで浣腸が繰り返されます。その後、一匹の生け贄につき九人の信者が選ばれますが、第一の作業は順番決めです。

それは澄子チャンの膣の体温当てで、各人が記した体温と、少女の膣に挿入された体温計の数値との差によって決められます。もし、同順位が生じたときは、肛門内の温度当て、それでもまだ決まらないときは肛門に突っ込んだ体温計を澄子チャンの口中に差し込んで値の近い人を優先する決まりになっています。

さて、信者の皆様方には四本の菊の枝が配られます。うち二本は枝の先端に長い針を仕込んだ菊針です。一番の方は澄子チャンの満幸に珍寶を突っ込んでヒーメンを裂いて頂きます。破瓜の激痛と死ぬほどの羞恥に少女はフッと泣き崩れます。

しかし、セックスを終えた信者は、なんと少女の舌を引っ張り出し、そこへ菊針を突き刺すのです。「ギャー」と澄子チャンは獣のような悲鳴を上げましたが、その後は言葉を出すことも、口を閉じることも出来ず、涎をだらだらと流すのみでした。

続いて八人の信者が澄子のまだ成熟しきらない性器の感触を楽しんだのち、ある者は可愛い乳房に、ある者は一本の陰毛さえ生えていない土手へ、ある者はかたく引き締まった尻肉へ、ある者は激しい痛みを伴なう踵（かかと）へと菊針を突き立てるのでした。

満幸に対するセックスが終わった後は、幸門に対するセックスが九回続き、終わる度に少女の裸体に菊針が植え込え込まれるのでした。計十八回の陵辱と針植えが終わった後、十八本の菊の枝が、今度は澄子澄子チャンの稚ない満幸と幸門に無理矢理に押し込まれます。

こうして生きた四匹の少女の菊人形は完成しましたが、それから四時間、人形の浅ましい姿が陳列され、その横にはセーラー服姿の写真と生け勢にされた経過などを書いたポスターが公開されます。

一位のミス菊人形を投票で決めますが、モデルや菊の美しさの他に拷問の厳しさ嫌らしさも得点になります。そのために尻に刺されている針を抜いて、乳首や陰核など、より敏感な急所に刺し替えられることになるので、生け勢の苦痛は留まるところがありません。

四時間後、針は引き抜かれ生け贄はやっと解放されましたが、四匹とも、ぼろぼろになって素っ裸のままごろんと地面に転がって啜り泣くだけでした。