不定期連載 綿まで愛して!新世紀抱き枕系コラム! すあまにあ倶楽部 第50回 『陰茎病棟』最終回の巻 文=抱枕すあま |
このコラムも、気付いたらついに50回目ですよ。いつの間にか、早川舞さん(全23回)やきめらちゃん(全32回)のコラムの回数を抜いていたんですね。こうやって振り返ってみると、感慨深いものがありますなぁ……。
第50回の記念号ですが、前回に引き続いて今回も尿道です!! 3回にわたってお伝えしてきた『陰茎病棟』(エピキュリアン)の現場リポートも、今回で最後です。まぁ、今までほとんど撮影の内容については触れていないんですけどね。それでは、記念すべき第50回のすあクラをお楽しみください!!
さてさて、撮影の模様をリポートしてまいりましょうか。
まず最初に尿道に挿入するのは、ハイヒールのヒールです。……って簡単に書いてしまいましたが、マジっすか!! だって、ヒールですよ!! 本来のヒールの役割は、女性が男性を踏むことですよ!!
す「しゃ、社長! そんなものが、ホントに尿道に入るんですか!? だって、ヒールは直径が1センチ近くありますよ!!」
社「大丈夫だよ。尿道に入るように、ちゃんと削ってあるから。ほら、ヒールをよく見てみなよ」
す「なぁ〜んだ。やっぱり、ヒールをそのまま尿道に入れるだなんてこと、絶対に無理ですもんね。よかったよかった。だって、いくら細いピンヒールでも、尿道に入るようなサイズじゃないですからね。あれ? このヒールのどこを加工しているんですか?」
社「ほら、よく見てみなよ」
す「いや、特に細くなってないし、加工した跡も見られないし……。ひょっとして、左右でヒールの太さが違うとか」
社「そんなことはないよ。ほら、よく見ると、ヒールの先端の角を削っているでしょ?」
す「えっ!? たった、それだけですか? だって、先端にヤスリをかけて、ほんのちょっと丸くしているだけじゃないですか!? そんなの、絶対に無理ですってば!!」
……だけど、入ってしまうんですね。私は、尿道のことを甘く見ていました。
↑尿道には、なんでも入ってしまいます。思わず、世界中の苦しみや悲しみをすべて尿道内に詰め込んで、フタをしてしまいたくなりました。
マネする人はいないかと思いますが、念のためにお伝えしておきます。消毒できないモノを尿道に挿入する場合、尿道炎になる可能性があります。そんな時は、コンドームを使うといいですよ。だけど、普通の人は、尿道にコンドームだって入らないですよね……。
さてさて、次はいよいよお待ちかねのバラの花の登場です。花を生けるのは、尿道華道『辰神流』の家元でもある辰神麗子さんです。バラの茎の部分をちょうどよい長さに切り、1本ずつ丁寧に尿道へと刺していきます。
この男優さん、アウトドアが趣味なのですが、山登りをする時、きれいな花を見つけては、自分で自分の尿道に花を生けているそうです。そのため、生花では尿道炎にならないことを確認しているため、バラの花はコンドームを付けず、そのまま生けていきます。なお、人によっては生花であっても尿道炎になる可能性がありますので、コンドームの使用をオススメします。
しかし、趣味がアウトドアというと、今までは自然が大好きで爽やかな人だというイメージがあったのですが、これからは「あぁ、尿道に花を生けるのが大好きな人なのね」というイメージになってしまいましたよ。
↑尿道にバラの花が3本入っている光景もスゴイですが、この状態で笑顔を絶やさない家元の辰神麗子さんもスゴイです。
改めてDVDでこのシーンを見てみたのですが、あまりの壮絶な映像に、私はテレビの画面を直視できませんでした。悶絶して身をくねくねとよじりながら見るしかないのです。『SCRUM』の有刺鉄線による緊縛は、寝転んでポテチを囓りながら平気で見られたんですけどね。今回の場合は、自分でどれくらいの痛みなのかがよく分かるため、自分の尿道にバラの花を刺される状況を想像してしまうのです。
辰神さんに話を聞いたところによると、尿道の中には竹の節のようなモノがあり、挿入していくと引っ掛かる部分があるらしいのです。ただ、それを過ぎると、さらに奥まで挿入できるのだとか。確かに映像を見直してみると、バラの花を生けている時、途中で引っ掛かっているのがよく分かります。しかし、それにしても尿道の奥まで挿入しすぎでは……。
あまりにも痛そうなので、男優さんにも話を聞いてみたところ、尿道にバラの花を生けることについては、特に痛みはないそうです。ただ、初心者がいきなりこのようなプレイをすると、1週間はトイレに行くたびに激痛が走るのだとか……。ちなみに、気持ちがよいかどうかについては、聞けませんでした。だって、もし気持ちがよいと知ってしまったら、私も尿道オナニーにはまってしまいそうですから……。
実は、このバラの生け花のシーンについては、後日談があります。打ち上げの席で、社長から話を聞いたのですが、我々スタッフ一同は、誰も尿道について詳しくなかったのです。そのために、こんなことが起きていたのです。
社「バラの花を抜いた後の映像を見た?」
す「ええ、見ましたよ。それがなにか?」
社「気付かなかった?」
す「なにがですか?」
社「バラの茎を切るとき、本当の生け花みたいに斜めに切っていたでしょ?」
す「はいはい。それがなにか?」
社「斜めに切っていたから、先端が鋭くなっていたんだよ。しかも、コンドームを使わなかったでしょ? だから、尿道の中をバラの先端が引っ掻いていたみたいで、抜いたときに少し血が付いてたんだよ……」
す「うぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーあっ!!」
さてさて、私のリポートはここまでです。だって、この日は休日だったので、家族サービスをしなければならなかったのですよ。まぁ、家族といっても抱き枕だけなんですけどね。だから、撮影の途中で抜け出して帰ってきてしまったのです。まぁ、正直な話、あまりの衝撃的なシーンの連続に、耐えきれなくなったのも一因なんですけどね。
DVDには、まだまだたくさんの責めシーンが収められています。どんな責めが繰り広げられているかは、実際にDVDをご覧になって確かめてみてください。かなりハードですよ!!
↑『陰茎病棟』企画制作エピキュリアンEVE。出演:辰神麗子、M男二人。すあまさんが付けた仮タイトルは、『おちんこナース』でした。当然のごとく、諸般の事情でボツになりました。
(続く)
関連リンク
SMグッズのエピキュリアン
抱枕すあま 『SM探偵団』(ガッツ)で男優兼監督としてデビュー。その後、カメラマン、照明を経てスタッフその3となる。着実に一歩ずつ大物監督へのステップを踏み外している。最近では、『SM魔女狩り審問会』(エピキュリアン)において、金属製拘束具のデザインおよび製作を担当した。抱き枕との生活を綴ったブログ『すあま日記帳』もある。 |
09.05.14更新 |
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