母娘陵辱残酷絵巻・花嫁崩壊〜【7】
「奥さんさぁ、なんで自分がこんな目に遭ったか分かる?」
獰猛な顔の男が椿と目を合わせて言う。
全裸に剥かれ、縄を解かれて床に正座させられた椿は、力なく首を横に振った。
口には粘着テープが貼られたままだ。
「お前、最近、ファンドで詐欺っただろ?」
椿がピクンと反応する。
「その相手がコイツの親父なんだよ」
男が顎で示した先に、数分前まで椿の乳房を舐めまわしていた茶髪の若者が立っていた。
改めて見ると小心そうだが、粘着質な瞳でじっと椿を見つめている。
「コイツの親父さん、えらくご立腹でなぁ。俺たちに復讐してくれとよ。金の亡者を滅茶苦茶にして、正義ってものを教えてやれって言うんだわ」
椿の瞳に狼狽の色が走った。
半年前、椿は確かに違法な契約を取った。
理由はただ一つ、茜の結婚式を少しでも立派なものにしたかったからだ。
高価なドレスを買えたのも、式場を予約できたのも、その契約があればこそだった。
絶対にしてはいけないことだとは分かっていた。
しかし、頭の悪そうなそのクライアントを見た瞬間、「やるなら今だ」と思ってしまったのも事実だった。
うなだれた椿に、男は「分かったようだな」と手を伸ばして口の粘着テープをはがし、腫れ上がった頬に手を添えた。
「で、どうしてくれるかだが……」
本能的な怯えが椿を再び硬直させる。
この男への恐怖が身体に染みついていた。
(つづく)
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