1983年4月号 「女子大生は蝋燭がお好き」【6】
1983年4月号 「女子大生は蝋燭がお好き」【6】
私は、自分で手足を縛ってローソク責めを試みたのです……。
●鋏の羞恥責め
旅館の部屋に入ると、さっそく準備にかかった。
ミツコには着替えをするよう指示する。身につけるのは、こちらで用意したパンストとサックドレスだけ。
「直接、パンストを穿くの?」
「そう。パンティはなし」
ミツコはとまどいながらも襖の陰で着替えはじめた。
前日、私とSはこの日のプレイについて打ち合わせしておいたのだ。
着替えをすませたミツコは、さすがに緊張と恥ずかしさのせいかもしれない、神妙な顔つきで現われた。
Sがそんな彼女をリラックスさせるために姿見に向かわせたり、布団の上に座らせたりしてカメラのシャッターを切る。
繩を手にした私は彼女の手を前縛りに縛っていく。
「さぁ覚悟はいいな」
「かわいそうなミツコちゃん」
おどけていうSに、彼女はぎこちない笑いを浮かべる。
「そんなことはないよ。ミツコは縛られるのが好きなんだもん、な?」
「しらない……」
可愛い声で呟き、俯く。
「縛られただけで濡れてきちゃらんだもん、な?」
「そんな! うそォ」
「だからパンティは穿かさないことにしたんだ」
「やだァ、ひどォい」
口ではそういいながらも顔は笑っているミツコを、膝をついた恰好で、前縛りにした両手の繩尻を鴨居にかけ、両碗を頭上に引き上げた。
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