WEBスナイパー総力特集!
special issue for The man who wants to become a girl.
オンナノコになりたいオトコノコたちの最新事情!
あぶらいふコレクション
新・淫マニア異端ノ図 【妖魔】
作=魚清
北陸在住のマニア絵師が描く背徳的な鉛筆画と掌篇バックストーリー。責められる肉感美女たちの恥じらいと諦観は、限りなく広大深淵なファンタジーを紡ぎだす。不定期で贈る緊縛・ハード系投稿連載!
|
次回の記事>>>
村人をたぶらかす不埒な娘を捕らえて縛り、取り憑いた妖魔を叩き出す! 男はそう一人ごちて二軒隣の可愛らしい少女を監禁した。
「許して……もう家に帰して……私は、私は妖魔なんかじゃありません!」
「じゃあ何だ その耳は! そのカラダは一体何だ!」
「お願いです……服を着させて下さい……」
「妖魔のカラダを隠したいんだろう。そうはいくものか! お前の本性を村野男たち全員に見せてやらねばならんのだ!」
その日、男の目に少女の美しい身体は人間のものとは思えなかった。
「私のどこが妖魔だっていうんですか……あぁっ……いつも優しく挨拶してくれる優しいおじさんだと思ってたのに……」
「毎日、家の前を通りながら俺のカラダをスケベな目で見て誘惑してただろう……他の男にもそうやって媚を売ってたぶらかしているんだろう!」
男がグイと縄を引き絞る。
「あぁっ、痛いッ、おじさんヤメテ。もう家に帰してよう!」
「じゃあ何だこのイヤラしい汁は……もうこんなに反応して! お前が妖魔だっていう証拠じゃないかホラッ、ホラッ!」
縄がギチギチと厳しい音を立てた。
ドクン、ドクンと男の全身が脈動する。男は束の間、自分の鼓動と耳鳴りで何も聞こえなくなるほどの劣情にまみれて縄を握った。
窓ガラスが割れて屈強な警官たちが部屋に雪崩込んできたのはその時だ。
「見ろ! 妖魔だ! 私は妖魔を捕まえたんだ!」
真っ赤な顔をして怒鳴る男を警官たちは苦もなく床へ押さえ込んだ。
固い靴で頭蓋を踏まれて霞んでいく視界の隅で、男は警官たちに毛布を被せられて泣き声を上げる顔見知りの少女を見た。
毛布の下、床の位置からだけ見える角度で、少女は確かに淫蕩な笑みを浮かべて勝ち誇っていた。
作=魚清
関連記事
美少女羞恥緊縛図絵 『北陸の秘画礼賛』
嗚呼、赤満講猟奇譚 絵と文=大園喜八郎
魚清 北陸在住のアマチュア画家。 学生時代に読んだSM雑誌『裏窓』で椋陽児の絵に触れ、緊縛画の魅力を知る。その後数十年を経て自らも鉛筆による緊縛画を書き始め、5年ほど前に『S&Mスナイパー』内にあった「あぶらいふ」に作品を投稿、連載 を始めた。 責めの情景の中に少女が秘めた憂いや葛藤をエロティックに描きだす。 |
|
次回の記事>>>