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「あたし、お姫様になりたいの……」と、めいちゃんはポツリと言った。
ならば、彼女の願望を利用して、アメとムチを与えてみようと思いました――。
バスト90センチのパーフェクトボディな20歳の乙女が、内面世界とリアルセックスのはざまで男たちを魅了したり翻弄したり。どこか懐かしい、しかしカラミそのものは極めて現代的という、極めて独特な味わいを持った作品。
「彼女の望んだ世界がこの向こうに待っている。どういう世界なのか、まったく理解出来ていないはず。だから流れに身を任せて流されて行くしかない。いったいドコに向かって流されていくのだろう」
というテロップが浮かび上がるイントロダクション。
ああ、こういう世界か、と思っていたら、急にクマのぬいぐるみ(ハンドパペット)が主役の女の子・めいちゃんに話しかけてインタビューをはじめ、次のシーンではマスクに黒マントの王子様が彼女を責めていくというコントっぽい展開に。
なんかレンタル時代のAVっぽいなぁという印象を受けましたね、良くも悪くも。ビデ倫系のメーカーも、揃ってセルっぽい作りになっている現在、もしかしたらHMJMは、もっともあの頃のAVのカラーを引き継いでいるメーカーなのかもしれないなと、思ったりして。
とはいっても、AVとしての現在のセルスタイルのメリット、すなわち見たいところをしっかり写すという部分は、キチンと押さえてるので、実用面的には問題ないです。
めいちゃんも、おっぱいが大きくて、明るくて可愛くて、エッチと、AVギャル的には文句なしの上玉です。口内発射されて「まずい」なんて言っちゃう素直なとこも、いいじゃないですか。
「お姫様になりたい」というめいちゃんの希望を叶えるために、クマのぬいぐるみと一緒に色々な部屋を回っていくという内容。まぁ、AVなので、目隠ししてくすぐったり、電マで責めたり、淫語を言わせたり、メイドのコスチュームでご奉仕させられたり。これのどこが「お姫様になるため」なのかはよくわかりませんが、とりあえずめいちゃんの反応もよくて大変エロいので、楽しめます。
でも、またエンディングで
「本当に彼女はお姫様になりたいと言った。しかし、彼女の望んだことはお姫様を演じることではなかった。お姫様のように扱って欲しいよぉって意味だった。僕たちは、お姫様に踊らされただけだった。ウソで固められた世界にリアルはあったんだろうか?」
といった意味深なテロップが流れ、不思議な後味を残してくれます。
文＝安田理央
劇萌え衣装の着せ替えSEXで卑猥淫語を連発しつつ
真っ白な巨乳を揺らしてピクピク絶頂!!
ＦＬＶ形式 16.2MB 2分15秒
『PERFECT DOLL めい（HMJM）』
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安田理央 1967年生まれ。エロ系ライター、アダルトメディア研究家、パンク歌手、ほか色々。主な著作に「エロの敵」「日本縦断フーゾクの旅」「デジハメ娘。」など。趣味は物産展めぐり。でも旅行は苦手。
10.04.27更新 |
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