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▼ 母娘陵辱残酷絵巻・花嫁崩壊〜【4】

母娘陵辱残酷絵巻・花嫁崩壊〜【4】


「花嫁崩壊(大洋図書)」より
脚本=雪村春童
著者=芽撫純一郎

母娘陵辱残酷絵巻・花嫁崩壊〜【4】

「ピンポン」

茜の作ったチャーハンを半分ほど食べ終えた椿は「すっかりマスターしちゃったのね」と、後でする娘とのやり取りを想像しながら楽しい思案に耽っていた。
チャイムを聞いて立ち上がり、微笑を浮かべたままインタフォンを取る。

「はい、どちら様でしょうか?」
「宅急便で〜す。荷物のお届けにあがりましたぁ」

若い男の軽そうな声が耳に飛び込んでくる。

親戚の誰かから茜宛ての結婚祝いが届いたのかも知れない。
椿はねぎらいの言葉を添えて受話器を置くと、いそいそと玄関に向かい、鍵を開けた。
その途端、ドアが外側から勢いよく引き開けられ、ムゥッとした圧力が椿の身体を打った。

「はいゴメンよ〜」

三人の男が、椿に身体をぶつけるようにして、ドカドカと侵入してくる。
見慣れた宅急便の制服ではなかった。
それぞれに汗臭いジャージのようなものを身につけている。
あっけに取られた椿は、声も出せず、顔に笑顔を貼り付けたまま一気にリビングまで押し込まれた。

「なんだよ、結構いいとこ住んでるじゃねぇか。あぁ?」

肉食獣を連想させる獰猛な顔をした、体格のいい先頭の男が、呆然と立ちすくむ椿の顔を覗き込みながら言った。
言いざまに椿の髪の毛を掴み、顔を仰向かせて椿の頬をベロリと舐めた。

「ひっ……」

椿の全身が硬直する。
叫びだしたいのだが、恐怖から咽喉が詰まって呼気を洩らすことしかできない。
獰猛な顔の男は、そんな椿をあざけるように、「なぁ奥さん」と三白眼を細めて唇の端をV字型に吊り上げると、椿の頬を思い切り殴った。

「エグッ!」

容赦のない一撃だった。
椿の膝が折れそうになるが、男は掴んだ髪の毛を一定の高さに保ったまま、さらに殴った。
三発目で椿の耳の奥で「メキッ」という音がし、一瞬、首が回転して天地が逆さになる。
男が髪の毛を放すと、椿は木偶人形のように床へ崩れ落ちた。

他の2人の男は勝手に室内を歩き回り、金目の物をポケットに入れながら、倒れたままもがいている椿をチラチラ振り返っては、好色そうな笑みを浮かべていた。

(つづく)


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