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▼ 花嫁奴隷〜渚〜【36】

花嫁奴隷〜渚〜【36】


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「生贄おさな妻〜収集家の奴隷〜」(大洋図書)より
脚本=雪村春童
著者=芽撫純一郎

花嫁奴隷〜渚〜【36】

腕の感覚がなくなっていた。
一旦、床に下ろされ、仰向けに寝かされた後も、渚の両腕は頭上に挙げた形のまま、床に設置された鉄の輪に固定されていた。
秘唇が天井を向き、脚を大きく割り開かれている。
いわゆる「まんぐり返し」の格好である。

「大人しくしてればすぐ気持ちよくなるからね。アソコにスタンガンを突っ込まれるなんて、嫌でしょう?」

そう言われては微動だにすることもできない。
渚は屈辱と不安を噛みしめたまま、じっと天井を見つめていた。
耳の後ろから垂れた脂汗が首筋を伝う。
そのじれったいような感触を毛穴の一つ一つで感じていた。

さて――と、渚を拘束し終えた竜二がバケツに手を突っ込んで言う。

「いよいよ、渚ちゃんが私の花嫁になる瞬間が近づいてきたね。これを入れたら、もう今までの渚ちゃんはいなくなる。いつもアソコを濡らして、涎を垂らして、私の言うことを何でも聞く理想的な妻になるわけだから、私は嬉しい。ほら、ご覧」

ずいきを両手で掴み、渚の身体の上で絞った。
ひと晩かけてずいきに浸み込んだ粘液がドロドロと滴り落ちる。

「あっ」

長い糸を引くそれが渚の胸に不気味な紋様を描いた。
白い肌が見る見る染め上げられていく。


(つづく)


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