母娘陵辱残酷絵巻・花嫁崩壊〜【3】
「やっぱ白。ぜ〜んぶ純白がいいよね」
全身を映すことのできる大きな姿見の前で、茜は自分の下着姿を入念にチェックしていた。
レースのついた白いブラジャーはDカップのバストをぴっちりと包み、白いTバックのパンティは、張りのあるヒップの豊かさをますます際立たせていた。
母親の椿と違って、出るところはしっかり出ている。
前から、後ろから、ひとしきり自分の姿を眺めた茜は、ここだけは母親譲りの滑らかな髪をブラシで整えると、小さなティアラを箱から出して頭にのせ、もう一度鏡を見つめた。
黒目勝ちの大きな瞳、すっきり通った鼻筋、ぷるんとした肉厚の唇は父親譲りだ。
「下着姿にティアラって、ちょっとエッチかも。でも伸夫さんの前じゃまだ見せられないな」
勝手に妄想を膨らませ、頬を赤くしながら呟く。
小、中、高校と、茜はいつもクラスの中でアイドルのような扱いを受けてきた。
のぼせ上がってファンクラブを作る男子生徒もいたほどだったが、茜にとって当時から一番大切なのは母の椿に余計な心配をかけないことだった。
コギャルをしている友達のように、遊び半分で男の子と付き合うということが茜にはどうしてもできなかった。
高校を出て、生まれて初めて男女交際を経験した。
相手は真面目で身持ちの固い社会人だった。
そして明日、処女を捧げたその男の花嫁になる。
茜はクローゼットから大事そうにウェディングドレスを引き出すと、「お母さんありがとう」と、シルクの肌触りを噛み締めるように胸に押し当てた。
生地裏のタグには雑誌でしか見たことのない有名ブランドの名前が刺繍されている。
その高価なドレスを買うために母がどれだけの無理を重ねてくれたか……。
――絶対幸せになろう。
溢れる思いに笑顔を輝かせて鏡を見つめ直した時だった。
「ピンポン」
来客を告げるチャイムが鳴った。
(つづく)
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