web sniper's special AV review. WEB スナイパーAVレビュー 『THE DRAGON AQUME 覚醒拷問魔性感 Ver.1 幻魔アーユルヴェーダ(ベイビーエンターテイメント)』 文=井上文 ポタリポタリ......。被験者の額に延々と垂らされる怪しき液体。神経が一点に集中していくと、女性は陶酔の表情を浮かべ、やがて異様な反応を示し始める。 |
額にオイルを垂らす「シロダーラー」というインドのマッサージ法を併用して三人の女性をイカせまくります。3人とも、なぜか導入部とラストだけドラマ形式になっていますが、女性をゆったりとリラックスさせて性感マッサージをするドキュメントAVだと思っていいでしょう。
一人目は鬱屈を溜めた女子大生風の肉感娘。自室に突如出現した見知らぬドリンクを飲んで倒れ、気づくと全身オイルまみれでマッサージを受けています。ゆっくり、じっくり、ネチネチと進行していくマッサージ。やがて彼女はかすかな吐息を洩らし始め、ついには全身を燃えたせてはしたない痙攣絶頂を披露するに至ります。
見始めた時は「退屈なAVだな」と思いました。導入部以外はセリフもありませんし、性感マッサージも何か特別なことをするわけではありません。焦らして、焦らして、徐々に核心へという正攻法です。時間も長いです。
ところが、二人目、三人目と観ていくうちに、そのゆったりしたリズムに自分が同調し始めるんですね。長いマッサージで無理なく自然に昂揚していく女性の快感が乗り移ってくるような。だから一人目よりは二人目、二人目よりは三人目のほうが観ていて興奮します。
三人目の女性はストレスを溜めたOLという設定ですが、火が点き初めてからのハマりぶりが非常に深いです。決して変造バイブだの胡散臭い絶頂マシーンだのを使うわけではなく、大部分は手と、ほんの少しの玩具で丹念に攻めていますので、その壮絶な乱れようもリアルです。焦らされまくった挙句の本番ではこっちのストレスまで溶かされていくような癒しさえ覚えました。
なので、ポイントとしては観る時に決して早送りをしないこと。出演女性と一緒に焦れて、一緒にハマらないと、ただの裸見物に終わってしまいます。あと、演出過剰なギトギトしたタイトルとパッケージデザインから来る過激なイメージは、最初から無視しておいたほうが楽しめます。
文=井上文
『THE DRAGON AQUME 覚醒拷問魔性感 Ver.1
幻魔アーユルヴェーダ(ベイビーエンターテイメント)』
発売日:発売中
出演:綾瀬メグ 森口あいか 山咲奈々美
監督:SEXY龍
収録時間:120分
定価:6,090円
商品番号:DPDA-001
メーカー:ベイビーエンターテイメント
メーカーサイトで作品詳細を確認・購入する>>>こちら
関連記事
【AVレビュー】『SM東京羞恥(アートビデオ)』超美乳パイパン若妻羞恥地獄
井上文 1971年生まれ。SM雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。発明団体『BENRI編集室』顧問。 |
08.07.13更新 |
WEBスナイパー
>
AV情報