花嫁奴隷〜渚〜【46】
「渚ちゃん! 渚ちゃん! 渚ちゃん!」
息を弾ませて言い、さらに再び「おおおぉぉぉっ」と雄叫びを上げて全身の筋肉を膨れ上がらせた。
バジュゥッ――と音がして、膣内に発射された精液が結合部の隙間から飛び散った。
「ぎひぃぃぃぃぃぃぃっ」
渚が目を見開き、歯を食いしばって衝撃を受け止めようとする。
が、全身がわなわなと波打ち、焦点を失った黒目がゆっくりと裏返っていく。
「渚ちゃん!」
瞬間、我に返った竜也が腕を伸ばして渚の首を支えた。
渚の黒目が裏返っていったのと同じ速度で戻ってくる。
「た……す……け……て……」
喉を震わせる低い声が渚の口から洩れた。
竜也が頷き、口を開きかけた時である。
上の階でボンッという破裂音が轟いた。
それは竜也の部屋に設置されたモニターのブラウン管が金属バットで叩き割られた音だった。
(つづく)
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