デカ尻調教記【13】
三毛猪の舌 4
「あ……怖かった……」
プレイが終わったあとの彼女は、私を怨みがましく見つめて嘆息した。
「少しやりすぎたかな」
私がつぶやくと、
「怖い……もう猫はやめて。ほかのプレイならなんでも我慢しますから……」
また大粒の涙を頬に流して冴子はいう。
「なにいってるんだ……ばっちいところがきれいになったんだからいいじゃないか。きっと明日にはお通じがよくなるよ」
私はそういって笑い、デカ尻にキスしてやった。
この夏休み、私はたっぷり時間をかけて冴子のデカ尻を調教するつもりでいる。東京へ帰ったらこれほど大胆なプレイは、そうできないのだから。じつはいま、私が考えている次のアイデアはもっと大型の動物に冴子のデカ尻を責めさせることである。
たとえばグレートデンなんかはどうであろうか。あの大型犬の舌は三毛猫よりずっと大きいからいちだんと迫力が増すはずだ。だがひとつ困ったことがある。
万一、その大型犬が冴子に「惚れて」しまったら……。「欲情」してしまったら……。気違いめいた発想だが、それを思うと私は嫉妬で胸を潰されそうだ。
私は冴子を愛している。彼女の巨臀は私の独占物にしたい。しかし大型犬を使って、こってりと責めてみたい。“二律背反”というか、そんなジレンマにおちいっている私なのだ。いまも私は彼女のデカ尻を前に、どうしてよいか思い悩んでいるのだ。
(完)
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