告白=氏家さと子(33歳)
【3】少年のパンツの中は……
書道塾をはじめたのは一年半前のことです。子供もつくる気がしないので手持ぶさたですし六畳間が玄関脇に空いているのを、遊ばしておくのは勿体ないと私は言いました。
夫は反対しませんでした。少しでもお金になれば夫は喜んでいるのです。少女時代、書道の師範免状を私はとっていたのです。家の近くにビラを張ると何人かの生徒が集まりました。しかしほとんどが小中学生の生徒たちです。筆や硯、半紙などを前に教えていますと、私の欲求不満は解消するかに見えました。
しかしそれは一時的なものでした。生徒の中に美少年を見ますと私はむらむらとしてきたのです。私のいる住宅地は山の手にありますので、みんな良家の子弟ばかりなのでした。みんな素直で従順な子供たち。私の命令は絶対なのです。
中でもYくんという小学六年の男の子は、色白で目鼻だちの整った少年でした。性格も少女のようにやさしく、とてもはにかみやさんです。Kくんというおなじ小学六年の男の子と来ますが、このKくんもまた、Yくんに劣らぬ可愛い子でした。
ただKくんはYくんほど頭はよくありません。調べてみるとYくんはある大手企業の会社員の長男、Kくんは公務員の次男でした。二人はよく喧嘩もしますが、家が近くなので一緒にくるのです。
私はこの二人のうち、まずYくんに目をつけました。あんな美しい顔しているけど、下着の内側はどんなふうだろうかと私は興味を持ちました。というのは私の小学六年時代を思い出したからです。
おませな私はもう自慰をしていました。私の胸はおとななみに発達していましたし、鼠蹊部の恥毛も生えたてです。でも男の子と女の子は、性的発育のテンポが違うようです。私はYくんはまだ、ずっと遅れていると思いました。
ある日の夕方、私はYくんを残しました。
「Yくん、後片付け手伝って」
「はい」
素直にYくんは散らかった半紙類や、乱れた机を直してくれました。授業が終わったとはいえまだ陽が高い、夏の夕方のことでした。私はYくんと二人だけになると、突然Yくんを襲ってみたくなったのです。
「Yくん、そこで下着をとりなさい」
私は命じたのです。
「えっ」
Yくんの白い顔がみるみる朱に染りました。
(続く)
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