web sniper's special AV review. WEBスナイパーAVレビュー 『熟女ヒロイン vol.20(GIGA)』 文=井上文 かつて、悪の帝国ブラックホールとの死闘の末、勝利したグレートピンクだが今は引退し、亡きグレートレッドとの間にできた息子「聡」の子育てに追われる日々を送っていた。そんなある日、聡の前に奇妙な怪人が現れる。 |
人気シリーズがついに第20弾。今回の設定は引退したヒロイン=元グレートピンク(村上涼子)が、かつての敵に凌辱されるというもの。過去に戦闘の中で夫(グレートレッド)を亡くし、小学生の一人息子を女手一つで育てている未亡人の哀愁と色気……地球規模のヒロインでありつつ熟女ゆえの悩みに憂うというギャップのエロスが横溢しています。
ストーリーは息子の「聡」がキーになって展開されます。ある日、一人の怪人が聡に近づき、「君のお母さんに恩返しがしたい。君のお母さんは欲求不満という病気だ」と彼を騙すのです。怪人の言葉を信じた聡は母の古い仲間であるグレートグリーン(既婚者)に相談して2人に不倫セックスをさせたり、下心のある怪人たちを家に招き入れてしまったりします。
息子の不審な動きに眉根を寄せて心配する母ですが、不倫のシーンではベッドの上でこんなやり取りがあって味を出していました。
「でも……世界を守るグレートレンジャーがこんなことしてたら、失格ですね……」
「しかしなぁ、俺たちグレートレンジャーも人間だ。こんなことがあってもいいんじゃないか」
熟年同士ならではの渋いセリフを連発して泣かせるのです。
しかし、一方では息子の聡が怪人たちにどんどん洗脳されていきます。そしてついにはダイニングテーブルで怪人たちに酒を振る舞った挙句、まんまと人質に取られて母を窮地に追いやるのです。
嗚呼、屈辱の中で下級怪人たちに酒を注ぐ元グレートピンク。
「お前はもう五年も男日照りで、やりたくてやりたくて身体が疼いてるんだろ」
「真面目な仕事ばっかりして、ホントは淫らなこともしてみたいんじゃないのか」
セクハラ発言をされまくりながら胸を揉まれ、ついにはベッドに押し倒されます。なんとか逃れようとする元グレートピンクですが、ここで表現されるのは、暴力ではなく、抵抗しながらも感じてしまう熟女の性です。
「お前に殴られる時、お前とキスすることばっかり考えてたんだよ」
やがて、過去の戦闘を思い出しつつそう告白する下級怪人の舌を受け入れ、豊満な乳房を揉みしだかれながら指マンで愛液を迸らせる元グレートピンク。ここからのネットリとした輪姦シーン、そして息子との強制近親相姦が今作のクライマックスとなります。
ヒロインの村上涼子は美熟女優として数々の人妻ものに出演していますが、何よりもその肉体から放たれる色気……匂い立つほどです。設定が設定だけに、逆に強調される人間臭さと相俟って、純粋な熟女AVとしても楽しめる一作になっていると思います。
文=井上文
『熟女ヒロイン vol.20(GIGA)』
発売:2008/11/28
女優:村上涼子
監督:式正義
収録時間:DVD80分(+20分)
定価:10,500円(税込)
商品番号:TJH-20(DVD)
メーカー:GIGA
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井上文 1971年生まれ。SM雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。発明団体『BENRI編集室』顧問。 |
08.12.25更新 |
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