作=Mっ子(まじめっ子)女子高生
【12】新体操部、最後のミーティング
みんなキャーキャー言って楽しそうにしているのに、わたしだけ仲間はずれにされているみたいで、だんだん悲しくなってきてしまいました。
「わたしだって、してほしいのに!」
半分泣きべそをかきながら怒鳴ってしまいました。
みんな、びっくりしていたけど、やがてクスクス笑い出して、「キャプテンて、だだっ子なんだから。してあげるから泣いてないでこっちに来て」と手招きしてくれました。
こうしてとうとう、この日は11時近くまでこんなことをしていて、すっかり大浣腸大会の日になってしまいました。でも、このお陰でわたしたちの便秘はすっかり治ってしまったのです(本当のことを言うと、治ったどころではなくて、あんまり何度もお水を入れたのでお腹が冷え、この日は1日中下痢で苦しむことになったのでした。ガ〜ン!)。
9日目。この日が実際に練習できる最後の日でした。明日のお昼頃には、伯父さんが迎えに来てくれます。わたしたちは、いつもより早く起きて練習を始めました。最後の練習なので、みんな一生懸命練習しました。
そしてその夜、最後のミーティングをしました。今日までの出来事を話し合ったりしているうちに、なんだか涙が出てきて、みんなしくしく泣きだしてしまいました。
最後の日は、ちょっと寝坊しちゃって、起きるとあわてて掃除や荷物の整理をしました。
前の晩、遅くまでミーティングしてたのと、抱き合って泣いてるうちに、いつの間にかキスなんか始めたりして、ちょっとレズしちゃって、寝たのはもう夜中の2時を過ぎていたからです。伯父さんが迎えに来るまで3時間くらいしかないので、みんな大あわてでした。
やっと掃除と荷物の片づけを終えたのはお昼前でした。みんなへとへとに疲れて座り込んでしまいました。でも、何か忘れ物をしているような気がして、わたしは考えていました。
「いっけない! 服着なくちゃ」
そうです。10日間ほとんどこの格好だったので、慣れっこになってしまったのですが、わたしたちは裸のままでした。
(続く)
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