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▼ SとMの狭間で揺れる我が秘悦【5】
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告白=氏家さと子(33歳)


毛羽立つ縄を秘裂に擦り付けて自慰に耽る書道教室の女性師範。その脳裏に渦巻いているのは少年生徒たちの若き肉茎を弄ぶ、変態淫女と化した己の姿だった……。被虐願望と嗜虐願望が相克するアブノーマルな性の実態を生々しく綴った告白手記。『S&Mスナイパー』1981年1月号に掲載された読者投稿を再編集の上で紹介しています。


【5】股縄がヌルヌルに

次の書道塾の日、Yくんが顔を見せるまで私は心配で心配で仕方がありませんでした。彼が両親に告げたら……私はハレンチな女師範として新聞ダネになり、ここに住めなくなる……。

私はハラハラしていました。しかしYくんはいつものようにやってきました。ただしその顔は少し怯えているようでした。私は後悔しました。

(Yくん、先生はいけなかったわね、悪いことして……)

私はそう謝りたいくらいでした。けれど私の欲望はまたその数日後、淫らな業火となって燃えさかったのでした。

次の獲物はKくんでした。

「きょうはKくん、手伝っていって」

私はKくんを残すとYくんとおなじように裸にしました。Yくんとそっくりの仕草で、彼は下半身を見せました。

「エッチなことしていないわよね、こんなふうにして……」

私はKくんの、Yくんより少し成熟した部分を指でこすりながら言いました。

「先生……」

Kくんは恥ずかしさで鳥肌立ちました。淡い繊毛虫みたいな生毛が、逆立ちしてふるえているのでした。私はさらにKくんの睾丸を掌で握り締めました。力を入れたり抜いたりすると、そのたびにKくんの呼吸がピクッピクッと波打ちました。

「気持ちがいいの?」

私は含み笑いしながら、じっと少年の顔を見つめます。彼が興奮しているのが私には手にとるようにわかります。

「……」
「正直に答えないともっとひどいことをしますよ」

私は脅かします。私の呼吸もいつしか乱れ、パンティはあふれています。股縄が体液で湿って膨張し、小陰唇をひりひりと刺激するのでした。

「先生……ぼく……」
「答えなさい……ほら、こんなに固くして……お行儀が悪いひとね……」

私は様々にタッチの仕方を変えながら言います。

「はい……」

こっくりとKくんは肯き、その恥じらいにみちた表情が、さらに私を加虐の悦美に酔わせるのでした。

(続く)


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