第13講 蜂蜜浣腸の味わい【1】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第一課 一を聞き十を悟る
先の第十一講で、ポットが立派な浣腸器に変身することを述べましたが、利発なる同志諸君は、これですでにひらめいた筈です。
そうです、今の洗髪用のシャンプー液の容器も、頭を押せば口から液がシャアと出て、丁度ポットと同しょうなもので、唯、目が細いだけです。
あのシャンプー液の容器も、口の所をケッツの穴に突っ込んで使えば、そのまま中の液を直腸に流し込めることに思い至るでしょう。
私はすでに十年も前から、各誌上でエメロンを中心としたシャンプー液が、浣腸液としての優れものであることを紹介してきました。
先日ラジオを聴いていたら、名古屋の某局の番組で、或る主婦の投書を読み上げていました。
その内容は便秘治療の方法についてで、彼女が言うには、
「先日、便が出ないので困ると言っていたら、それを聞いた夫が、いきなり私を風呂場に連れて行って、お尻を剥き出しにしたかと思ったら、お尻の穴からシャンプーの容器を突っ込んで、いきなり中の液を注入したの。そしたら効いてきてお腹が痛いわの何のって、グルグル鳴り始めて苦しくって。でもお陰で全部出てしまいました、シャンプーって便秘に効きますよ!」
とのことでした。
思うに彼女の夫も私の書いた物をどこかで読んで、よく知っているその道の同志なのでしょう。
さて、シャンプー容器をそのままケッツの穴に突っ込んで注入するのは、夫婦やお互い同士親密な間柄の場合は上手く行きます。
しかし嫌がる相手や、予想もしていない相手にやってやろうとする時、動かれたり逃げられたりして、あの短くて細い口ではどうにもならないでしょう。
中には相手がいなくて、自分のケッツの穴を自分で責めるという、専ら自習専門の同志も多くいるでしょうに。
諸君、そこで頭を使うのだ。
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
07.12.19更新 |
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