作=輪島市朗(29歳・会社員)
昂揚していく身体
着やせするタイプなのか私が予想していたよりずっと彼女はボリュームがありました。お椀を伏せたような豊かな乳房は、その白さといい肌理のこまやかさといい、その先にポツンと突き出た小豆色の乳首とあいまって私の下半身をいやがうえにも熱くさせました。
加えてくびれた腰部につづくこれまた白桃を想起させるような豊かなお尻は、思わずむしゃぶりつきたくなる衝動をこらえるのにひじように苦労したくらいなのです。
「い、今いくつになったんだ」
恥ずかしいことに、私は咽喉のかわきで場違いな質問をどもりながらしました。19歳です、と彼女が答えるのも待ちきれず、私は彼女に飛びかかりました。
そして唇がすり切れてしまうのではないかと思えるほどに、彼女の滑らかな身体のすみずみを愛撫したのです。
今、考えてみますと、かなり武骨な愛撫だったと思います。しかし、その時の私は興奮で他のことを考える余裕など全くなかったのです。
そうした余裕というか、多少他のことを考えられるようになったのは、彼女の身体全体をピチャピチャとすっかり舐めあげてからでした。
「い、痛いわ、もっと、もっとやさしくして」
私のアゴひげが彼女にとってはタワシのように感じられたからなのでしよう。私は彼女のその声で自分をとり戻したのです。
「痛い? 亜矢がこんなもので痛いなんていうのはおかしいじゃないか。縄でアソコをキューッと締め上げてくれてうれしかったんだろう? あ、そうか。亜矢は縄が身体に巻きつかないと気持ちよくならない体質なんだな」
こうなれば亜矢ちゃんと呼ぼうが、亜矢と呼びすてにしようがあまり関係ないことだとは思ったのですが、私はやはり荒っぽい口調を通す意味からも亜矢と呼びすてにしたのです。ある意味ではこうすることによって自分自身の興奮度をいっそう高めていたのかも知れません。
「いやッ、いやいや」
亜矢ちゃんは身体をくねらせで恥ずかしがります。それどころか、私の卑猥な言葉の雨ですっかり興奮しきっているようにも見えました。
私はこの時、麻縄やバイブで責めるのをやめにしました。局所責めは指でも十分ですし、それより何より、せっかくの高校野球中継です。TVを使っての、言葉嬲りと合わせた羞恥責めに徹したほうがおもしろいと考えたのです。
つまり画面に映る人物を第三者に見たて、亜矢ちゃんにネチネチ言葉の雨をふりそそぐといった趣向です。
(続く)
上へ |
カテゴリ一覧へ TOPへ |
■広告出稿お問い合わせ ■広告に関するお問合せ ■ご意見・ご要望 ■プライバシーポリシー ■大洋グループ公式携帯サイト |