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小林電人が贈る官能羞恥小説、ついに第三章開始!
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サイト「羞恥学園新聞」で羞恥とアナルにこだわった小説を連載し、マニアたちから熱い支持を得ている女子高教師の藤井慎治。サイトの熱烈な女性ファンである"ナル"が、作品中で羞恥責めされるキャラ"しのぶ"のモデルである女生徒"忍"と同一人物だった。突然の学校内での告白に戸惑う藤井。放課後にふたりは待ち合わせて、カラオケボックスに入る。その場で忍はスカートを自らまくりあげるよう命令され、藤井に下着を見られながら言葉で嬲られると失神してしまうのだった。究極の羞恥奴隷を得た藤井。最上のご主人様を得た忍。二人の新しい調教生活が始まる......。
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第三章 初めての羞恥調教

I 忍 4

最初の調教は今度の土曜日に決まった。忍にとっては何もかもが初めての記念すべき日になるのだからと、藤井はシティホテルのスーペリアル・ダブルの部屋を取ってくれた。

「おれは安月給の教師だから、毎回こんな贅沢が出来るわけじゃないけど、忍の最初の思い出くらいは作ってあげたいんだ」

藤井のそんな言葉に忍は、幸せで胸がいっぱいになった。と、同時に未知への期待と不安も感じていた。藤井は、いったいどんなことを自分にするつもりなのだろう。何をされても受け入れる覚悟はあった。しかし、やはり初体験への恐怖を拭いさることは出来ない。

たぶん私は、その日に処女を失うことになるんだ......。破瓜はとんでもなく痛いのだと友人から聞いた時から、ノーマルなセックスに対しての恐怖心が忍の心に重くのしかかっている。もっと過激なSMプレイに対しては、受け入れられる気分なのに、なぜか処女喪失の痛みが、忍には一番の恐怖なのだ。藤井を自分の体の中に受け入れたいという気持ちは強いのだが、性に目覚めた頃に擦り込まれた恐怖感は、どっしりと忍の心の中に居座って動こうとはしない。

その一方で、もうひとつの恐怖もある。この間、藤井に恥ずかしい言葉を言わされただけで興奮のあまり失神し、キスだけでイキそうになった自分である。これが本格的なプレイを受けたら、一体どうなってしまうのだろう。頭がおかしくなってしまうかもしれない。想像するだけで、体の奥が熱くなってしまう。

しかし、藤井から土曜日までオナニーをすることは禁じられている。期待と不安に胸を焦がしながら、じっと土曜を待つしかない。

それでも忍は学校では、大人しく成績の優秀な生徒をしっかりと演じていた。今までと何一つ変わらりなく生活するように。それは藤井から固く命じられたことだった。もちろん学校での藤井と接した時の態度も、変えることのないように言われている。

毎晩、交わす携帯電話やインターネットでのメールのやりとりも、万が一にも他人にも知られることのないように、メールは全てロックしたフォルダの中に入れておくようにと藤井から細かく指示が出ていた。

そうした藤井の病的なまでの用心深さも、忍には頼もしいものに思えていた。調教と言われるまでもなく、既に忍は藤井に心の全てを奪われてしまっているのだ。

これまで、毎晩のように耽っていたアナルオナニーを禁じられたのは、忍にとっては辛いことだった。ましてや、これまでは自分の中の妄想にすぎなかった「ご主人様」とのプレイが数日後に現実になるのだ。そんな状況が、いやがおうにも忍の性欲をかき立てる。もちろん藤井に内緒でこっそりオナニーをすることも出来るのだが、藤井に心酔してしまっている忍にはそんな考えすらできなかった。ありあまる性欲を抱え込んだ同世代の男子学生と同じように、ただひたすら悶々としながら土曜日を夢見るだけだった。

金曜日の最後の授業は、偶然にも藤井の教える化学だった。藤井は、忍が憎らしく思うほどに平静な態度を取っていた。たまに忍と目が合っても、何の反応も見せない。忍の方は、つい笑顔になってしまうのを必死に堪えているというのに。もしかしたら、これまでのことは私の妄想だったのでは、と忍が思ってしまうほどの見事な無反応だった。しかし、授業の終わりのベルが鳴った時、一瞬だけ藤井は忍と目を合わせて、軽く微笑んだ。意味のないような表情だったが、忍には自分に向けたメッセージなのだとわかった。キュンと体の奥が熱くなり、思わず表情が緩む。

「ああ、今週も終わったぁ」

隣の席の志村茜が、大きく伸びをして、首を回す。茜は、忍が最近一番仲のいいクラスメートだ。中学時代からつきあっているという彼氏がいて、忍は男女関係について相談されたりしている。茜にとっては、忍は純情で奥手な女の子であり、相談にかこつけて、のろけているだけなのだが。

「忍って、可愛いのに、どうして彼氏できないんだろうね」

と口癖のように言い、何かにつけて男の子を紹介しようとする。どうやらそれは自分の彼氏の友達らしい。もともと同じ年の男子には、あまり興味のない忍は、いつもその申し出をやんわりと断っていた。

「ねぇ、忍って、男とちゃんとつきあったことってないんでしょ?」
「うん、まぁ......」
「まさかレズとか?」
「そんなわけないでしょ。ただ、あんまり気になる子がいないから......」
「望みが高すぎるんじゃない? あ、そういえばオジサン好きだよね、忍。なんか昔の映画とか好きだし」
「そうかなぁ、まぁ、年上の人の方がいいとは思うけど」
「でも好きになっちゃえば、好みのタイプとか変わるよ。私も、最初はタツヒコのこと、全然タイプじゃなかったもん」

タツヒコとは茜の彼氏だ。同じ市の、まあまあのレベルの私立進学校に通っている。茜と一緒の時に何度か会ったことがあった。茜がトイレで席を外した途端、忍にモーションをかけてきたことがあったりしたため、あまりいい印象を持っていない。

「ていうかさ、忍って性欲とかないの? 私、ダメだなぁ。男、切らせないよ」

突然、平井美緒が話に加わってきた。肉感的な唇を持った子だ。

「え、そんな。そんなこともないけど」

ストレートに言われて、忍は慌てる。

「忍、ほっといたら、ずっと処女でいそうだよね。結婚まで守っちゃうとか言ってさぁ。そこが忍の可愛いところなんだけど」
「あんたみたいなヤリマンが言うことじゃないでしょ」
「えー、茜だって人のこと言えないじゃん。彼氏、サル状態でしょ」

茜と美緒は、そんな軽口を叩き合って笑う。女子高での会話は、かなり露骨だ。彼女たちは、あけすけに性体験を報告しあう。

そんな二人のやりとりを、忍は複雑な笑顔を浮かべて聞き流す。クラスメートたちは、忍を奥手な女の子だと思い込んでいるのだ。本当は、忍の知識や考えていることは、この二人とは比べものにならないくらいディープなものなのに。そして、明日には、恐らくクラスメートの誰もが想像もしたことのないような経験をするはずなのだ。

「じゃあ、お先に」

忍は鞄を手に立ち上がった。

「ねぇ、忍は今週末どうしてるの?」

忍はニッと笑顔を見せた。

「デート」

茜と美緒は声を合わせて驚く。

「マジ? 相手は?」
「内緒。じゃあね」

不思議な優越感を感じながら、忍は教室を後にした。あと24時間もしないうちに、藤井と二人っきりになれる。そして、自分が今まで妄想していたことよりも、ずっとすごい快感を味わうこことができるのだ。

バスの中でつり革につかまりながらも、忍は明日のことを考えてしまう。藤井はどんなことを命令してくるのだろう。きっとお尻を高く上げた四つんばいのポーズにされるはずだ。「羞恥学園新聞」で、お仕置きを受ける女の子たちは必ずといっていいほど、そのポーズを取らされ、教師たちに尻たぶを開かれ、お尻の穴を丸出しにされるのだ。藤井が大好きなポーズなのだろう。忍は、自分がそんなポーズを取らされていることを想像してしまう。尻肉を思い切り広げられて、恥ずかしい窄まりを藤井に至近距離から眺められてしまうのだ。体の奥が痺れるように熱くなり、液体がトロリと流れ出してくるのが自分でもわかった。

やだ、下着が濡れちゃう......。そう気づいても妄想は止まらない。

バスの中には、忍と同じように下校する大勢の女学生が乗っていた。そして営業回りの最中と思われる中年サラリーマンなど多くの乗客が乗っていた。

後頭部が無惨に禿げ上がった中年サラリーマンの一人が品定めをするような目で、女学生たちを一人一人眺めていた。妄想の中で彼女たちを一人一人、裸にして嬲っているのだ。

ああ、あの茶髪でスカートを思い切り短くしているギャルっぽい子は、どうせ淫乱に違いない。いけすかないイケメンどもの公衆便所なんだろう。そんな女の使い古した穴には、俺様のチンコを入れてやるのはもったいない。お前は跪いて俺様の足の指でも舐めていやがれ。その隣の子は、少しだけでも髪を染めているのはマイナスだが、なかなか可愛らしいじゃないか。制服の上からでもオッパイが大きいのはわかる。よし、お前は俺様のチンポをしゃぶることを許してやろう。自慢のオッパイでパイズリすることも忘れるな。

さて、今どきの女の子には珍しく真面目そうな子がいるじゃないか。少々地味だが、よく見ると顔立ちもなかなか整っているし。あんな清楚な子をヒイヒイ言わせてみたいものだ。ああいう地味そうな子ほど、一度スイッチが入ると、すごい反応をするもんだ......。

男は、AVやエロ雑誌で仕入れた貧弱な知識に基づいて、そんな妄想を広げていく。

あの子をすっぱだかにひん剥いたら、どんな羞恥に悶える声を上げるだろう。『おじさま、堪忍して。恥ずかしい姿を見ないで下さい』なんて哀願するだろうか。それでも俺様は許さずに、あの子の全身を撫で回し、舐め回すのだ。ほうら、恥ずかしがってるくせに、もうこんなに濡らしてるのか。よしよし、俺様のチンポをぶち込んでやるからな。さぁ、大きく脚を開いて、奥まで飲み込むんだ......。

男がそこまで妄想したところで、バスが止まった。男の会社がある停留所だった。男は、妄想を中断すると、名残惜しそうに制服姿の忍を一瞥し、そしてバスを降りていった。

降りながらも考える。ああ、一度でいいから、あんなおぼこい娘を、一から手ほどきしてやりたいものだ......。

忍は、男が自分を見ながらそんな妄想をかき立てていたとは全く気づかずに、自分自身の妄想にどっぷりとはまっていた。

先生はバイブレーターやローターみたいな道具も持ってくるのかな。あれは、いったいどんな感じなんだろう。AVや小説だと、ものすごい快感らしいんだけど、ブルブル細かく振動するだけで、そんなに気持ちいいのかな。想像もつかない。それよりも、先生の舌で舐められたら、きっとすごく気持ちいいんだろうな。この間のキスであんなに気持ちよかったんだから、おっぱいや、あそこを舐められたりしたら、また失神してしまうかもしれない。ああ、でも、そんなところを舐められるなんて、恥ずかしすぎる。気持ちいいよりも、恥ずかしくて、おかしくなってしまいそう。

それから、先生は浣腸もするのかもしれない。女の子にとって、一番恥ずかしい責めが浣腸なんだというのが、先生の考え方なんだもの。まだナルが女だって言わなかった時に、そういう話を何度もメールでやりとりしたっけ。既存のSM系AVでの浣腸シーンは、女の子が恥ずかしがらないから、ただのスカトロで、そういう趣味のない自分に取っては何の意味もないって、先生は言ってた。もし、先生に浣腸されちゃったりしたら、いっぱい恥ずかしがろう。そうしたら先生は喜んでくれるかな。でも、そんなこと考えなくても、十分に恥ずかしすぎる。ああ、だめ、絶対にそんなことできない。先生の前でそんなことされて、そんな姿を晒すなんて、恥ずかしくておかしくなっちゃう。でも、先生がそれを望むんだったら......。ううん、きっと私もそれを望んでるんだ。先生に恥ずかしい姿を見てもらいたい気持ちがあるんだもの。でも、やっぱりだめ。そんなことできるはずない。ああ、どうしよう......。

中年男が考えていた以上に、過激な妄想が忍の頭の中でグルグルと廻っていた。やがてバスは忍の目的地に到着した。忍は頬を真っ赤にしていた。端から見れば混雑の暑さでのぼせたと思われるだろう。しかし、到着した時に忍のショーツは、歩くときに不快になるほどグッショリと濡れていた。

あと二十数時間後に忍の人生初めての調教が始まろうとしていた。

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電人blog
「理想のSMビデオを作りたい!」
http://denjin.5.dtiblog.com/

 
著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。
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07.04.30更新 | 小説  >  羞恥の教室