花嫁奴隷〜渚〜【40】
竜也がモニターを見つめていた。
カウンターの数字によれば、渚が意識を失ってからすでに十数時間が経過している。
感覚的には数分のようにも思え、幾晩も経っているようにも思えた。
軽い眩暈に襲われてこめかみを押さえる。
竜也は渚をこの屋敷に攫ってきて以来、まだ一睡もしていなかった。
渚はベッドの上に移され、手錠で両手だけをベッドの枠に繋がれていた。
ずいきを挿入してある以上、もう大きな抵抗はないはずだと竜二が判断したのだろう。
猿轡もされていない。
ただ、ずいきが抜け落ちないように縄でしっかりと固定されているのが無残だった。
目は閉じたまま、時折、苦しそうに身をよじらせている。
竜也は過去に二人、竜二の作った特製のずいきで錯乱状態に陥った女を見ている。
彼女らは一様に「痒い! 熱い!」と叫び、ペニスであろうと何であろうと、秘部のもどかしさを消してくれる刺激を死に物狂いで欲しがった。
なんでもいいから突っ込んで――と。
もしも両手が自由であれば、自分の手を挿入して、膣壁がボロボロになるまで掻き続けたに違いない。
哀れだった。
竜二は刺激を与えることを条件にして(性交こそしなかったものの)、彼女たちをいいように従わせ、溢れ出る体液を思うままに採取していたのである。
(つづく)
上へ |
カテゴリ一覧へ TOPへ |
■広告出稿お問い合わせ ■広告に関するお問合せ ■ご意見・ご要望 ■プライバシーポリシー ■大洋グループ公式携帯サイト |