〜堕落妻・律子〜【9】
「このことは、庄田先生には絶対言いませんから」
生徒さんは息を切らせながらそう言って、慌ただしくズボンを穿くと、逃げるようにして帰っていきました。主人が帰宅したのはそれから一時間ほどしてからです。
私、もちろん悩み抜きました。主人に相談してもいいことなのかどうか――けれど、いったい何と言って聞けばいいんでしょうか。まさか、学校で男の生徒さんとまぐわってるんですかなんて、妻の口から言えるはずもありません。
結局のところ生徒さんの言葉を信じるかどうかは、一旦保留にしておくしかありませんでした。いけないことだったんでしょうけれどもね、だって、主人との間に秘密を作ってしまったわけですから……。
それから毎日、彼は夕方になるとやってきました。主人にその日されたことをそのまま私にやってもらうんだと言って、いろいろな格好で……。仰向けに寝かされて顔に跨られながら咥えさせられたり、座っている彼の前に私が跪いて奉仕するようなことをさせられたり、手を後ろで捩じられて、膝立ちの格好で咥えさせられたり……。
必ず口でさせられて、発射すると一応は納得して帰ってくれるのですけれど、「本当なら、庄田先生はこの後で僕を犯すんですからね」とたびたび釘を刺されました。
「後生ですからもう堪忍して下さい」と言っても「いいんですか、もし僕がこのことを言いふらしたら、おばさんはもっと酷い辱めを世間から受けることになるんですよ? もちろん庄田先生もです。悪いことは言いませんから、卒業までは僕の奴隷になっておきなさい」と……。
私としては、そう強く出られてしまっては、もはや従う以外に道はありません。彼が嘘をつくような子だとはどうしても思えませんでしたし、逆に私は主人に黙ったまま彼との時間を過ごしていたわけですから。
(つづく)
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