1983年4月号 「女子大生は蝋燭がお好き」【16】
1983年4月号 「女子大生は蝋燭がお好き」【16】
私は、自分で手足を縛ってローソク責めを試みたのです……。
●熱蝋オーガズム
胸だけではない、私は悶えてくねるミツコの上体から太腿のあたりまでまんべんなく蝋涙を降らせた。もっとも最初のうちは5、60センチの距離をとっていた。彼女が自分でローソクをもって蝋涙をしたたらせるとしたら、そんな距離だろうとおもったからだ。
すると、興奮してきたようすのミツコのほうから、
「もっと!」
と、もどかしそうに悶えて催促しはじめた。
ローソクをぐっと近ずける。40センチ、ときには30センチという至近距離。呻きが一際高くなる。が、悶えは当初の弾かれたような感じではなく、狂おしくくねる感じた。蝋涙の一滴一滴に感じ入っているようすがビンビン伝わってくる。
ハードなのはいやだといっていたがどうなっているのだ――むしろ私のほうが圧倒されるような気になったとき、ふとおもった。彼女はいつもよりも被虐的な気分になっているのではないか? 求虐的な気持に? それは排泄のショックのせいかもしれない、と。
そのときだ。
「ウーン!」
ミツコは一声ながい呻きを放つと体を突っ張るように硬直させ、ブルブルふるわせながら、
「いくっ!」
と昂ぶった声でいった。
蝋涙でアクメに達したミツコを、私もSも一瞬、茫然と見やっていた。
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