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▼ デカ尻調教記【4】

デカ尻調教記【4】


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「S&Mスナイパー」1980年9月号より
投稿者=久留島幸造(仮名)

臀肉の魅力 1

もっともこの煙草責めは私のプレイの、ほんの序ノ口である。夏休みは長く、私の冴子のデカ尻責めは毎日、いろいろと趣向を変えておこなうのだ。私はそれがたのしみで軽井沢まで冴子をつれてきた。

こういうのもおこがましいが、私はサディストといっても暴力団でもなく、やくざ者でもない。昔もいまもそうである。四十三歳、私はこれでも東京に会社を持つ貿易商である。

主に東南アジアと魚介類の貿易をやっているが、社員も十数人いてまあまあの中小企業である。私は若いときのガリ勉が崇ってか、身体の発育がわるく、160センチ、50キロしかない。また顔も美男とは縁遠く、女性にモテなかった。私がたとえ中小企業でも社長になれたのはそんな劣等感が奮起をさせてくれたせいだ。

小男で醜男の私がさらに困っているのは、この二、三年来、突然、インポになってしまったことだ。それまでもセックスが弱く、だから私は独身でいたのだが、まったく出来なくなってしまった。エレクトはするがインサートできないのだ。そのエレクトもまともな手段では駄目なのである。たったひとつ、私を興奮させるのは乳房でも、性器でもなく、女性の臀部を責めることだった。それもまともな大きさではいけない。デカ尻でないと私は燃えず、エレクトしない。私はそのために千葉栄町や、西川口のトルコへでかけてはデカ尻の女たちを責め、辛うじて欲望を満足させていたのだ。

しかしトルコ嬢というのは諸君もご存知のように肥満体の女は少ない。まるで美人の条件は痩せてることだというように、浅丘ルリ子型が多いのだ。したがって尻もどうしても小さく、私の欲情を満たす相手はいないのだった。

やむなく私はトルコ遊びをやめ、素人を相手にすることにした。そして素人女の中にびっくりするほどのデカ尻がいることを発見した。つけ加えておくが、いくら私がデカ尻女を好むといっても、ぶよぶよとした肉質の女は好まない。

肥満体の女はたいていそうで私の好みではない。私の理想とするのは相当な美人であって、痩せていても臀部だけ大きい女なのだ。臀肉はしこしことキメこまかく、また臀型もまろやかな果実型がよく、出っ尻や、垂れ尻では興奮しないのだ。我侭なようだが、相当、相手に対する条件はきびしい。

ではこんな女は現実にいないかというと結構いるのだ。服をつけているときは小さいが、脱ぐと意外なほどデカ尻の女はかなりいる。着痩せするタイプの女は、みんなそうだった。着ているときはナヨナヨと上品でも裸になるとルノワールの裸婦のようになるデカ尻女はいっぱいいる。

(続く)


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