web sniper's special AV review. WEB スナイパーAVレビュー 『マミフィケーション1 ミイラの苦悶(隷嬢寫眞館)』 文=井上文 四股の自由を奪われてもぞもぞと蠢くだけの芋虫にされた美女の苦悩。塞がれた口の下から必至に喚いてみせることが精一杯の抵抗なのだ。 |
ディープなマニア映像で知られる『隷嬢寫眞館』の最新撮り下ろし作品。今回のテーマはマミフィケーション(Mummification)です。
マミィ(Mummy)とはミイラ。マミフィケーションとは布やテープで身体をミイラのようにグルグル巻きにして愉しむ行為を言います。世には本物のミイラのように死をモチーフとしたマミフィケーションもあるようですが、『隷嬢寫眞館』の真骨頂は「もがく、呻く」ですから、今作では3種類のアクティブなマミフィケーションが収録されています。
第一弾は「ダクトテープ・マミィ」。ダクトテープはその名の通り、空調ダクトや配管シールの固定に使われる、粘着力とその保持力に優れた強力なテープです。捩じるとバリバリと乾いた音を立てます。これをモデルの聖青空さんに巻き付け、つま先から頭まで、鼻と乳房を残してすべてを覆ってしまいます。
そんな、目も見えず、呼吸もままならず、四肢の自由を奪われた状態で40分以上、聖さんがもがき続けています。その拘束感や快感(あるいは苦しさ)は本人でなければ分からないと思いますが、観ている分にはひたすらに圧倒されます。個人的には「ちょっと怖い」とすら思いましたね。
続く第二弾は「ボディサック・マミィ」。ボディサックは、全身をすっぽり包む袋状の拘束具。ゴム製なので表面がつるんとしていて、達磨チックな妖しい異様さを醸しています。これに菱縄をかけて動きが分かりやすいように装飾し、口もテープで覆い隠してひたすらにもがかせ、呻かせる。その様子はまるで芋虫ですが、じっと見ているとハッとさせられるような身体のラインの美しさや、微妙な光沢のフェティッシュな魅力に気づく方がいるはずです。
ラストは「マミーメイド」。マーメイドとマミーを掛け合わせた造語ですね。何をするかというと、下半身だけを魚の尾のように一本にまとめ上げ、テープで後手に拘束して、ちょうど陸に揚げられた人魚のようにもがかせています。
モデルの聖さんは超爆乳のナイスバディ。顔もエキゾチック。なので伝説の人魚ここにありといったハマりっぷり。この「マミーメイド」は下半身だけを覆うマミフィケーションですが、聖さんのような美しいボディなら、逆に上半身だけ(頭まで)を覆うバージョンも相当エロティックなのではないかと想像してしまいました。
モデルにより、拘束する素材により、さまざまな愉しみ方を提案していけそうな面白いプレイです。早送りせずにじっくりご覧下さい。
文=井上文
『マミフィケーション1 ミイラの苦悶(隷嬢寫眞館)』
発売日:発売中
出演:聖青空
監督:水村幻幽
収録時間:85分
価格:5,880円
商品番号:ddos012
メーカー:隷嬢寫眞館
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井上文 1971年生まれ。SM雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。発明団体『BENRI編集室』顧問。 |
08.09.14更新 |
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