デカ尻調教記【9】
虫の運動会 3
一方、冴子はその日、中軽井沢のほうにあるテニスクラブヘでかけていた。私はプレイメイトとして彼女をこの別荘へつれてきたのだが、明けても暮れてもデカ尻ばかり責めているのではない。私はゴルフ、冴子はテニスを楽しみ、夕方から夜にかけて私たちはプレイにはいるスケジュールであった。
その日、私は浅間山麓まででかけ、マタタビを採取した。これは猫の大好物である。夕方、テニスクラブから帰ってきた冴子を見ながら、私は言ってのけた。
「きょうはちょっと違った趣向で責めてやるからな」
「えっ……」
冴子の双眸がきらりとひかる。
「どうしたんだ、嬉しいかい……」
「嬉しいなんて……」
「期待していていいよ。そうだ、風呂ではたっぷりデカ尻を洗ってくるんだ」
「ひどいことはしないでください。あまりいじめると私泣きます」
「美人の泣き顔ほどたのしいものはないね」
私はプレイルームで待っていた。マタタビの粉と三毛描と縄と小道具を揃えて……。チャブチャブと湯を使うバスルームの音を耳にしながら、私ははやくも熱い暴風におそわれていた。
インポの私でもこんなときはエレクトするのだ。私はワイングラスに水割りを満たして待った。
やがてクリーム色のバスタオルに裸を包んだ冴子が現われる。このところ彼女は下着をつけずに私とのプレイにはいる。理由はべっとりと体液で汚れた下着を見られるのが恥ずかしいというのだった。
「まあ、一杯飲むか」
私がワイングラスをすすめると、
「お腹が張るからいいです」
冴子は恥ずかしそうに答えた。
そのときだった。テーブルの下に隠していた猫が鳴いた。
ニャーン……。
「あら……」
冴子の顔が土色になった。
「変な猫だ。きみの魅カに興奮してるのかな……まあ、いいや、はじめようか」
私は縄をしゅるしゅるとしごいた。いつものことであるが、湯あがりの冴子を責めにかけるときめきはたまらない。しかもその日は私にとって、たまらぬアイデアが秘められていたのだから。
(続く)
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