THE ABLIFE February 2011
新・常識ある大人の為の肉筆紙芝居
酒気帯び運転で人身事故を起こした「くみ子」は、獄中における様々な試練を乗り越えてついに仮釈放の日を迎えた――はずだった!? 死刑制度が廃止され、代わりに奴隷刑が導入された暴虐的パラレルワールドで繰り広げられる、浜不二夫流・奴隷ファンタジー。世界一ツイていない女・丸矢くみ子のエロティックな転落人生は原点以下に舞い戻ってさらなる漂流を続けることに!!翌朝早く、また鎖に曳かれて駅前広場まで歩かされました。そこにはもう、私用の晒し台が組み立てられ、大勢の見物人が取り巻いていました。鞭でお尻をぶたれて台上に追い上げられます。
台の中央に立てられた晒し柱の腕木に首輪の後部を固定されました。腰をシャンと伸ばすことが出来ない中途半端な高さです。股間にあの恐ろしい歩行矯正具を吊るされ、疼痛剤の恐怖に、思い切りお股を広げなければなりません。
広場を埋める人たちが見上げる前で、糸屑一本身に着けていないマッパダカの惨めさ、辛さ。私はもう半分気が遠くなっていました。
執行官様がマイクで宣告します。
「旧人間名、丸矢くみ子。本籍地M市×町×××は、×××の罪により××裁判所にて終身奴隷刑の判決を受け確定した。よって人格を剥奪、戸籍を抹消し、××奴隷登記所に牝奴隷F-262-9703号として登録した。以上公示する」
続いて私の泣き声がスピーカーから流れます。出発の前日、調教監獄でハダカのお尻を鞭でビシビシぶたれながら口にさせられた、屈辱の奴隷の誓いでした。
「私、丸矢くみ子は、終身奴隷刑の判決を頂き奴隷となりました。人間だった昔を忘れ、一生涯苦役を勤めさせて頂いて、犯した罪を償いとうございます。本日は、奴隷となったことをこうして公示して頂きます。どうぞ私の浅ましい姿をよくご覧ください」
涙声で絶叫する私の声に混じって、私のお尻に弾ける鞭の音が響き渡って、見物人はドッと沸き、私は身を震わせるのでした。
私の奴隷の誓いを合図に、中央の柱がモーターで回転し始め、腕木に首輪を固定された私は、否応なく晒し台の上をヨタヨタと回り歩いて、浅ましい奴隷姿を人目に晒すほかありませんでした。
奴隷としての当然の姿、上も下も一糸纏わぬスッパダカ。両手は手錠で厳しく拘束され、家畜の印の首輪、牛や馬と同じ鼻環を付けられ、口に言葉を奪う嵌口具を咥えさせられた私は、腕木に首輪を押さえられて苦しい中腰のまま、パンツさえ穿いていない股を大きく広げて、晒し台の上をヨタヨタと回り歩きました。
最初の周回のとき、どんなに大勢の中でも、すぐに見分けられる父と母の顔が見えました。姉と弟も……多分ムリヤリ座らされた目の前の席で身を縮め、変わり果てた娘の姿を見せられて、針のムシロに座る心地でしょう。私の心は恥ずかしさ、哀しさ、申し訳なさでいっぱいでした。
でも非情なモーターは、容赦なく私を歩かせます。私は哀しく見守る家族の前を、スッパダカで大きく股を広げてヨタヨタと歩いたのです。
晒し台の上を1周回って執行官様の前へ来ると、執行官様は鞭を高く振り上げ、私のハダカのお尻に力一杯振り下ろします。
「バシーッ」
ムキ出しのお尻で鞭が弾けて、嵌口具を咥えた私の口から「グワーッ!」という喚き声が飛び出し、見ている人たちからはドッとどよめきが起きます。
「キャアッ」という悲鳴を上げたのは、母か姉でしょうか、女子高の級友でしょうか。それがどんなに恥ずかしく、辛くても、止まらない腕木に押されて、私は歩き続けるほかありません。
執行官様の前へ行けば、またお尻に鞭が炸裂する。そう判っていても、止まることも逃げることも出来ないのです。お股を広げお尻を振りながらヨタヨタと歩いて行き、またハダカのお尻に鞭を頂戴して「ギャアァーッ」と叫び、お尻の痛さにあられもなく丸ハダカの股を広げてピョンと飛び上がって、見物の人たちに腹を抱えて大笑いされ、指差して嘲笑されるのでした。
モーターとギアの組合せで、晒し柱の腕木の回転は、速くなったり遅くなったり、突然逆に回り出したりします。そのたびに首が締まって、私は「ケエケエ」と鶏みたいな声で泣き喚き、歩調が狂って、歩行矯正具の針が内股に刺さる痛さに悲鳴を上げるのでした。
午前中ぶっ通しで汗と涙にまみれながら恥を晒し続け、昼になってやっと柱の回転が止まります。執行官様や警備の看守様、警官が昼食をとって休憩するためです。もちろん私の拘束は解かれませんが、首輪を腕木に繋いだ鎖が緩められ、ハアハア肩で息をしながら、晒し台の床にブッ倒れての束の間の休息が許されます。
私にも、掃除バケツに汲んだ水が与えられ、恥も外聞もなく、皆が見ている前でバケツに顔を突っ込んで、のどを鳴らしながら水を飲みました。
腕木に押されて歩き続け、鞭でお尻をぶたれて泣き喚いている間は聞こえなかった、見物の人たちの話し声が聞こえます。最前列で、女子高の同級生だった○○子と××子が、キャアキャア笑いながら大声で話しています。
「あら、○○子さん、お久しぶり。あなたも見に来てたのね、くみ子の晒し」
「新聞で見たのよ。奴隷の晒しなんて、この町じゃめったにないことだし、それも高校の同級生のくみ子が晒し者にされるんだもの……参加するのは市民の義務だって書いてあったから来てみたのよ」
「それにしても、あのおとなしかったくみ子が懲役奴隷にされるなんてねえ。信じられない気持ちだわ」
「悪いことをして刑務所に入れられて、そこを脱走しようと、オー空理教の連中と一緒に騒動を起こして、看守さんを殺しちゃったんだって、新聞に書いてあったわ。虫も殺さない顔をしている子ほど、一皮むけば恐ろしいってことなのね」
「フーン、そんなひどいことをしたのなら、奴隷にされても仕方ないわね。奴隷を見るのが初めてってわけじゃないけど、何か気味が悪いから、今までシツカリ見たことなんかなかったのよ。だから奴隷の姿をシミジミ見るのはくみ子が初めてなんだけど、本当に浅ましいものね」
「全部丸出しのマツパダカだもんね。両手は背中で手錠嵌められて、パンティの代わりにお股に鎖穿かされて首輪や鼻環を付けられて……鼻環って、鼻に穴を明けて通してあるんでしょう? 鎖を付けて引っ張られたら痛いでしょうねえ」
「前を通って行く時『くみ子頑張ってーって声を掛けたんだけど、耳に入らないみたい。まあ、聞こえていても、口に大きな玉を咥えさせられてるから返事が出来ないんでしょうし、鞭でお尻をぶたれて泣き喚いていたからそれどころじゃないのね」
「『頑張って』って、ヘンよそれ。運動会じゃないんだから」
「そういえばそうね、ハハハー」
「アラアラ、手を背中で縛られてるから、バケツに顔を突っ込んで水を飲んでるわ。ヤーネ、ハダカのお尻が丸見え、鞭の痕が凄いわ。完全に動物ね。奴隷にされたら人間もお終いね」
「もう人間じゃないのよ。戸籍も抹消されるんですって。ところで××子さん、お昼何食べる? △△ホテルのランチ、美味しいわよ。どう?」
「いいわね、行きましょう」
着飾った2人のクラスメイトがホテルへ食事に行ったあと、私はまた浅ましい格好で首輪を腕木に繋がれ、鞭を浴びてヒイヒイ泣きながら、機械の回転に追われて晒し台の上をヨタヨタと歩きました。
私の『奴隷公示』は3日間続きました。地元の新聞に毎日写真入りで大きく報道され、2日目、3日目と参加する市民が増え、小さな地方都市のM市では、私が奴隷に堕ちたことを知らない人はなくなりました。
親類縁者、近所の人たち、幼馴染み、クラスメイト、私を知っている人全員が、私の浅ましい奴隷姿をその目で見たのです。もうお終いです。もう永久に人間には戻れません。
私自身は身から出たサビかもしれませんが、顔を上げて道を歩くことも出来ない両親、姉弟を思うと、本当に死にたい思いでした。
鎖仲間・牝奴8065号(マリさん)
昔の私を知った人たちの前に死ぬほどの恥を晒し続け、苦役と鞭に泣き喚いた3日間の奴隷公示(晒し)が終ると、私はすぐには元の奴隷調教監獄に戻されず、地元の刑務所の仮監房に収容されました。
私自身には当然のこと何の説明もありませんが、基礎調教が終わって奴隷公示が済んだだけでは、売り物になる一人前(一匹前?)の奴隷とは云えず、こうして出身地や元の勤務先に近い刑務所に預けられ、街頭や公共施設で使役されて、昔お世話になった土地でお詫びのご奉公をするとともに、大勢の人前に浅ましい姿を晒す奴隷の分際を骨身に染みさせるのだそうです。
高い塀に囲まれた刑務所の一角にさらに厳重な鉄扉の建物があり、その中に、私を入れる鉄格子の檻がありました。檻の前で嵌口具を外され、男の看守様に分際鞭を頂戴して大声で泣き喚きました。
後ろ手錠のまま、床に置かれた餌皿に顔を突っ込んで奴隷食をガツガツとすすったあと、靴で裸のお尻を蹴られて檻の入り口から文字通り蹴り込まれ、鼻環を床の金具に鎖で繋がれました。
「ガシャーン! ピーン!」
檻の鉄扉が閉まり、鍵が掛けられる音は、何度聞いても心が凍ります。ここはもともと刑務所なので、檻の外に一晩中消えない薄暗い照明がついていました。広くもない檻の中で白い物体が動いて、私は同房者の奴隷がいたことに気付きました。
もちろん私と同じスッパダカで体中に拘束具を付けられ、鎖に繋がれています。丸裸で、当然化粧っ気はなく、髪もほとんど丸坊主同然ですが、胸にフックラと乳房があって、牝だと判ります。
薄暗い電灯の下では年がよく判りませんが、私より少し年上の感じでした。
「我が家へようこそって言いたいけど、よくはないわね、ここも地獄だもの。でも、仲間が出来て嬉しいよ。私は○○マリ。アア、もう私の名前はマリじゃないんだね。牝奴隷F-270-8065号か、チェッロ悔しいね。まあ、よろしく。奴隷どうしは助け合うってことさえ出来ないけど、心で慰め合うことくらいは出来る。それだけでもずいぶん心強いよ」
いきなり話しかけられてドギマギしました。スッパダカで後ろ手錠の自分の姿が恥ずかしくて身悶えましたが、彼女も何の変わりもない、糸一本身に付けていないスッパダカです。
「フフフ、話しかけられてびっくりしてるね。調教監獄では全員四六時中嵌口具を噛まされてるから、奴隷どうし話をするなんてことは絶対にないもんね。こうやって地方の刑務所に預けられると、その辺は緩やかだよ。鞭もあそこよりはずいぶん少なくてすむ。分際鞭は頂戴するけどね。その代わり、毎日町へ引っ張り出されて使役される。塀の外だから施錠は厳重だよ。鎖に繋がれて、公園や街の公衆便所の清掃、駅前広場だの道路だののコンクリート磨き、家庭の生ゴミ集め。町中の人にハダカをジロジロ見られ、靴で蹴飛ばされ唾を吐き掛けられ……奴隷だから仕方ないけどねえ。オヤ、あんた9ナンバーなの? ってことは終身奴隷? その若さで……何をやったの?」
苦役のお礼や奴隷の誓い以外の言葉を自分の口で喋るなんて、何カ月ぶりかのことでした。私は涙をこぽしながら、夢中で自分の境遇をマリさんに話しました。
「もう少し小さな声でお話しよ。私たちはいつでも私語禁止なんだ。見回りの看守に聞かれたら、ここでもやっぱり鞭を頂戴するよ。フーン、看守殺害脱獄か、そう判決されちゃったら、やっぱり終身奴隷だわねーえ。可哀相に……と言ってる私だって懲役奴隷刑30年よ。何とか勤め上げられたって、60歳過ぎてるんだ。看守様に言われたけど、そんなに長い間奴隷をやってたら、刑期が明けても人間に戻れないだろうって……。自由になったらどうやって生きていっていいか判らなくなってるから、結局は奴隷に志願して飼って頂くほかない。つまりは私も終身奴隷なんだわ。死ぬまでこうして手を縛られて暮らすのね。アア、涙が出たら顔が痒くなってきた。後ろ手錠って残酷ね。自分の顔さえ手でかけないんだから。こうやって床にこすり付けるしかない。まるで獣みたい……アアそうか。まるでじゃなくて、私は本当に畜生なんだわね、ホホホ……」
床に顔をこすり付けたのでしょう。コンクリートに鼻環がチリチリと鳴りました。
「顔の真ん中にこんな物をブラ下げられて、本当に情けないわね。身から出たサビには相違ないけど……」
先輩牝奴隷8065号・マリさんの声も涙声でした。ナースだったマリさんは、恋人の医師が同僚のナースと浮気していると知って逆上し、病院で彼が飲むコーヒーに毒を入れたのだそうです。
「ナースって、その気になれば回りにいろんな薬があるのよ。量が少なくて死ななかったんだけど、何人も巻き添えを食って死にかけたもんで……お互い様だけど、このザマってわけよ。やってはいけないことをした私が悪いんだけど、奴隷の暮らしって本当に地獄だわね。奴隷監獄の中で看守様たちに鞭で調教されるのは、仕方ないって諦めてたけど。辛かったのはお詫び奉公ね。当然ながらそれまで勤めていた病院へ連れていかれて……男はもうそこを辞めてたけど、彼と浮気していたナースはまだ勤めていてね。トコトン苛められたわ。キチンと白衣を着た彼女の前に、パンツさえ穿いていないスッパダカ、手錠を嵌められ首輪鼻環を付けられたこの姿で土下座させられて、靴の裏を舐めさせられ、蹴り飛ばされ、鼻環を吊られて立ちも座りもならない中腰で、『私は淫乱牝ブタです。どうぞお嬲りください』と大声で言わされて……。あいつこそ誰とでも寝る淫乱だって評判だったのに。お詫びの言葉を叫びながら、散々鞭でぶたれたわ。鎖で繋がれていなければ、殺されたっていいと思って飛び掛かっていたと思うけど、飛び掛かるどころか鞭のお礼まで言わされたわ……。職員にも患者さんにも、私を知っている人が大勢いて……私がお詫び奉公に来ているって告示されてるから、皆が見に来るのよ。その前で、スッパダカで使役されるのは本当に辛かったわ。トイレの掃除に患者さんが使った便器や尿瓶の洗浄。手を使わせてもらえず、ブラシを口で咥えて洗わなければならない。ウンコの混じった水を、ゲーゲー言いながらお腹一杯飲まされたわ」
言っても仕方のない愚痴。でも、せめて誰かに聞いてほしかったのでしょう。牝奴隷8065号・マリさんの泣きながらの話は、ボソボソと遅くまで続きました。
(続く)
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