花嫁奴隷〜渚〜【39】
「んひっ、んいぃぃぃぃっ!」
無防備に天を剥いたままの肛門から屁が噴き出した。
同時に膣口からも多量の液体がしぶきとなって飛び散る。
「おや、渚ちゃん、潮を吹いたね。どれ、もっとだ!」
発狂する――と渚は明滅する意識の瞬きの中で思った。
それは断じて快感などではなかった。
ただ身体が間違った反応をしているだけだと渚は心の中で叫んだ。
ずいきを打ち込まれるたび、また引き戻されるたびに、快感に似たざわめき、いや巨大な波動に全身を揉みくちゃにされるようだった。
イク、などという感覚を遥かに超えた、断末魔のような痙攣に何度も見舞われた。
そのたびに透明な体液が雨のように顔や胸に降り注いだ。
それは絶頂の一種ではあったかも知れない。
しかし断じて快感などではないと、渚は思い込もうとした。
わははははは――竜二の高笑いが牢内に轟く。
ずいきの抽送はいつしかピッチを速め、リズミカルな粘着音を絶え間なく響かせていた。
「渚ちゃん、こいつが威力を発揮するのはこれからなんだよ。なにしろひと晩、入れっぱなしにしておくわけだからね」
嬉しそうに言う竜二の声が聞こえた――気がした。
身体を襲う激しいおののきの中、渚は床に幾度も頭を打ちつけ、やがて意識を失っていた。
(つづく)
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