毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa. |
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毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
「うわ、ネゴシックスが女装してるよ!」と思ったら、スッピンの小森純だった件。世の中にはそっくりな人が3人いるなんて言うけど、まじで似てる。こりゃ「実は血がつながってる」と言われても信じるレベルでしょ。
いやあ、人生は発見に満ちているなあ。
バラエティ番組とインターネットが私の宇宙。オナニーマエストロ遠藤です。
あ、あとAVもあるか。こうしてみると結構充実してるな……(してません!)。
前回は、知り合いのガチM男性・A氏の助言と編集部I氏が送ってくれた“縄屋”さんの高級麻縄のおかげで、なんとか「菱縄縛り」なる緊縛方法をマスターいたしました。
うーん。自分で言うのもなんですが、なかなかうまくできたような。
「あぁ〜ん、気持ちいい〜」って感じはないですけど、思いのほか綺麗に完成した縛りを見ていると、なんかこう、達成感というか充実感が湧いてくる。不思議なもんで、自分がものすごいM女みたいな気がしてくるんですよね。
調子に乗って縄の間に指も入らないほどギューギュー締めつけてみると、なんだか体が火照ってきて、額にはジンワリと汗が。
なるほど、これが縄の魔力か。このままじっと我慢していれば、きっと新しい世界が開けるはず!
ほかにムラムラのヌレヌレになるアテもないので、試しにその場に正座してしばらく待ってみることにしました。
5分。
……。
10分。
…………うう、退屈。
やっぱりというか、予想通りというか、一向に快感の波は訪れません。
確かに縄の下の体は熱いんですよ。いや、熱いというより“暑い”と言ったほうが正しいかも……。
考えてみればこの時はまだ夏の盛り。縄の締め付けに耐えようと体に力を入れると、どんどん体温が上がってきちゃうんですよね。なるほど、よくSMビデオに出てくるM女さんが額に汗をかいてるのはこういうことか。セクシーだと思ってたけど、意外に辛いものなんですね。
一応クーラーを入れてはいるものの、省エネモードで28度とかに設定してるので汗がダラダラ出てきます。しかも胃のあたりを締め付けているせいか内臓が痛い。うう、夕飯の春巻きが出てきそうだ……。
でも、ここで止めてしまったらマエストロの名がすたります。M女の気持ちがわかりたいのなら、少なくとも30分は我慢しなくては。
気を逸らそうとテレビをポチッとつけたら『ダウンタウンDX』をやっています。ぼんやりとそれを眺める私。
へー。スマイレージって全員両親が30代なんだ……。
ごめんね、おばちゃん年明け早々40代なの。
ふと鏡を見たら、そこにはボンレスハムみたいにぐるぐる巻きになったジャージ姿のババアが。盛り上がっていたエロ魂が一気に素に戻る瞬間……死んでいいですか。
スマイレージの皆さん(平均年齢14.5歳)のキャピキャピ天然トークを観ていたら心がポッキリ折れたので、30分我慢しようと思っていたのを20分で断念。いやはや、面目ない。
しかしそれでも、大急ぎで縄を外したときの解放感といったら!
全身の血が一気に流れだし、「痛くないって素晴らしい!」と奇声をあげて家中を走りまわりたくなるほどでした。
あれ、もしかしたらM女の快感ってこういうこと?
――いやいや、そんなはずはありません。たとえるならこれは、ずっと我慢してたオシッコを一気に放出したときのような、そんな快感。いわゆる性感とは一線を画すものであります。
緊縛オナニーの快感は、なんつーか、もっと目がウルウルして、体じゅうが火照って、胸の中とアソコがきゅんきゅんする感じなはず。
うーん、じゃあどこが間違ってるんでしょう。
一休みしながら思いをめぐらすマエストロ。
確かに、身動きとれない感じとか股間への喰い込みとかはキュンとくるんですよね。でも、すごく感じるとか「ああー、イッちゃうぅぅ!」ってほどではない。
あ、そうだ。股間の喰い込みを強化してみたらどうだろう。
ほら、AVに出てくる緊縛見てると、よく股間の部分に結び目が当たるようにしてあるじゃないですか。アレです。クリトリスに当たる部分に玉を作って、喰い込みによる快感を強化するのです。
そうやってモジモジしていれば、緊縛感+クリトリスへの刺激で私の秘めたるM性が開花するかもしれません。
てなわけで、気分も新たに再チャレンジ!
……と思ったんですが。
さっきからやけに首がかゆいと思って鏡を見たところ、ひー、こんなことになってるじゃあありませんか。
首のところに赤く縄の痕が。
キツく締めすぎたせいか、それとも大汗をかいたせいでしょうか。ああ、一応嫁入り前の体なのに!
これはマズいですよ。ほっぺたに畳の痕がついたりすると半日は消えないのが四十路クオリティ。こんな微妙な場所についた痕を老母に見られたりしたら、ついに世をはかなんで大それた行動を……と思われかねません。
そんな親不孝をしないために、クリ玉作戦決行の前に衣装チェンジをすることにしました。
タンスの中をひっかきまわし、冬物のタートルネック肌着(しかもヒートテック)を見つけてお着替え。
暑いけど、まあ仕方ないですわね。背に腹はかえられない。
そうじゃなくても更年期に片足を突っ込んでいるマエストロ。この格好で体を締め上げたらさっき以上に大汗をかくのは必至でしょう。
クーラーの温度を禁断の23度にまで下げて、もう一度同じように“菱縄縛り”の形を作っていきます。
一回目と違うのは、3つ目の結び目から3センチほど下にもう一つ玉を作ってあること。縄を股間に通すとき、玉がクリトリスの上にくるように(なんかいやらしい言い方だな……)しっかり調節します。玉は3センチくらいあるので、ポイントを外さないようにするのはそんなに難しくありません。
よいしょっと。お、いい感じ。
今回も、縛る強さは手加減せずにギューギューと。
さっきので苦しいのはわかったけど、苦しいくらいじゃないと意味がないってのもなんとなくわかってきております。
だいぶ手馴れてきて、10分くらいで緊縛完了。
はいはいはーい、イイ具合に喰い込んでますよ〜。バッチリです。
でも、このままじっと待ってるだけだと、さっきみたいに大汗かいて終わってしまいます。
とりあえずぼんやり突っ立っていてもしょうがないので、床に座るべく膝を曲げてみる。
あれ? なんだかキュンとくるなあ、この感じ。
背筋を伸ばしたスタイルでギリギリまで締め上げているので、体を動かそうとすると喰い込み度がアップするんですよね。その瞬間に結び目でクリトリスが圧迫されて「あひぃん、気持ちいいぃ〜」となるわけです。
もう一回、膝を伸ばしてみる。
うん、やっぱりイイわ。
もう一回、またもう一回と、曲げたり伸ばしたり。
ああ、これは癖になりそう。でも、緊縛姿でスクワットしてる熟女ってどうなのかしら……(しかも真夏にヒートテック着用)。
それに、どう考えてもイクまでスクワットし続ける筋力なんてありません。
ちょっと考えて作戦変更。正座して腰をクイクイ前後に動かしてみる。
ああ、これでも結構気持ちいいじゃないですか。
汗をカキカキ、クイクイッ。内蔵を締め付ける痛みに耐えつつ、もう一度クイクイッ。地道にクイクイし続けるマエストロ。
うん、だんだん高まってきた。このまま続ければなんとかイケるかも。苦しいけど我慢よ、もう少し……!
でも、そう簡単にはいかないもんですね。
普段から角オナニーとかを得意にしてるオナニストならうまくいくんでしょうが、悲しいことに私はそうじゃないんです。一生懸命頑張ってるうちにだんだんイライラしてきました。
「うー、こんなことしなくても、電マ当てれば30秒でイケるのにっ!」
それを言っちゃあおしまいですよ、遠藤さん。
わかってるんです。わかってるんですけど、でも……ああ、もどかしいっ。
プレミアムなオナニーを目指して始めたはずなのに、いつの間にか普段のオナニーをしたくてたまらなくなっている私。
目の前に転がっている電マに手を伸ばしそうになりながら、次回に続きます。
(続く)
10.09.25更新 |
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