されど俺の日々【16】
されど俺の日々【16】
次々と凶悪な犯罪を繰り返す正太の犯罪者的性格は中学の頃から如実に現れていた。
●襲撃
男は、美代子の体を奔りものにしているようだった。
その証拠に、
「へっ、よく濡らしやがって」
と男が卑猥な科白を吐いているのが聞こえてきたのだった。
一雄が男の言うままに山の中腹までローレルを乗り入れ、道路から外れた人の気配の全く感じられない窪地に停車させた時、美代子は既にスカートやパンティ類はすべて剥ぎ取られ下半身をむき出しにされていた。
美代子は泣いていた。
時々、
「一雄さん、一雄さん」
と一雄の名前を呼んだ。
どうやら男から何か猥藝な攻撃を加えられるたびに反射的に彼の名前を呼び、虚しい助けを求めているようだった。
山腹に入ってから一雄と美代子はこの世で起こり得る最も悲惨な体験を強いられることになった。
男は車を停車させると、美代子を座席に押し倒し、片足を前の座席に掛けさせ、残りの片足は座席の上に置き、膝を立てさせて両足の間に広い角度を持たせた。
室内燈のオレンジ色の淡い弱い光ではあったが他に全く光の無い所では美代子の秘所を男の目にさらすのに十分であった。
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