【14】
「さて、朱美君、あと十点で合格だ。どんな問題を出そうかね、オナニーも見たし、排泄もやったし……。ゆかり君を相手にレズってみるか。うまくゆかり君をいかせられたら、十点あげよう」
「い、いや。そんな、いや」
ゆかりが悲鳴をあげた。ゆかりはまだ処女だった。その処女を真鍋に捧げるつもりでやってきた。
就職の面倒をみてもらうのなら仕方がないと思った。真鍋のこともそんなに嫌いではなかった。むしろ好感を持っている教授の一人であった。しかし、今、見せられる真鍋の余りの狂態に、そんなあわい想いも一気に飛んでいった。真鍋の隠された性癖を垣間見て、人間のいかに裏の分からないものかを思い知らされた。
同性で愛するなんて、とてもできない。いやだ。いや……。
「どうだね、朱美君。ゆかり君を説得して、私にレズの極致を見せてくれんかね」
「先生、ゆかりさんは許してあげて。そのかわり、私が何でもしますから。私はある程度、無茶をやってきたわ。でも、この人はおとなしい、まだ汚れを知らない人よ。それが切羽詰まって先生のところへ来たのよ。そして裸も見せているわ。その気持を汲んで、ゆかりさんは許してあげて、おねがい」
「朱美さん……」
「おや、殊勢な心がけだね。じゃ、君、鞭でぶたれてみるか。荒縄で縛りあげて、逆さにして、鞭で打ってやろうか」
「やめて、先生ッ、そんなひどいこと。いいのよ朱美さん。いいの。私やるわ。先生、やります。だから、だから、もう、それでゆるして……」
「よし、分かった。それじゃ、ゆかりくん、本番前の軽い肩ならしといこう。トイレの横がバスルームだからね。そこから洗面器を持ってきてくれないか」
「洗面器……?」
「まあ、いいから、持ってきたまえ」
訝しみながら、ゆかりは真鍋の言葉に従った。真鍋の言うままに、デスクの前に洗面器を置いた。
「そこへ、立ちションだ」
「……?」
「洗面器をまたいで、立ったまま、おしっこだ」
真鍋は、モニターに、はっきりとゆかりのその部分がアップになることを確認して、白々とうそぶいた。
「そ、そんな。本気で……そんなこと……?」
「本気だよ。冗談だったら、わざわざ洗面器なんて持って来させないよ。朱美君が大きいほうを見せたんだ。君は小さいほうで許してあげるよ。どうだね……?」
(続く)
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