体験 台風と赤いハイヒール【10】
愛の誓い 3
仰向けになった彼女の下腹に手をやった私が、「お腹が張ってるやないか、この頃ずーっとしなかったから浣腸しいへんか」というと、「嫌やわ。折角、気分出てるのに、あとでいいやんか」と多美子がかぶりをふった。
「なんや情夫のいうことが聞けへんのか。だったら別にかまへんで。何も多美ちゃんだけが女やないしな」
私がそう突き放した言い方をすると、多美子は途端に大人しくなる。気をよくした私は、考えついたままに彼女に化粧をさせてみた。さらに、その頃読んだ雑誌の中に外人娼婦がハイヒールを穿いたままでベッドに仰向けになったという記事があったので、彼女が持っている赤いハイヒールを穿かせてみた。
前にも述べたが、米女優のクローデット・コルベールに似た顔立ちの多美子は、それだけでなかなかのムードをかもしていた。
鏡を見てポーッとなった多美子が、ゆっくりと服を脱いで腰をくねらせ、全裸にハイヒールという姿で仰向けに布団の上にねころんだ。
私は畳の上に新聞紙をひろげ、用意してきたバッグの中から浣腸用具一式とヌードグラビア集などを出して手早く並べると、多美子の女用のベルトを借りてヒュッヒュッとふった。
驚いて起き直った彼女に、浣腸前の準備運動としてポーズを振り付けることを告げ、グラビアの中から二、三の気に入ったポーズと同じ姿勢を取るように命じた。
かなり恥ずかしい形もあったが、鞭の音にせきたてられて、やむなくポーズをとる多美子の姿からは女の恥じらいが強く感じられた。
(続く)
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