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▼ 読者体験告白「SM+A感覚少女倶楽部」【12】

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作=Mっ子(まじめっ子)女子高生


部活として学校に認められるために合宿を決意した「新体操部」の面々。合宿場所は人里離れた山の中、これなら練習に打ち込める……と思いきや!? 女子だけのメンバー内で湧き上がった奇妙な感情とは。80年代の匂いに溢れた文体が懐かしい、『S&Mスナイパー』1987年7月号に掲載された読者体験告白を、再編集の上で全15回に分けてお届けしています。


【12】新体操部、最後のミーティング

みんなキャーキャー言って楽しそうにしているのに、わたしだけ仲間はずれにされているみたいで、だんだん悲しくなってきてしまいました。

「わたしだって、してほしいのに!」

半分泣きべそをかきながら怒鳴ってしまいました。

みんな、びっくりしていたけど、やがてクスクス笑い出して、「キャプテンて、だだっ子なんだから。してあげるから泣いてないでこっちに来て」と手招きしてくれました。

こうしてとうとう、この日は11時近くまでこんなことをしていて、すっかり大浣腸大会の日になってしまいました。でも、このお陰でわたしたちの便秘はすっかり治ってしまったのです(本当のことを言うと、治ったどころではなくて、あんまり何度もお水を入れたのでお腹が冷え、この日は1日中下痢で苦しむことになったのでした。ガ〜ン!)。

9日目。この日が実際に練習できる最後の日でした。明日のお昼頃には、伯父さんが迎えに来てくれます。わたしたちは、いつもより早く起きて練習を始めました。最後の練習なので、みんな一生懸命練習しました。

そしてその夜、最後のミーティングをしました。今日までの出来事を話し合ったりしているうちに、なんだか涙が出てきて、みんなしくしく泣きだしてしまいました。

最後の日は、ちょっと寝坊しちゃって、起きるとあわてて掃除や荷物の整理をしました。

前の晩、遅くまでミーティングしてたのと、抱き合って泣いてるうちに、いつの間にかキスなんか始めたりして、ちょっとレズしちゃって、寝たのはもう夜中の2時を過ぎていたからです。伯父さんが迎えに来るまで3時間くらいしかないので、みんな大あわてでした。

やっと掃除と荷物の片づけを終えたのはお昼前でした。みんなへとへとに疲れて座り込んでしまいました。でも、何か忘れ物をしているような気がして、わたしは考えていました。

「いっけない! 服着なくちゃ」

そうです。10日間ほとんどこの格好だったので、慣れっこになってしまったのですが、わたしたちは裸のままでした。

(続く)


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