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「遠藤遊佐のオナニー平和主義!」連載100回記念スペシャル企画 第2弾!!
毎週土曜日恒例の人気コラム「赤裸々自慰行為宣言 遠藤遊佐のオナニー平和主義!」が今週でナント連載100回目に突入!! この大偉業を記念すべく、「遠藤遊佐スペシャル企画」を続々と放出しております。企画第2弾は、現在好評連載中の遠藤遊佐・処女小説「監禁志願アリス」で挿絵を担当するイラストレーター・ナナタさん×遠藤さんの初顔合わせ対談。女同士のぶっちゃけトークを全3回に分けて連日お届け致します!!「いや、いいっすよ……そんな大げさな。恥ずかしい……」
「何言ってるんですか、こういうのはやったもん勝ちですよ。やりたいことを実現させるまたとないチャンスですよっ!」
え……そう? そうなの?
だったらおばちゃん、ちょっとお願いしたいことがあるんですけど……。
てなわけで、今WEBスナイパーで連載中のエロ小説『監禁志願アリス』のイラストを描いてくださっているナナタさんとお話すべく、神奈川県は本厚木まで遠征してまいりました。
ナナタさんはなんと和菓子屋のお嫁さんで一児の母。対する私は独身オナニスト。
まったく共通点がないかと思いきや――
■妻で母でモーヲタ
遠藤 ナナタさんとは今日が初対面なんですけど、実はツイッターではフォローし合ってるんですよね。そのせいか、こうして顔を付き合わせて話してても、ツイッターでのイメージが先走っちゃう。
ナナタ ツイッターとかスカイプとか、ずっとやってますね。店番中はだいたいやってます。客来なくて暇なんですよ、基本(笑)。
遠藤 いいですね。じゃあナナタさんがオンラインのときは基本的に店番中だと。
ナナタ 昼間はだいたいそうですね。お嫁さん業もしますけど。
遠藤 ツイッターを見てると、最近スマイレージのことばっかり書いてますよねえ(笑)。
ナナタ そうなんですよ。スマイレージが凄い好きで! いや、超可愛いんですよ。遠藤さんスマイレージ知ってます!?
遠藤 いや、一応知ってますけど、ぼんやりした感じかなあ。個別の名前とかはわかんない。ナナタさんはヲタなんですね。
ナナタ ハロプロ好きですね。でもそんな濃いヲタじゃないです。そんなこと言ったら生粋のモーヲタの人に怒られてしまうくらいのヲタ。モー娘全盛期にはテレビで観る程度だったんですけど、1年くらい前にたまたまスマイレージっていうのを知って、ライブ観に行ったらホントに可愛くて!
遠藤 よくツイッターでつぶやいてる、でっかいアイドルの人って誰でしたっけ。あれは……スマイレージ?
ナナタ 熊井ちゃんですね! 彼女はベリーズ工房です。超可愛くて……ここ(厚木)が地元なんですよ。アイドルなのに180センチあるんです。
遠藤 デカイですね。大林素子クラスだ。
ナナタ ホントでかくて、みんなで横並びで集合写真なんか撮ってるの見ると、熊井ちゃんだけちょっと離れたところにいるの。
遠藤 遠近法だ。
ナナタ で、よく見ると裸足なんですよ。
遠藤 あぁ、それは切ないですねぇ。でもいい話だ。えーと、じゃあそんなことも踏まえた上で(笑)、まずナナタさんの人となりを把握していいですか。まずヲタで、和菓子屋のお嫁さんであると。お幾つなんでしたっけ。
ナナタ 私、29……もうすぐ30です(暗い声)。
遠藤 若いじゃないですか。私なんて年が明けたら40ですよ! ここ(厚木)が地元?
ナナタ そうですね。厳密に言うと地元ではないんですけど、最寄駅です。
遠藤 じゃあ旦那さんとは地元愛なんですね。同級生?
ナナタ 違うんですよ。10歳年が離れてるんで同級生ではないです。あのう……。
遠藤 あ、照れてる〜。
ナナタ いえ、違いますよ。言いづらいなあと。旦那は地元の人なので人に聞かれたら「友達の学校のOB」とか言ってるんですけど、実際は、あの、ゲーセンにコミュニケーションノートってあるじゃないですか。
遠藤 コミュニケーションノートってナニ?
ナナタ ゲームセンターにノートが一冊置いてあって、そこに常連の人が何か書いたりとか、絵を描いたりとかするんですよ。それで出会いました。ろくでもないですよねえ。
遠藤 えー、いいじゃないですか。美しいですよ、ゲーセン愛! 婚活とか合コンとかよりキュンときます。
ナナタ いや、凄いDQNっぽいですよ、ゲーセンなんて。田舎の象徴みたいなもんですし。
遠藤 そうかなあ。ちなみにその時はどんなゲームを……?
ナナタ 格ゲー(格闘ゲーム)ブームの時だったんで、それですね。当時私は格ゲーで同人誌を作ってたんで。
遠藤 同人活動はいつからやってるんですか?
ナナタ たぶん小学校6年生くらいから。
遠藤 はあぁ〜! すげえな! 小学校6年の時にもう同人という文化があったんですね。ジェネレーションギャップ感じるなあ。
ナナタ たぶん私が小学校6年の時が、いちばん同人バブルって言われてた時だったんですよ。高河ゆんさんとかが、コミケでいちばんおっきいサークルで活躍してて。同人誌っていったらペラペラのものを想像すると思うんですけど、そういうのじゃなくてハードカバーの本を無料で配布するくらいの勢いがあった。
遠藤 えっ、儲かりすぎちゃってタダで配ってたってこと? 昔はよく、コミケで儲けてマンション買った人の伝説とかありましたよね。
ナナタ そうそう。私はまだ小学生だったんで、そういうのとは別世界でしたけど。コミケデビューは遅いんですよ。高校生になってからで。
遠藤 ご自分でも同人誌作ってたんですよね? エロ同人はやってなかったんですか?
『sweet SOS』 サークル=「七田電機 発行=2007年10月7日
ナナタ エロ、一回だけやったことあります。2年くらい前だったかなあ。『げんしけん』ていうマンガがすっごい好きでハマったことがありまして。でもその時はもう連載とっくに終わってて、同人サークルなんかもないんですよ。中古同人ならあったのかもしれないけど、そういう大手の本じゃなくて、コピー本で10ページくらいなんだけど『げんしけん』が凄い大好きっていう思いが詰まってる、同人誌が読みたかった。でも手に入らない。こりゃもう自分で作るしかないと思って、一回だけ出しました。
Iさん 斑目ですか?
ナナタ あ、私、斑目はカップリング組ませられないんです。好きすぎて。自分×斑目みたいになっちゃってるんで(笑)。
遠藤 自分も頭数に入ってるんだ。
ナナタ そうなんですよ。なのでそのときは……あ、遠藤さん『げんしけん』のキャラって分かります? 斑目の他に笹原って主人公がいるんですけど、それが荻上ちゃんて後輩と付き合いだして、そのうち初めてセックスすることになるんですよ。でも、本編にはその肝心の描写がないんです! 「さあ、やるよ」みたいなとこで終わっちゃってるの。この先が見たいんだよ! この二人のセックスが見たいんだよ! でもそんな同人誌もうないんだよ!って思って。
遠藤 作ったんですか?
ナナタ 作りました。
遠藤 それは正しい衝動ですねえ、もの凄く!
ナナタ そうなんですよ。自分で言いながら正しいなって思いました今(笑)。
遠藤 私、同人誌のことってよくわかんないんですけど、そもそも二次創作ってそういうもんですよね。
■田舎ではオタクはマイノリティ
遠藤 旦那さんとは、付き合いだしてすぐできちゃった感じなんですか?
ナナタ いや、三年付き合ったかな。高校の時からなので。
遠藤 和菓子職人と付き合う高校生って、なんかカッコよくないですか。少女漫画に出てきそう。同人とかやってるちょっとヲタの女子校生と、10歳年上の和菓子職人なんつったらもう、乙女としては絶対わーってなるようなシチュエーションですよ。
ナナタ 最初は自分でもちょっとそうかなって思ってました(笑)。付き合ってた当時から、旦那が車持ってたんで、スゲー楽でしたよ。学校まで車で送ってもらったりして。
遠藤 じゃあ女子高生時代は完全に勝ち組じゃないですか。
ナナタ いやでも、クラスのギャルが超怖くて、勝ち組どころじゃなかったですね。こっちは所詮オタクじゃないですか。田舎のギャルは半分ヤンキー入ってるんで怖いんですよ。
遠藤 あ、やっぱギャルとヤンキーは違うもの?
ナナタ 違います違います。
遠藤 私、自分がリアル女子高生だった時は、まだギャルというものが発生していなかった気が。横浜銀蝿とかなめ猫とか金八先生の三原じゅん子とかいう古いタイプのツッパリが小学生の頃で、小学校・中学校はたぶん暴走族世代。
ナナタ ははあ。うちの近所は、今でも毎晩暴走族通りますよ。
遠藤 え、絶滅してないんですか、暴走族って!
ナナタ ぜんぜん絶滅してないですよ。最近は旧車會とかいう暴走族のOB会みたいなのがあるんですよ。嫁も子供もいて、土日の昼間に活動するまっとうな暴走族なの(笑)。
遠藤 当時、ヲタというか、ナナタさん的な人たちの割合ってどのくらいだったんですか。やっぱりマイノリティ?
ナナタ そうですね、オタクは明らかにマイノリティですよね。クラスでも暴走族的な人は2、3人で、残りの4割くらいがギャルで、普通の子がちょこちょこいて、1割以下のところにオタクっていう感じ。
遠藤 私、リアルな知り合いでいくとオタクの割合がすごく多いので、オタクの絶対量ってもっといるんじゃないかって思ってたんですけど。考えてみるとギャルの知り合いとか一人もいないなあ。AVの中にしかいないのかと思ってた。
ナナタ いやいや、それはおかしいです。長野はギャル多いはず! 田舎は多いですって、絶対(力説)。そういえば、オタクの割合が大きい気がするって今言いましたけど、ガチヲタからするとぜんぜん一般人だよっていうゆるーいオタクの人でも、今は同人誌んだりすごい勢いでマンガ読んだりしてませんか。
遠藤 そうですね。私がオタクって言ってる人って半分くらいサブカル入ってるのかもしれない。はてなダイアリーとかでサブカルっぽいことを発信しつつもアニメ大好き、同人誌大好き、みたいな人が多いです。ホントにザ・秋葉原みたいなガチヲタの知り合いはいないかも。
ナナタ ガチガチのヲタは、他人と接触しないので、出会う機会もないんですよ。
遠藤 そっか、ナナタさんはガチヲタじゃない感じですよね。コミュニケーションノートで10代結婚だし(笑)。
ナナタ 私はホントに、ヲタ的な知識もたいしてないんですよ。だからスナイパーでやらせていただいてる時も、めちゃくちゃ浮いてるなと思って。
遠藤 そうですか?
ナナタ だって遠藤さんなんて、マエストロでしょう?(笑)
遠藤 自分で言ってるだけです。
ナナタ 皆さん、その道を極めた人ばっかりなのに、俺ときたら……って感じで。
遠藤 えー、極めてますかねぇ。
ナナタ そう思いますけどね。
■エロは人の判断力を狂わせる
遠藤 ナナタさんはご実家で店番しながらサイバー生活してるわけなんですけど、スカイプやツイッターの他にも何かやってます?
ナナタ mixiはID4桁(※オープンから1万人以内に入る初期会員)ですよ。
遠藤 へえーっ。それはやっぱり、家で店番してて、退屈だからネットで誰かとつながりたい的な?
ナナタ そうそう、そうなんです。ほんとインターネットというものがあってくれてよかったですよ。こんなド田舎で一人で店番してても誰とも繋がり持てませんし。
遠藤 わかりますわかります! 私も実家田舎だし、お勤めもしてなくて、ずっとヒッキーというかニートだったんで、パソコンで外界と繋がれるってわかったときは、ちょっと人生変わりましたもん。
ナナタ 遠藤さんは個人サイトやってますよね。こないだ遠藤さんの名前で検索したらまだちゃんと残ってた。個人サイトと、mixiみたいなソーシャルコミュニティ始めたの、どっちが最初なんですか。
遠藤 個人サイト始めたのは10年くらい前、まだブログというものが始まる前です。
ナナタ テキストサイト全盛期じゃないですか。
遠藤 そうですよ。ホームページビルダーみたいなのでちまちまやってたんですよ(笑)。それでエロ系の人と知り合って、mixiもその関係で始めたんです。
ナナタ どうして個人サイトやろうと思ったんですか。
遠藤 すごい暇だったんですよね(笑)。そもそもは、お勤めもせず実家でちょっと仕事するだけのニート時代が長くあって、その時にスカパーのAVチャンネルを気が狂うほど観たのが始まり。
ナナタ えっ、ペイチャンネルですか? おうちで?
遠藤 おうちで……。うち、父親が10年以上前から病気でふせってるんですよ。で、まあ介護とかしてるとストレスも溜まるし、何か楽しみがないかしらと。「あ、これを買えばエロビデオが観放題じゃない、私介護ばっかりでかわいそうだからこれくらい買ってもいいよね」って思って(笑)。
ナナタ それ買ったら、またさらにかわいそうなことになるみたいな発想は。
遠藤 ……それはなかったですね。世間的にどうかとかはもう全然。朝観て夜観て、オナニーしてみたいな感じが2年くらい続いてたんですけど、なんかねえ、ペイチャンネルなんでとにかく金がかかるんですよ。視聴料月に3万くらい払ってた。
ナナタ えーっ、ホントですか。あれって月額じゃなかったっけ?
遠藤 エロは人の判断力を狂わせるんですよ。月額契約にすりゃいいのに「あ、これ抜けそう。ピッ!」みたいにガンガンやってたら、数万円の請求が何カ月も来て。さすがにヤバイと気がついて、ようやく月額契約に切り替えました。ニートで収入ないのにバカですよ。
ナナタ いや、でもよかったですね、気がついて。エロが判断力鈍らせるっていうの、よくわかります。私もね、中学生の時に、お父さんの買ってきた週刊誌の後ろのほうにあった、ダイヤルQ2っていうのをよく聞いてたことがあったんですよ。AVの声だけが聞けるようなダイヤルを「何これ超エロい!」って思って、それから学校から帰ってきて毎日聞いてたら、その月の請求が3万とかになっちゃって。
遠藤 うわ、私まったくおんなじ。大学時代はQ2にもはまってた(笑)。一人暮らしだから聞き放題じゃないですか。でやっぱりナナタさんと同じようにアヘ声番組みたいなのを聞きながらオナニーばっかしてたら、月に8万請求が来てびっくり。
ナナタ うわー。
遠藤 バイトしてなんとか払いましたけどね。電話止められてQ2聞けなくなったら困るから(笑)。でも、スカパーのほうもそんな感じだし他の浪費も積み重なって、最終的に100万単位の借金ができちゃった。いやあ、判断力を鈍らせますよね、エロは!
ナナタ エロを軸に動いてる人生ですね。そんなことないですか?
遠藤 私、こんなにエロ中心の人間だと思ってなかったんですよ、子供の時は。AVもエロ本も、言わないだけでみんな大好きだろ、それが普通だろって思ってたんです。自分の中では今でもずっとそういう感覚があるんだけど「そこまでの人ってあんまりいないよね」みたいに言われると、そうなのかなと。でもまあ仕事っていうのもありますよ。
ナナタ とはいっても、仕事意外の趣味でもAV買ってるんですよね?
遠藤 正直、オナニー用に買うのは洋ピンとかばっかりですけど。
ナナタ でも買ってらっしゃるんですよね!
遠藤 いやでも、それはしょうがないんですよ。仕事で観られないんですもん。サンプルで観られるものは、モザイクが入ってるじゃないですか。私はノーモザイク派なので、それはやっばり買わないと……。
ナナタ ノーモザイクですか。私、最近イメージビデオが凄いイイなーって思ってるんですよね。だって、マンコの形とかくっきり分かったりするのに、モザイクなしで、しかも合法的に観れるっていう。素晴らしくないですか。女の子可愛いし。
遠藤 しかし、10歳の年齢差をものともせず、同じようにQ2にハマっていたとは……。ちょっと縁を感じますね。
(続く)
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10.12.10更新 |
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