告白=三田村祐二
【4】剃毛
手拭いで言葉を封じられた妙子は、
「うやっ、ううっ、むう……」
と、声にならぬ声で拒否し続けたが、私は、
「騒ぐと怪我をするぞ」
一声かけて、ハサミでまず短く刈り込み始めた。妙子は、シャキッ、シャキッというハサミの音に、翳りを落とされることを実感し、目に涙さえ浮かべながら猿ぐつわの下で小さく呻き続けていた。
「奥さん、いよいよカミソリによる剃毛式だよ。動くと大切な所に傷がつくから注意をするんだな」
一声かけて、シェービングクリームの上から丹念に毛を剃り落としていった。
妙子は、
「うくっ、うう……」
と呻きつつも、傷がつくという私の言葉に、じっと動かないでされるままにしていた。
全ての春草を剃り落した私は、濡れタオルできれいにそこを拭き取り、改めて、スベスベになった妙子の恥丘に見入った。
「きれいだぜ、奥さん。まるで童女のような愛らしさだ。それに、こうされちゃあ、男遊びもしばらく出来ないだろう」
言いながら私は、妙子の猿ぐつわを取ってやった。
「ひどいわ……本当にひどいわ」
泣きながら恨めし気に私を見る妙子を、
(可愛い)
と感じた私であった。それに涙を浮かべる様を見ていると、ちょっと可哀そうな気持ちも起こってきた。
しかし、だからといってそこまでで許すほど、私はお人好しではなかった。ペソをかいている妙子の上半身を抱き起こし、乳房をやわやわと揉みしだき、先端の乳首を指ではさんで嬲ったりたりした。
さらに、私が妙子にキスをすると、彼女は十分それに応じ、私が伸ばす舌を自らの口中でからめ取り、私の唾液をも喉を上下させて飲み込んだ。
気をよくした私は、妙子から離れると、あぐらに組ませて縛った足首の縄を、彼女の首に回してグイグイ引き絞り、足首が顔に近づいたところで縄止めを行なった。そして、そうした妙子を仰向けにころがしたのである。濃密な口づけを受けて、責めから解放されると思っていた妙子は、
「ああ、苦しいわ。まだ私をいじめるつもりなの」
と言って唇をかんだ。
そういうポーズに晒されると、女の秘所はムキ出しである。全て剃り落とされてツルツルになった恥丘、それ故くっきりと亀裂を見せる女のもう一つの顔。女体で最も敏感なボタンは、今や充血して、小指の先ほどまでにも大きくなって息づいている。
その下で左右にひろがるラビアは、さほどの色素沈着を見せずに、ヒクヒクと淫らに収縮している。
さらに、女芯のみならず、自らは目にすることの出来ない菊の蕾すらも天井を向けて、その様を露にしているのである。
およそ十五分ばかり、そうして言葉と指で女の秘所(もちろんアヌスも含めて)を嬲り続けた私も、下半身の誘惑には勝てず、妙子の直に回した縄と足首の細をほどいた。そして彼女の上におおいかぶさるようにして貫き、妙子の体内に自分の精をしたたかにほとばしらせたのである。
(続く)
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