体験 台風と赤いハイヒール【6】
決行の刻 2
そんな彼女の目の前にぽんと二個のイチジク浣腸の容器を投げ出して、私は「多美ちゃん!」と叫んで彼女をいきなり羽がいじめにしたのであった。
女の直感で私の意図するところが分かったのか、「あんた! 何するんえ!?」と慌ててはね起き逃げようとする腰をすばやく後ろにまわって強引に横倒しにし、私は体を密着させて左手でしっかりと押さえこんだ。
そしてイチジクの容器を次々と右手で少し握り、薬液を出して嘴管を濡らした。
それを目にした彼女は、激しい息遣いで、「アホなことせんといて、そんなん嫌や……」ともがいたが、私はかまわず多美子のショーツをずり下ろして臀裂に沿って嘴管を滑らせ、アナルを探り当ててぐっと挿入した。
「あぁっ、痛っ! 痛いやんか!」
多美子は泣き声をあげたが、一度に注入されてしまうともう観念したのか、抵抗をやめて顔を覆った。私がさらにもう一個注入してチリ紙で押さえていると、うめき声を上げ、喘ぐような表情になった。
一旦、多美子の体を抱き起こしてやる。そして耳元に口を寄せ、「悪いようにせえへん。五分くらい、辛抱せんとあかんで。渡すもんは渡すしな」と報酬を約束してやると、「急に、こんなことするんやもん、びっくりするやんか」と恨めしそうに空になったピンク色の容器に目を落とした。
頬が赤く上気している。白い下半身をあられもなく晒した多美子は生々しく「女」だった。
(続く)
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