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これまでお話ししてきたように、腸洗滌の仕方には様々なものがあり、それぞれに工夫が必要になってくるのですが、今回はその中でも上級者向けの、特に洗練されたやり方を紹介していきたいと思います。皆様の目標にしていただくスーパー・テクニックです。圧力は、騙し騙し高さを調節すればいいことは先に言いました。
温度についてはこれも毎度言っているように、体温(人肌)と同じくらいの微温湯が刺 戟が少なくて一番いいのです。
態位、即ち浣腸される時の姿勢は、これが 大切なのですが最初は左脇を下にした、いわゆる左側臥位が一番よいのです。
それは何故かと言うと、解剖図の示すように、肛門から直腸に入った温水は、次はS字状結腸、下行結腸と、人体の左側に入るからです。これがスンナリ入るように左脇を下にして側臥(横向きに寝る一し、一リットルの液の注入を受けます。
何故一リットルかと言うと、下行結腸が液で充満するには、だいたい一リットルが目安だからです。そうなると、左脇腹がプックリ膨れて来るのが分かるはずです。
そうなったら次は仰臥する方がよいのです。液は下行結腸の先の横行結腸に流入し、臍の上、胃のあたりが膨らんで出てきます(実際は胃の下、横行結腸が膨らむのです)。それまでで約二リットルは入ります。
さて、それからさらに注入を続けていくと、今度は右脇腹がだんだんと膨らみ始めてきます。それは液が七行結腸にまで流れ込み始めたからです。そうやって二・五リットルくらい入ると、徐々に息も苦しくなり、腸壁を内側から押し拡げられる苦痛が起こってきます。苦しくなってきたら、圧を下げて(タンクを低くして)液の流入する力を弱くし、騙し騙し、三リットルまで入れます。
おおよそ三リットルくらいで、諸結腸は一杯になります。腹はアンパンのように前から見ると真ん丸に、自分で触ってみると両脇腹が左右にパンと張ってポンポンになっています。
妊産婦の腹は、子宮が大きくなってくるので前にせり出して膨らんで来ますが、大量浣腸で大腸内を液で満タンにした腹は横(左右両脇)に拡がり、それに臍の上あたりが膨らんでアンパン型になります。
さて、それからが大切です。
三リットルから三・五リットル入ると、人間の大腸(諸結腸)は完全に満タンになり、それ以上入れようとすると、液の流れは止まります。
それは液が大腸(上行結腸)から先の、小腸に流入しようとして、その境界の弁に遮られて入らなくなるからです。大腸と小腸との境には、小腸から送り出された食物のカス(便の素)が元の小腸に逆流しないように、一方通行を司る弁があるのです。
(続く)
11.04.06更新 |
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