私の嗜肛錯誤の日々【4】
「……ああ、謙吉さん、あたしこんなに乱れてしまって……、でも、もう止められないのよゥ……早く、早く……して……」
私は仰向けに寝るといきなり騎乗位で交った。それは美代子にとって衝撃ともいえる快感だったようだ。
「ほら、美代子、好きなだけ男の躯を愉しみな……」
私に促された美代子は欲情を抑えることができなくなり、腰を激しく振り立て私の逸物を貪ったのだった。ときには、腰を浮かせ私の逸物を吸い上げ締めつけるような行為までした。 幾度目かの絶頂のあと美代子は虚脱状態で私の上体に倒れ被さった。
それからが私の本番である。激しい興奮に躯を痙攣させるように震わせ、肩で息をしている美代子の秘局を私は突き上げた。
「うっ! ああッ、たまんない」
美代子の顔は、恍惚を通り過ぎて苦痛にも似た表情を浮かべていた。
私の胴を太腿でギュッと挾み込み、私にしがみついている美代子の中に私は果てた。全ての精気を美代子の中にぶちまけたつもりだったが、私の若い肉体はたちまち甦ってくる。
私の逸物が美代子の秘局の中でまたムクムクと鎌首をもたげてくると、ふと、研一郎の言葉が浮かんできた。
――あの手の女はケツの穴でもヨガるかもしれねえなァ……。
私は意識が朦朦としている美代子の尻に両手を回し、左手で尻たぶをギュッと掴み、右手の指をアヌスに這わせた。
美代子はピタッと躯を痙攣させると、瞼をうっすらと開き、私の眼を覗いた。美代子の瞳に浮かんでいるものは、拒否のそれではなく、アヌスに感応していることを物語っていた。
自信を得た私は右手の指を美代子の唇に当て、
「ホラ、ちゃんとしゃぶって……そうじゃないと痛いかもしれないぜ」
と言った。美代子は私に言われるまま、私の指をいとおしむようにしゃぶった。美代子の唾液がタップリとついた指を私はふたたび美代子のアヌスに当て、クリクリと揉みほぐしながら侵入させてみた。
「あっ、うう! い、いい、いいわァ」
美代子はせつなげな声をあげ、アヌスを収縮させた。私の指は、それほど力をこめるまでもなく美代子のアヌスに吸引されていった。
私の逸物は完全に息を吹き返していた。
女の秘襞と直腸襞の境は薄い。つまり、その境は私の逸物と指で擦りたてられることになる。私は指と逸物の律動を合わせたり、あるいは、逆行させたり、はたまた、擂粉木(すりこぎ)のように回転させたり、いろいろと工夫をこらしながら美代子を刺激したのだった。
(つづく)
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