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onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
えー、そんなわけで久々の海外旅行から帰って早二週間。
「ヨーロッパボケして、マカロン食いながらシャンソンでも熱唱してんだろ」と思ったら大間違い。日本の素晴らしさを噛みしめている毎日です。
ご飯美味しいし、どこにでも公衆トイレがあるし、ヒルナンデスは観れるし、それになんといっても日本語が通じる! これですよ!!
帰国して最初に入ったホルモン屋で「もっこり――650円」というどうしようもないダジャレメニューを見て、思わず感涙。オナニーマエストロ遠藤です。
ちっ、店長の股間が出てくるかと思ったのに……!
というのは嘘で、もっこりと安ホルモンを貪り食いながら「やっぱり安心して食べるご飯が一番美味しいなあ」と、つくづく思った次第です。旅行で何が旨かったか考えてみると、結局駅のスタンドで買った生ハム挟んだだけのパンとかだったしな。
まあ、そんなことを言えるのも今だからこそ。よく考えたら、話の舞台はまだ行きの飛行機の中なのでした。思ったより長くなっちゃいましたが、どうぞもう少しお付き合いくださいませ。
ヨーロッパ旅行のついでに何か変わったオナニーをしてやろうと考えたマエストロ。
“異国の地オナニー”も“寝てる友達の隣でオナニー”もすでにやっちゃったということで思いついたのが“空中10000メートルの快感! 飛行機オナニー”というもの。
衆人環視の中、エコノミークラスの狭い座席に座ってオナるだけでも一味違った興奮がありそうなのに、それに加えて空中10000メートルの高度です。これは新しい世界が開けるに違いない!
ということで張り切って挑戦してみたものの、これがねえ……なかなか思ったようにイケないんですよ。
危険を冒して機内に持ち込んだ充電式消音ローターを股間に挟み、ブランケットをかぶってギューギュー乳首を引っ張っても、人前でイクとなるとあと一息のところでなかなかはじけられない。ヘタレな性格でお恥ずかしいかぎりですが、これはもう持って生まれたものというか、どうにもコントロールできない部分なのでしょうがありません。
そうこうしているうちに夜も深まり、周囲が本格的におやすみモードに入ってきたので、静かな機内で目立たないようにとりあえず一時撤退することに。
飛行機の中で唯一のプライベートゾーンであるトイレに入って股間のローターをはずし、ジーンズのポケットから颯爽と、これまた機内持ち込みにしたミニ電マ(フェアリー・ポケットミニ)を取り出すマエストロ。
いくら機内サービスのタダ酒飲んだって、こんな不完全燃焼のままじゃ眠れません。時差ボケしないためにも一発抜いて、ムラムラした下半身をなんとかしようというわけです。
あー、やっぱり周りに壁があるとなごむわぁ。
いやあ、それにしても実際に人前でオナニーしてみると、AV嬢のすごさを思い知りますね。隣に知らない人がいるってだけでイケなくなっちゃうんだもんなー。「野外露出で昇天!」とかメンタル強すぎて尊敬モノ。
私も、ちょっとでも露出感を演出するべく、無駄に下半身裸になってオナニー開始。便器に座り、両足をM字に開いた格好で恥骨にフェアリーポケットミニを押しつけます。
おー、よしよし。いつどんな時もいい仕事してくれますのう、チミは。やっぱりさっきまでパンツの中に入れといた“LELO NEA”に比べると、振動の力強さが全然違います。音が大きいのも飛行機の騒音にかき消されてそれほど聞こえません。個室の中ならさらに問題なし。ああ、いいわー。ムフー!!
嫌というほど慣れ親しんだ電マの刺激に、だんだんリラックスしてきたマエストロ。そういえばこのあいだ便所オナニーの盗撮AV観てたら、みんなけっこう激しく致してたんだよなあ。よし、せっかくだから私ももっといろんな体位(?)を試してみますか。
オナニーAVの記憶をたぐりながら、洗面所に片足をひっかけてたり、便器の上に立ってみたり。そんなことをしてるうちに、なんか知らないけど言い知れぬ解放感がむくむくと……。
みんな見て! あたし今上空10000メートルでオナニーしてる!!(恍惚)
テンションが上がってポケットミニを挿入しそうになったけど、万が一はずれなくなったら本当に身の破滅なので、やっとの思いで断念。っていうか、私ったら一体何やってるんだろう……。
個室トイレでひとしきりハイテンション祭りを繰り広げて気が済んだところで、さあ今度は本腰入れてアクメに向かってGO! 普段自宅の布団でオナるときと同じポーズ(さっきと同じM字)でポケットミニを押し当てラストスパートをかけます。
そうすると、ほんの20秒ほどでビッグウェーブが押し寄せて、あっけなく昇天。うわ、我ながら早え〜。もうちょっとじっくり楽しみたかったのに〜。
はっ、もしかしたらこれが期待していた“地上10000メートルの奇跡”? 気圧の関係でイキやすくなってるとか!?(たぶん違う)
いやあ、しかしやりとげた感は満々ですよ。なんてったって壁一枚隔てたところにはあのスチュワーデス様がいるんですからね。キミらの隣でばっちりイッてやったぜ。ふふふふふふふ。
トイレから出ると、白髪のナイスミドル(たぶんフランス人)がイライラしながら順番を待っていました。おじいちゃん、ごめんよ……。
そして席に戻ると、けっこう長い時間トイレにいたらしく隣のオシャレ母娘ももうスヤスヤと寝ておりました。
ふと「お、今ならここでリベンジオナニーできるかも」と思ったけど、残念ながらこちらも疲れて電池切れ。帰りのフライトで再挑戦しようと心に決めて、そのまま爆睡したのでありました。
……えー、それでですね。帰りの便でのオナニーどうなったかって話なんですが。
すみません。残念ながらできませんでした!
いや、本当はスペイン滞在中のフラメンコオナニー、フランス滞在中のクロワッサンオナニーなんかにもチャレンジする予定だったんですよ。でも予定外のハプニングがあり、身も心も疲れ切ってそれどころじゃ……うう……。・゚・(ノД‘)・゚・。
どういうことかというと、スペインからフランスに移動するときにエールフランスのストライキに会ってTGV(フランスの新幹線みたいなやつ)の乗り継ぎに間に合わず、空港で立ち往生することになっちゃったんですよ。
いや、エールフランスがときどきストをやるってことは知ってたんですけど、自分がひっかかるとは思わないのが人間ってもの。エアフラのチケットが一番安かったので、それを買ったらドンピシャリ。なんですか、この無駄な引きの強さ!(ちなみにスペイン→フランス間でストに会ったのはこれで2回目。1回ひどい目にあったんだからもう大丈夫だろうと思ってたのに!)
前回も言いましたけど、マエストロの英語力はほぼ中学1年か2年で止まってます。いわんやフランス語をや。
「ストのせいで電車に乗れなかったから次のに乗せろ」と身ぶり手ぶりで訴えてみたものの、最終電車は出た後でどうにもならず。ホテルに泊めてもらおうとしても「うちは知らん、TGVの職員のところに行け」。そしてストの影響で近隣のホテルは満室……。
っていうか、そもそもストライキで客に迷惑かけてるくせに空港職員は帰っちゃっててほとんどいないってどうゆうことか。スゲエな、フランス人!
結局たらい回しにされた挙げ句、カードで高いホテルに泊まり、翌日はTGVの切符を買い直すハメに。旅程は狂うわ、疲れるわ、金はないわでもう大変ですよ。
エールフランスの人に「貧乏だから補償してくれ」って言ったら、日本に帰ってから文句の手紙書けとか言われるし。キー!!
そればかりか、帰りのTGVでも「トイレにヤク中がたてこもって出てこない」というよくわからない事件が勃発。出発が大幅に遅れて、成田行きの飛行機にギリギリ滑り込みセーフという綱渡り。ああ、もう呪われてるとしか思えない……。
結局帰りの飛行機ではぐったりして寝っぱなし。テンパッていると、オナニーすらできなくなるのだということを身をもって知りました。はあ。
良かったことといえば、飛行機に乗る直前に水買ったら、自販機が壊れててお菓子やコーラが山のように出てきたことくらいです。マンガかよ。
とりあえず、もうエールフランスには乗らないことを誓ったので(みんなも気をつけろ! フランス人、オシャレだけど冷たいぞ!)、この続きはまたいつか別の航空会社の飛行機でするつもりです。エミレーツ航空とかいいなあ。
(続く)
12.04.28更新 |
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