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▼ SとMの狭間で揺れる我が秘悦【1】
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告白=氏家さと子(33歳)


毛羽立つ縄を秘裂に擦り付けて自慰に耽る書道教室の女性師範。その脳裏に渦巻いているのは少年生徒たちの若き肉茎を弄ぶ、変態淫女と化した己の姿だった……。被虐願望と嗜虐願望が相克するアブノーマルな性の実態を生々しく綴った告白手記。『S&Mスナイパー』1981年1月号に掲載された読者投稿を再編集の上で紹介します。


【1】妖美の世界

ペンを執ることを何度かためらいました。でも思い切って書くことにしたのは、この恥ずべき告白をして、少しでも肩の荷を降ろしたいという、中年女性のあさはかさからです。

私は今年三十三歳になる書道塾の女性師範です。自宅の一部を改造して近隣の生徒をとっています。夫は四十二歳の地方公務員ですが性生活はこのところ、ずっと遠のいています。理由は夫が醜男なくせに性技が下手ですので、私はいっこうに燃えないのです。よく友人からはそんな醜男となぜ結婚したかと言われますが、私の婚期がおくれていたことと、醜男でもセックススさえ満たしてくれたら……という一縷の望みがあったからです。が、そのもくろみは無に帰しました。夫はセックスも下手くそで結婚以来二年九カ月、一度として私はオルガスムスを味わったことがありません。

セックスが人生のすべてでないことは存じておりますが、ナマ身の女体、狂おしいほどの絶頂に酔い痴れたいのは誰しもおなじでしょう。はしたないと軽蔑されるでしょうが、結婚一週間目から私は自慰をはじめました。

それもふつうの方法でなく、私は粗目のロープで性器をこするのです。棕櫚縄、麻縄、荒縄などをタワシのようにして、つよく性器にこすりつけます。するとびりひりとした痛みが鼠剄蹊部から会陰部、肛門のほうへ突っ走って、私ははげしい快感に襲われます。

そんなときの私の瞼に浮かぶのは草刈正雄や、三浦友和といった美男たちです。私の息は乱れ、瞳は濡れ、うめき声さえ出しているのです。さらに私は棕櫚縄に結び目をつくってそれを褌のようにタテに締め、背中から腹部へとおし、両手で前後にしごくことを覚えました。

こうするとパンティをつけたまま自慰が可能なのです。しかも力は数倍になります。棕櫚縄の結び目が陰核、尿道口、膣、会陰部、肛門とタテにつながる性感帯を、一網打尽にメタメタにしてしまうのです。

恥毛が縄目にこすれて抜ける痛みや、陰核が潰れそうな被虐感、さらに小陰唇が拗じれるときの苦痛……それらが私をえもいわれぬ妖美の世界へつれていってくれます。

二十回もこすると私は半ば失神状熊になります。縄を抜いてみると結び目を中心にして、血や股汗、パルトリン氏腺からの分秘液がべっとり附着しています。なんとも言えぬひどさですが、それが私にはたまらない興奮の余韻をのこしてくれるのです。

(続く)


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