第29講 お尻の穴こそ真のオメコ【1】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第一課 指に責められての直腸の絶頂
気品のあるむっつり助平のお姉さんに、ほしいままに乗りこなされ、すっかり吸い取られた私は、もう息絶え絶えで、雲の上にいるようです。
お姉さんの白い桃のようなお尻を見せつけられ、もう完全に人格が破壊され、またチンボが起立をし始めてきました。
ピンと立ったチンボは前進の意志を示し、丁度散歩中の犬が飼い主を引っ張ってゆくように、磁石に吸い寄せられるように、私はチンボを先に立てて(先行させて)、ふらふらとお姉さんのお尻に引き寄せられて行きました。
すると、ニヤニヤ笑って見ていた先生が、何か面白いことを思いついたのか、
「一寸待ちなさい!」
と言うと、私の肩をポンと叩いて上体を低くさせ、いきなり二本の指を揃えて、私のお尻の穴にグイッと根本まで押し込み、
「さあ、ウンコする時のように、精一杯いきんでごらん!」
と言いました。
もうかなりいじられて軟らかく弛んでいる私の直腸の襞は、先生の二本の指を押し戻すようにしごきながら、肛門から脱出しようとし、ああその時嫌でも先生の二本の指が嵌人されているのを直腸粘膜に感じてしまいます。
軟らかいお尻の中の粘膜の中心に、別の意志を持った他人の指が侵入して、そこを占領しているのが、切実に実感されるのです。
うんと大きくいきんだ時、ああっ、先生の指先が鉤の手に曲がったと思ったら、ひい、中で、お尻の中で粘膜が引っ張られて下ろされようとしている。
これ、凄くいい、いや、よすぎて怖い。
この分だと何かしら先生の指で引き摺り出されるではないかというそんな感じです。
先生が意地悪く笑いながら説明してくれました。
大腸癌の場合、肛門周辺なら肛門鏡で、直腸の中なら直腸鏡、或いは膣鏡で拡げて覗けば、眼で見て診察することが出来るのですが、直腸鏡はいくら深部にまで入るといったとて、一本のステンレスの筒ですから、死角もあり、中々に一つの方法だけで完全な診察は出来ないので、名医と言われるような医師は、自分の指先の触感を大切にして、そのため必ず指診(触診)を行なうものだそうで、患者に和式便所での排便と同じスタイルをとらせ、その直腸から二本指を根本まで深く挿入し、患者に大きくいきませると、その姿勢は一番内臓が下がる姿勢である上に、更にいきんだことにより、結腸(大腸)が下がってきます。
直腸はめくれて反転し、肛門の際まで下リてきて、直腸とS字状結腸との境の部分も口を開いて下がって来るのです。
中に入れた指は、直腸はもとより、その目の部分から更に奥S字状結腸や下行結腸の末端くらいまでは指が届き、自分の指で直に触診することが出来るのだそうです。
そうやって今入れられている指は、私の反転して重なった直腸壁を通り越えて、S字状結腸の中にまで届いており、先生が指を曲げたので、その曲がり角の鉤の手で、私の直腸とS字状結腸の境目のくびれは、完全に捕捉され、そこを引っ張られもっと奥までこね廻されているのです。
これではエグい筈です。
自分で張り形やソーセージを挿入しただけでは、中々に通過し得ない先(奥)の方まで、すでに占拠され、侵されているのですから。
だから凄い、ハラワタをこね廻されるような快感があったのです。
ここを、こうやって余り長く刺戟されますと、腸粘膜にタラーリ、タラリと、一筋二筋、汗のような透明な液が分泌されるようで、それは凄く苦いような感じのきつい臭いがするのです。
直腸がエクスタシー(絶頂の恍惚状態)に至った証の粘液です。
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
08.02.13更新 |
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