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食糞が生命の危機を招きかねない遊戯であることは先月の講義で理解できたでしょう。しかし、腸洗滌と擬似便により、食便の良い部分のみを堪能することが可能なのです。そう、完全なる腸洗滌さえあれば、人生の楽しみは無限大の拡がりを持つのです。皆さん、先講で紹介した『今昔物語』の女性のような、そんな糞なら一度喰ってみるのもいいかと思いますが、世間は中々そう都合良くはゆかぬものです。
これは私の旧友のS女王、「黒いバラ」こと久保田幸子さんのところへ虐められに来る男性客の体験談です。
その男、一度若い女性の尻から直接糞を喰う体験がしてみたく雑誌広告を見て池袋のSMクラブに行ったのだそうです。
クラブの受付の女の人は、デパートのお姉さんのような、タレントで言うと楠田枝里子のような長身で面長で、ストレートヘヤーで、全く百パーセントその人の理想とするタイプであり、受付嬢がこのように美しく気品があるからには、女王様もきっと同じような美女に違いないと、ワクワクしながら待つことしばし、やっと出て来たのは、四十代半ばと見える、金時のように健やかで丸々とした、下町の小母さんのような人で、あれ?と思っていると、「さぁ早くこちらへ来なさい」、と手を引かれて入った個室で、床の上に仰臥させられたのです。
その女は彼の顔の上に逆向きに跨ると腰を下ろし、彼のチンボをグイと握ると、力まかせにそれをしごきながら、次のように言ったのです。
「ウンコが食べたいなんて、おかしな人だよ、あんた変態と違うか……そういう癖は早く治さんといかんよ、まあこっちはあんたのような人がいるからお金になるんだからいいんだけど、本当に変態だわ……。昨夜鮫子食べたから臭いわよ」と言いつつ、本当に臭いのをブリブリと大量に彼の口に垂れたのです。
彼はその臭気に横隔膜が波打ってきて、そのまま側にあった洗面器に何度も何度も吐き続け、帰る時その女に「あんた早くその癖治したほうがいいわよ」と忠告されたのですが、二度と糞など喰うものではないと身に染み、あの時ほど払ったお金を惜しく思ったことはなかったとのことです。
SM誌の読者欄には、よくM男の呼び掛けとして「貴女の便器となり、大便を直接口で処理させてほしい」等というのがありますが、思うにそれらの男性は性的に女性にコンプレックスをもっていて、自分は女にもてないからと、自分から積極的に女性に話しかける勇気のない人が、女性の性器に接したいという欲望を屈折させた表現ではないかと、私は思っています(ドイツ製の裏ビデオには『グロウ・ゾーン』と称する、人糞を口の中に垂れ合ったり、お互いの身体に塗り合ったりするスカトロジーのシリーズ作品がありますが、あんなのは、特殊な一部のマニアの世界であり、普通人には耐えられないでしょう)。
普通の人が食べてみたいなと思うのは、麗わしく気品のある才女のウンコを魅力的なその臀裂に唇を付けて、奴隷として奉仕させられる、そんな状態を夢想してのことで、正に『今昔物語』のあの女性のような糞に限る訳であり、決して誰のものでも良いというのではありません。
(続く)
12.05.16更新 |
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