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官能羞恥小説の新鋭、小林電人衝撃のデビュー作登場!
サイト「羞恥学園新聞」で羞恥とアナルにこだわった小説を連載し、マニアたちから熱い支持を得ている女子高教師の藤井慎治。ある熱烈な女性ファンと会う約束をしながらドタキャンされた藤井は、やりきれぬ思いをぶつけるように、実在の女生徒をモデルに新作羞恥責め小説を発表する。マニアたちから続々と寄せられる反響の中に、約束をドタキャンしたナルからのメールがあった。
第一章 女子校教師の密かな愉しみ
III ナル 2
ナルにドタキャンを食らった悔しさをぶつけるかのように、自宅へ帰った藤井は教え子である仲村忍をモデルにしたキャラクターを辱める小説を一気に書き上げ、自らのサイト「羞恥学園新聞」にアップロードした。すっぽかされたところに、たまたま出くわしただけで、そんな目にあわされる仲村忍は、とんだとばちっりだ。もっとも彼女は、そんな事実を知るはずもないし、もし知ったとしたら大変な問題になるのだが。
少なからずファンのいる「羞恥学園新聞」では、新作の小説をアップする度に、すぐに掲示板への書き込みやメールでたくさんの感想が届く。特に今回は一番人気のあるキャラクターである高橋しのぶへのおしおきシーンということもあって反響は大きかった。
そうしたメールの中にまぎれて、ナルからのものがあった。
「今日は本当に申し訳ありませんでした。実は待ち合わせの場所まで行っていたのです。そして遠くからS学園長様の姿も見ていたのです。私が想像していた以上に素敵な方でした。ああ、もしかしたら私はあの方に、調教していただけるのかもしれない。そう思ったら、あまりの緊張で息が苦しくなってしまいました。まともに歩けないほどだったのです。こんな調子でお会いして、変な女だと思われて敬遠されてしまったらどうしよう。そんな不安にかられて、ついお会いするのを延期させていだだいたのです。
私のあまりの勝手な行動にあきれてしまわれているかと思います。どんなに謝っても許してもらえないかもしれません。
言い訳にはならないでしょうが、まだお話していなかった私の秘密を告白させて下さい。お恥ずかしい話ですが、私はまだ一度も男の方とおつきあいしたことがありません。そして、性的な関係を持った方もいません。そう、私はまだ処女なのです」
ナルは小学六年生の頃に友達からセックスという行為の詳細を聞いた。それまでもぼんやりは気づいていたものの、自分の股間のあの部分に男性の性器が挿入されるのだと改めて聞かされると、興味よりも恐怖感が先に立った。その時、男性の性器は大きく太くなるらしい、そして初めての時は非常に痛いらしい......そんな情報が追って耳に入るにつれ恐怖は確固たるものへとなっていった。
中学生になると、そうした情報がますます耳に入ってくる。さらには実際に自分が体験したという子まで周りに現れる。
「すごく痛かった」「たくさん血が出た」
そんなリアルな感想を聞くと、ナルのセックスへの恐怖は、もうどうにも動かしがたいものになっていた。
しかし、その一方でナルは早熟な子でもあった。本を読むのが好きだった彼女は、中学一年生の頃には、子供向けの小説では物足りなくなり、大人向けの小説をむさぼり読んでいた。その中にはエロティックなシーンが含まれている小説が多数あり、彼女の幼い性欲を刺激した。これは読んではいけないものだと思いつつも、意識的にそうしたシーンを何度も読み返した。その度に体がムズムズして熱くなった。やがてクリトリスを指で刺激することを覚え、オナニーに耽るようになった。
その一方で、実際のセックスに対しては恐怖感を持っていた。現実の男性にすら恐怖を持つようになり、クラスメートの男子でも、ひたすら接触を避けた。
あの子は真面目で奥手な子だ、友人にそう言われながらも自分の部屋の中では、オナニーに耽っていた。偶然に道端で拾ったSM雑誌がさらに彼女の性欲に火をつけた。相手を恥ずかしい目にあわせることで興奮する人間と、恥ずかしい目にあわされることで興奮する人間がいるのだということを、その雑誌から学んだ。机の奥深くに隠したその雑誌を中学生の少女はボロボロになるほど読み返し、オナニーに耽った。
その雑誌から学んだ大きなことがもうひとつあった。お尻の穴、肛門で感じる淫らな女がいるということである。その雑誌に出てくるたくさんの「恥ずかしい目にあわされると興奮する女」のほとんどが肛門を嬲られて感じていた。肛門も重要な性感帯なのだと、ナルはその雑誌から学んだ。
ある時、ナルはいつものようにオナニーに耽りながら、ふとした気まぐれで自分の肛門に指を伸ばしてみた。指先が触れた瞬間に全身に電撃が走るような快感に襲われた。
ああ、これだ。これなんだ。私はお尻で感じる変態なんだ。ナルは一瞬で理解した。そして興奮に任せて指を窄まりの中へ沈めてみた。痺れるような快感があった。
痛みへの恐怖で、性器の中に指を入れるなどということは全く考えられなかったナルだが、なぜか肛門には平気で挿入できた。痛みもなく、ただ快感だけがあった。
その日からナルは肛門オナニーの虜となった。最初はクリトリスと同時に愛撫することによって絶頂を極めていたが、やがて肛門への刺激だけでイケるようになっていた。
そのうちに男性恐怖症はだいぶ薄れ、告白されてつきあったことも何度かあったが、いずれも自分の性癖が重荷になって別れた。こんな性癖がある変態女なのだと、まともな男性に言えるわけがない。ナルはますます妄想と肛門オナニーに耽っていった。
そんな中で出会ったのが「羞恥学園新聞」であり、S学園長だった。もしかしたら、この人なら私を受け入れてくれるかもしれない。そして待ち合わせの場所で実際の藤井を遠くで見た瞬間に緊張が極限まで高まってしまったというのだ。
「勝手なことを言う女だと怒るかもしれませんが、もし許して下さるのでしたら、もう一度だけお会いするチャンスを下さいませんか」
ナルからの長い長い告白のメールは、そう結ばれていた。
妄想にまみれながらアナルオナニーに耽る処女。想像すると何とも淫猥な存在だが、それも男に相手にされそうにもない不細工な女性だからではないか、などと藤井はつい考えてしまう。いや、だいたいが、そんなに上手い話があるはずがないのだ。これはきっと男性が面白がって手のこんだ悪戯をしかけているに違いない。さっきも待ち合わせの場所で藤井がシビレを切らしているのを見て嘲笑っていたのだろう。
藤井は、それを確かめるために返事のメールを書いた。
「メールありがとうございます。大変興味深い告白でした。これが本当だとすれば、私にとって理想のパートナーに巡りあえたと言えるかもしれません。しかし、正直言いまして、私はあなたの言葉を確証を持って信じることはできません。素性をいくらでも偽れるネットでは、男性が女性を演じて相手を陥れるネットオカマという存在が跋扈しているからです。臆病者だと笑っていただいても構いません。それでも、もしあなたが私に信用して欲しいというのでしたら、今、この瞬間の姿をデジカメで撮影してメールで送ってもらえませんか?」
普段の藤井なら、こんなぶしつけな申し出はしない。しかし、昼間のドタキャンの時点で、ふっきれてしまっているのだ。これでナルが怒って関係が切れてしまっても、もう惜しくはない。
これでさよならかな、との思いを込めて藤井は送信ボタンを押した。
一時間後、ナルからの返信メールが届いた。メールソフトで確認すると添付ファイルのマークが付いていた。まさか......、藤井は期待を抑えながら、まずはナルからのメールの文面を読んだ。
「S学園長様が、私を信用していただけないのは当然です。思い切って画像を送ります。ただ、まだ顔だけは許して下さい。その代わりに女性であることを信用してもらうために、体を写しました。
恥知らずの女だと思わないで下さい。私にとって親やお医者さん以外の異性に裸を見せるのは、これが初めてのことなのです。勇気をふりしぼって撮影しました。これで私を信じてもらえるでしょうか」
なに、ヌード画像だって? 思わぬ展開に焦りながら藤井はメールソフトをクリックし、添付ファイルを開いた。
パソコンのモニターに展開された画像は、手を伸ばして携帯電話のカメラを自分に向けて撮った、いわゆる自画撮りと思われるものだった。首から上は画面から切れているが、その下の裸身は、はっきりと映っていた。美しい肉体だった。やや細身ともいえる肉付きだが、乳房は綺麗な半球を描いていた。キュンとくびれた腰から下半身への曲線が何とも悩ましい。真っ白な肌の上で煙るような淡い陰毛までが見て取れた。
そして左手は腰のところで一枚の紙をカメラに向けて持っている。その紙にはこう書かれていた。
「S学園長様 ナルの恥ずかしい体をご確認下さい」
この画像が、別人のものであるという疑いを晴らすためのものだろう。これは間違いなくナルの裸身なのだ。藤井は思わず唾を飲み込んだ。
「S学園長よりだいぶ年下」という言葉から、ナルは20代半ばか後半くらいであろうと藤井は考えていた。メールの文面の丁寧さや、趣味からそう推定したのだ。しかし、ここに映し出されている裸身は、もっと瑞々しいものだった。20代前半、いやひょっとしたら10代の可能性もあるほどだ。一瞬、藤井の脳裏に学校の女生徒たちの肢体がよぎったほどだ。しかし、いくらなんでも、そんなことはないだろう。幼児体型の成熟した女性はいくらでもいる。たまたま幼い体型の二十代後半の女性なのだろう。
いずれにせよ、美しい肉体だった。こんな肉体を持った女性を思う存分、辱めることが出来たら......。そしてもしかしたら、それは現実のものとなるかもしれないのだ。
いや、そんな上手い話があるはずがない。出来すぎだ。慎重な性格の藤井は、まだナルを信じ切ることができなかった。これがまだ中年女のゆるんだ肉体が映っていたとすれば、素直に受け入れただろうが。
「素晴らしく美しい肉体で驚きました。この写真が本当にあなたのものだとしたら、そしてあなたの告白が真実なのだとしたら、私はそれを初めて見せてもらった世界一の幸せ者だと言えましょう。ただし、あなたが告白の通りの女だと言うならば、私に見せる写真はこういうものではないでしょう。あなたが私に一番見てもらいたい、一番恥ずかしい部分の写真を、すぐに送りなさい」
やりすぎかと言う気もないわけではなかったが、もしナルが本当にあの告白通りの女ならば、従うという直感があった。これで引くようならば、そこまでの話だ。
10分もしないうちに、ナルからの返信メールが届いた。またも添付ファイルがついていた。クリックするのも、もどかしく藤井はメールを読んだ。
「恥ずかしいです。S学園長様がおっしゃっている場所がどこなのかわかる自分も恥ずかしいです。そんな恐ろしい命令に従える女の子なんていないと思います。
でも、それくらいのことをしなければ、許していただけないのですね。
自分でも、自分のこんな恥ずかしい部分を見たことも、ましてや写真に撮るなどということもありませんでした。
命令されたとはいえ、こんなに恥ずかしいことをしてしまう私を軽蔑しないで下さい」
ナルは完全にM女モードに入っていた。辱めを受ける自分に酔っていると言ってもいいだろう。そしてまた藤井も、調教者の気分になりきっていた。
藤井は震える指先でマウスを動かし、添付ファイルをクリックして画像を開いた。
モニターに瑞々しい肉の双丘が映し出された。セルフタイマーで撮影されたとおぼしき、その写真には、突き出した尻肉を自らの指で左右に思い切り開くという、破廉恥極まりない姿が映っていた。
限界まで広げられたために、綻びひとつない可憐な蕾は、その皺が引き延ばされるまでに露になっていた。
それは、ついさっき藤井が書いた小説の中の被虐のヒロイン、しのぶが取らされていた究極の羞恥のポーズそのものだった。
そのすぐ下で口を開く肉の亀裂が、ひと目でわかるほどに溢れ出した蜜で濡れそぼり、淫らに輝いているところまで、一緒だ。
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官能羞恥小説の新鋭、小林電人衝撃のデビュー作登場!
サイト「羞恥学園新聞」で羞恥とアナルにこだわった小説を連載し、マニアたちから熱い支持を得ている女子高教師の藤井慎治。ある熱烈な女性ファンと会う約束をしながらドタキャンされた藤井は、やりきれぬ思いをぶつけるように、実在の女生徒をモデルに新作羞恥責め小説を発表する。マニアたちから続々と寄せられる反響の中に、約束をドタキャンしたナルからのメールがあった。
第一章 女子校教師の密かな愉しみ
III ナル 2
ナルにドタキャンを食らった悔しさをぶつけるかのように、自宅へ帰った藤井は教え子である仲村忍をモデルにしたキャラクターを辱める小説を一気に書き上げ、自らのサイト「羞恥学園新聞」にアップロードした。すっぽかされたところに、たまたま出くわしただけで、そんな目にあわされる仲村忍は、とんだとばちっりだ。もっとも彼女は、そんな事実を知るはずもないし、もし知ったとしたら大変な問題になるのだが。
少なからずファンのいる「羞恥学園新聞」では、新作の小説をアップする度に、すぐに掲示板への書き込みやメールでたくさんの感想が届く。特に今回は一番人気のあるキャラクターである高橋しのぶへのおしおきシーンということもあって反響は大きかった。
そうしたメールの中にまぎれて、ナルからのものがあった。
「今日は本当に申し訳ありませんでした。実は待ち合わせの場所まで行っていたのです。そして遠くからS学園長様の姿も見ていたのです。私が想像していた以上に素敵な方でした。ああ、もしかしたら私はあの方に、調教していただけるのかもしれない。そう思ったら、あまりの緊張で息が苦しくなってしまいました。まともに歩けないほどだったのです。こんな調子でお会いして、変な女だと思われて敬遠されてしまったらどうしよう。そんな不安にかられて、ついお会いするのを延期させていだだいたのです。
私のあまりの勝手な行動にあきれてしまわれているかと思います。どんなに謝っても許してもらえないかもしれません。
言い訳にはならないでしょうが、まだお話していなかった私の秘密を告白させて下さい。お恥ずかしい話ですが、私はまだ一度も男の方とおつきあいしたことがありません。そして、性的な関係を持った方もいません。そう、私はまだ処女なのです」
ナルは小学六年生の頃に友達からセックスという行為の詳細を聞いた。それまでもぼんやりは気づいていたものの、自分の股間のあの部分に男性の性器が挿入されるのだと改めて聞かされると、興味よりも恐怖感が先に立った。その時、男性の性器は大きく太くなるらしい、そして初めての時は非常に痛いらしい......そんな情報が追って耳に入るにつれ恐怖は確固たるものへとなっていった。
中学生になると、そうした情報がますます耳に入ってくる。さらには実際に自分が体験したという子まで周りに現れる。
「すごく痛かった」「たくさん血が出た」
そんなリアルな感想を聞くと、ナルのセックスへの恐怖は、もうどうにも動かしがたいものになっていた。
しかし、その一方でナルは早熟な子でもあった。本を読むのが好きだった彼女は、中学一年生の頃には、子供向けの小説では物足りなくなり、大人向けの小説をむさぼり読んでいた。その中にはエロティックなシーンが含まれている小説が多数あり、彼女の幼い性欲を刺激した。これは読んではいけないものだと思いつつも、意識的にそうしたシーンを何度も読み返した。その度に体がムズムズして熱くなった。やがてクリトリスを指で刺激することを覚え、オナニーに耽るようになった。
その一方で、実際のセックスに対しては恐怖感を持っていた。現実の男性にすら恐怖を持つようになり、クラスメートの男子でも、ひたすら接触を避けた。
あの子は真面目で奥手な子だ、友人にそう言われながらも自分の部屋の中では、オナニーに耽っていた。偶然に道端で拾ったSM雑誌がさらに彼女の性欲に火をつけた。相手を恥ずかしい目にあわせることで興奮する人間と、恥ずかしい目にあわされることで興奮する人間がいるのだということを、その雑誌から学んだ。机の奥深くに隠したその雑誌を中学生の少女はボロボロになるほど読み返し、オナニーに耽った。
その雑誌から学んだ大きなことがもうひとつあった。お尻の穴、肛門で感じる淫らな女がいるということである。その雑誌に出てくるたくさんの「恥ずかしい目にあわされると興奮する女」のほとんどが肛門を嬲られて感じていた。肛門も重要な性感帯なのだと、ナルはその雑誌から学んだ。
ある時、ナルはいつものようにオナニーに耽りながら、ふとした気まぐれで自分の肛門に指を伸ばしてみた。指先が触れた瞬間に全身に電撃が走るような快感に襲われた。
ああ、これだ。これなんだ。私はお尻で感じる変態なんだ。ナルは一瞬で理解した。そして興奮に任せて指を窄まりの中へ沈めてみた。痺れるような快感があった。
痛みへの恐怖で、性器の中に指を入れるなどということは全く考えられなかったナルだが、なぜか肛門には平気で挿入できた。痛みもなく、ただ快感だけがあった。
その日からナルは肛門オナニーの虜となった。最初はクリトリスと同時に愛撫することによって絶頂を極めていたが、やがて肛門への刺激だけでイケるようになっていた。
そのうちに男性恐怖症はだいぶ薄れ、告白されてつきあったことも何度かあったが、いずれも自分の性癖が重荷になって別れた。こんな性癖がある変態女なのだと、まともな男性に言えるわけがない。ナルはますます妄想と肛門オナニーに耽っていった。
そんな中で出会ったのが「羞恥学園新聞」であり、S学園長だった。もしかしたら、この人なら私を受け入れてくれるかもしれない。そして待ち合わせの場所で実際の藤井を遠くで見た瞬間に緊張が極限まで高まってしまったというのだ。
「勝手なことを言う女だと怒るかもしれませんが、もし許して下さるのでしたら、もう一度だけお会いするチャンスを下さいませんか」
ナルからの長い長い告白のメールは、そう結ばれていた。
妄想にまみれながらアナルオナニーに耽る処女。想像すると何とも淫猥な存在だが、それも男に相手にされそうにもない不細工な女性だからではないか、などと藤井はつい考えてしまう。いや、だいたいが、そんなに上手い話があるはずがないのだ。これはきっと男性が面白がって手のこんだ悪戯をしかけているに違いない。さっきも待ち合わせの場所で藤井がシビレを切らしているのを見て嘲笑っていたのだろう。
藤井は、それを確かめるために返事のメールを書いた。
「メールありがとうございます。大変興味深い告白でした。これが本当だとすれば、私にとって理想のパートナーに巡りあえたと言えるかもしれません。しかし、正直言いまして、私はあなたの言葉を確証を持って信じることはできません。素性をいくらでも偽れるネットでは、男性が女性を演じて相手を陥れるネットオカマという存在が跋扈しているからです。臆病者だと笑っていただいても構いません。それでも、もしあなたが私に信用して欲しいというのでしたら、今、この瞬間の姿をデジカメで撮影してメールで送ってもらえませんか?」
普段の藤井なら、こんなぶしつけな申し出はしない。しかし、昼間のドタキャンの時点で、ふっきれてしまっているのだ。これでナルが怒って関係が切れてしまっても、もう惜しくはない。
これでさよならかな、との思いを込めて藤井は送信ボタンを押した。
一時間後、ナルからの返信メールが届いた。メールソフトで確認すると添付ファイルのマークが付いていた。まさか......、藤井は期待を抑えながら、まずはナルからのメールの文面を読んだ。
「S学園長様が、私を信用していただけないのは当然です。思い切って画像を送ります。ただ、まだ顔だけは許して下さい。その代わりに女性であることを信用してもらうために、体を写しました。
恥知らずの女だと思わないで下さい。私にとって親やお医者さん以外の異性に裸を見せるのは、これが初めてのことなのです。勇気をふりしぼって撮影しました。これで私を信じてもらえるでしょうか」
なに、ヌード画像だって? 思わぬ展開に焦りながら藤井はメールソフトをクリックし、添付ファイルを開いた。
パソコンのモニターに展開された画像は、手を伸ばして携帯電話のカメラを自分に向けて撮った、いわゆる自画撮りと思われるものだった。首から上は画面から切れているが、その下の裸身は、はっきりと映っていた。美しい肉体だった。やや細身ともいえる肉付きだが、乳房は綺麗な半球を描いていた。キュンとくびれた腰から下半身への曲線が何とも悩ましい。真っ白な肌の上で煙るような淡い陰毛までが見て取れた。
そして左手は腰のところで一枚の紙をカメラに向けて持っている。その紙にはこう書かれていた。
「S学園長様 ナルの恥ずかしい体をご確認下さい」
この画像が、別人のものであるという疑いを晴らすためのものだろう。これは間違いなくナルの裸身なのだ。藤井は思わず唾を飲み込んだ。
「S学園長よりだいぶ年下」という言葉から、ナルは20代半ばか後半くらいであろうと藤井は考えていた。メールの文面の丁寧さや、趣味からそう推定したのだ。しかし、ここに映し出されている裸身は、もっと瑞々しいものだった。20代前半、いやひょっとしたら10代の可能性もあるほどだ。一瞬、藤井の脳裏に学校の女生徒たちの肢体がよぎったほどだ。しかし、いくらなんでも、そんなことはないだろう。幼児体型の成熟した女性はいくらでもいる。たまたま幼い体型の二十代後半の女性なのだろう。
いずれにせよ、美しい肉体だった。こんな肉体を持った女性を思う存分、辱めることが出来たら......。そしてもしかしたら、それは現実のものとなるかもしれないのだ。
いや、そんな上手い話があるはずがない。出来すぎだ。慎重な性格の藤井は、まだナルを信じ切ることができなかった。これがまだ中年女のゆるんだ肉体が映っていたとすれば、素直に受け入れただろうが。
「素晴らしく美しい肉体で驚きました。この写真が本当にあなたのものだとしたら、そしてあなたの告白が真実なのだとしたら、私はそれを初めて見せてもらった世界一の幸せ者だと言えましょう。ただし、あなたが告白の通りの女だと言うならば、私に見せる写真はこういうものではないでしょう。あなたが私に一番見てもらいたい、一番恥ずかしい部分の写真を、すぐに送りなさい」
やりすぎかと言う気もないわけではなかったが、もしナルが本当にあの告白通りの女ならば、従うという直感があった。これで引くようならば、そこまでの話だ。
10分もしないうちに、ナルからの返信メールが届いた。またも添付ファイルがついていた。クリックするのも、もどかしく藤井はメールを読んだ。
「恥ずかしいです。S学園長様がおっしゃっている場所がどこなのかわかる自分も恥ずかしいです。そんな恐ろしい命令に従える女の子なんていないと思います。
でも、それくらいのことをしなければ、許していただけないのですね。
自分でも、自分のこんな恥ずかしい部分を見たことも、ましてや写真に撮るなどということもありませんでした。
命令されたとはいえ、こんなに恥ずかしいことをしてしまう私を軽蔑しないで下さい」
ナルは完全にM女モードに入っていた。辱めを受ける自分に酔っていると言ってもいいだろう。そしてまた藤井も、調教者の気分になりきっていた。
藤井は震える指先でマウスを動かし、添付ファイルをクリックして画像を開いた。
モニターに瑞々しい肉の双丘が映し出された。セルフタイマーで撮影されたとおぼしき、その写真には、突き出した尻肉を自らの指で左右に思い切り開くという、破廉恥極まりない姿が映っていた。
限界まで広げられたために、綻びひとつない可憐な蕾は、その皺が引き延ばされるまでに露になっていた。
それは、ついさっき藤井が書いた小説の中の被虐のヒロイン、しのぶが取らされていた究極の羞恥のポーズそのものだった。
そのすぐ下で口を開く肉の亀裂が、ひと目でわかるほどに溢れ出した蜜で濡れそぼり、淫らに輝いているところまで、一緒だ。
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電人blog |
著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。 |