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▼ 読者投稿弄虐小説 「撮られた双つ花」【7】
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作=羽鳥止愁


N女子大学文学部教授、真鍋隆博、51歳。毎年、彼の元には単位欲しさにふしだらな取り引きを要求してくる女子学生が複数人やってくる。秘めたサディズムを胸に燃やして危険なコレクションを増やす初老の教授の、エスカレートしていく行為とは……。『S&Mスナイパー』1981年2月号に掲載された力作投稿小説を、再編集の上で全15回に分けてお届けしています。


【7】

「やめて、やめて。もういや。帰してェ――」
「ここまで見せておいて、いまさら、恥ずかしがることもないだろう」

グッと、後ろからその秘裂を撫で上げた。

「ヒイッ。ヤメテーッ」

朱美を椅子に座らせ、片足を手錠で椅子の足に繋ぎ留めた。
もう一方の足は、肘掛けの上に乗せて、組紐で括りつけた。もう膝を閉ざすことはできない。

「オナニーの言い付けに従わなかったら、罰を与えてやろう。従順な牝犬にならなきゃならんのに……」

真鍋はガラス製の浣腸器を取り出した。狼狽の悲鳴をあげる朱美を尻目に、二〇〇ccを二回、続けざまに注腸した。泣き叫ぶ朱美の後ろ手錠を右手だけ外し、左手は椅子の後ろの脚に繋ぎ変えた。

デスクに戻り、カメラのスイッチを入れた。朱美の股間の下には空の浣腸器を置いて、それを済ませたことを知らせていた。

「いやよ、先生。ひどい。こんな……。どうしようというのよォ――」
「片手があいているだろう。オナニーだよ。牝犬ひとり遊びだ」
「いやよ!」
「やらないんなら垂れ流しだ。もうすぐ、どうしようもなくなるよ。その前に、一度昇り詰めてしまうことだね。そうすれば、トイレに連れていってやるよ」
「そ、そんなッ。ひどい――」
「簡単なことじゃないか。君のその手を少し動かせばいいんだ」

自由になった右手で、朱美は自分の股間を覆っていた。

「競争だな。どちらの穴が先にいってしまうか」
「ククッ、クヤシィ――」

目覚め出した下腹の鈍痛は確実に拡がっていた。下腹全体が、絞り出すような衝動に狂い出した。それはもう、止めようもなかった。

本当にこのまま放っておかれるのか? 自慰をして見せれば、トイレに連れて行ってくれるのか……? しかし、もう、真鍋の言葉を疑っている余裕などなかった。真鍋の言葉に縋るしかなかった。

切羽詰まった排泄の苦しみは、朱美の神経を弛緩させた。股間を覆っていた指が動き始めた。
(続く)


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