晒された秘部 第2回【1】
晒された秘部 第2回【1】
男の目の前で白い裸身が顫え、秘唇が引き裂かれる……。
●妊娠願望
等々力一平は幼い頃から体力的に恵まれない子であった。神経質で、すぐ引き付けを起こし、両親をあわてさせた。又、冬になると風邪をひいて、40度の熱を出すこともしょっちゅうだった。
中学校へ通うようになってから少しは体力もつき、以前ほどには寝込むことはなくなってきたが、同級生の男子と比べると、腕力、持久力等すべての面で体力的に劣っていた。彼の肉体は貧弱で、腺病質の典型的特徴をすべて備えていた。
体力のない一平は、他所で一人前に働くのは無理だと両親は考え、自宅を改造して、タバコの売店を始めた。これであれば、一平は店番をするだけでよいし、あまり動き回る仕事ではなく、体力を消耗することもない。
こうして、一平は中学を卒業すると、上級の学校に進まず、両親の下で、ぶらぶらしながら毎日を送ることとなった。タバコを買いに来る客はそれほど瀕繁に訪れてはこないし、来ても少し待って貰って炬燵から出て行けばよい。こんな生活が一平には最適なのであろうか、あまり大病を患うことなく数年が過ぎた。
一平が早夜を妻として迎えたのは、一平が30歳、早夜が28歳の時であった。
早夜は、色白で、肌理の細かい、ふくよかな肉体を持つ女であった。美人ではないが、そうかといって、器量が悪いというほどでもなかった。十人並み、いや十人並み以上の容貌の持ち主であるといってよかった。性格はその体つきに似て、穏やかで、いつも笑顔を浮かべていた、一平が体力的に劣っている分、早夜は健康な肉体を有していた。
一平からすれば過ぎた女房といえる早夜であった。どうして早夜が28歳になるまで他に嫁がなかったのか、当初一平には不思議であった。早夜は、一平の母親の遠縁にあたる娘であった。法律的には親族ではないほど、遠い親戚であった。
母親が早夜を鳥取の田舎から呼び寄せた時、一平は、早夜が単に、家事の手伝いにだけ来たものではないことを薄々感付いていた。そしてその通りであった。早夜が一平の家に来てから半年後に2人は夫婦となった。
早夜が一平の妻となってから1年後に彼の母親は子宮癌が手遅れとなって死亡した。それから一年後に、後を追うように父親が死亡した。あっという間に一平の家は、彼と妻の早夜との2人きりになってしまった。
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