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「遠藤遊佐のオナニー平和主義!」連載100回記念スペシャル企画 第2弾!!
毎週土曜日恒例の人気コラム「赤裸々自慰行為宣言 遠藤遊佐のオナニー平和主義!」が今週でナント連載100回目に突入!! この大偉業を記念すべく、「遠藤遊佐スペシャル企画」を続々と放出しております。企画第2弾は、現在好評連載中の遠藤遊佐・処女小説「監禁志願アリス」で挿絵を担当するイラストレーター・ナナタさん×遠藤さんの初顔合わせ対談。女同士のぶっちゃけトークを全3回に分けて連日お届けしています!!
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■エロを描くことの恥ずかしさ

ナナタ 遠藤さんのオナニーデビューっていつですか?

遠藤 ちゃんとデビューしたのは、結構遅くて20歳くらい。

ナナタ えっ、そうなんですか。

遠藤 うん。いろいろ、エロい物を見て興奮はしてたんですけど、あんまりやり方がわかってなくて。この話、よくするんですけど、私ずっとクリトリスの位置を認識してなかったんですよ。昔はあまりリアルな情報がないから、そこを触ると気持ちよくなれるってことを知らなかったの。二十歳くらいの時に突如わかって、それから一気にがんばりだした。

ナナタ デビューしてからが一気に濃いですよね。そういえば、私も高校生までは尿道と膣は同じものだと思ってました。

遠藤 ははは。そういう知識だけでエロ同人誌描いて、思いっきり間違ってて欲しいですね。マンコじゃなくて尿道になんか入ってるんですけどー、みたいな。

ナナタ 俺が考えた、間違ったマンコ(笑)。

遠藤 そうそう。そういう同人誌よくないですか。俺が考えたマンコに俺が考えたチンコが入ってよくわかんないことになってるの。

ナナタ いや、俺が考えたチンコは、やおいの絵とかですでにありますよ。チンコの裏表が間違ってたりとか(笑)。

遠藤 裏表! 知り合いが描いてるエロ漫画とか見ると、やっぱりチンコが出てくるじゃないですか。そうすると、あ、この人の彼氏こういうチンコなんだなとか思ってちょっと萌えたりしませんか。こんなツチノコみたいな形のあんまりないのに、きっとこいつの彼氏ってこうなんだって思っちゃう。ツチノコでイッたりしてるんだろうなとか、いらん妄想をしてしまう。腐ってますね。

ナナタ 私は逆に、そういう作者の生活が見て取れるエロ漫画とかが凄くイヤなんですよ。特に女性が描いたエロ漫画がホントに……読み物としてはいいですけど、エロとして見ると「ほんとこいつの考えてるエロの頭の中とか見たくないわー」って、思っちゃう。

遠藤 わかる気もします。私も、人の性生活を下世話に想像するのは好きなんだけど、自分の内面が出ちゃうのは凄くいやなんですよ。今エロ小説を書かせてもらってるんですけど、絶対に出るじゃないですか、ああいうのって。コラム書いてても出るんですけど、創作だとそれよりも深層心理とか願望がポロッと出そうで緊張してしまう。

ナナタ 遠藤さんの小説はたぶん、読者の人も「遠藤さんが書いてる」っていうのから入ると思うんですよね。だから余計そうかも。

遠藤 ですよねえ。はあ。でも、やっぱり小説書くってなると、それなりに自分の思ってることも入れなきゃいけないし、読んでる人にサービスもしたいじゃないですか。「愛している、ブチュ〜」みたいなベタなことも入れたほうがいいよなあとか思うと、恥ずかしいのと、真面目に書かなきゃっていうののせめぎ合いが……。

ナナタ ああ、ねえ。

Iさん ナナタさん、小説の現状までの感想ってどんな感じですか。

ナナタ 私、遠藤さんの小説読んで思ったのは、『完全なる飼育』って映画があるじゃないですか、あれっぽいのかなって。

遠藤 おお、まさにそうです。私、あの映画が物凄く好きなんですよ! 人生のベスト映画っていうくらい好きで。

ナナタ へえー。

遠藤 映画館でも4、5回観たし、DVDも持ってて今でも年に何回か観るくらい好き。あの竹中直人が最高にグッとくるんですよ。

ナナタ あれは、最後は竹中直人がへタレて終わるんでしたっけ。

遠藤 捕まっちゃうんだよね。で、捕まった竹中直人が留置所で弁護士に向かって「殺してくれ、死刑にしてくれ」って言うんですよ。弁護士は「監禁されてた女子校生も、君といて楽しかったって言ってるし、死刑にはならなくてすむよ」って答えるんだけど、竹中は「俺はこの最高の夢を胸にしたまま死にたいんだから殺せ!」みたいなことを言うの。凄いロマンだわ〜って思って。思いません? ああ、なんで私は竹中直人にこんなにグッときてしまうんだろう。なんかね、竹中直人って芝居じみたしゃべり方をするんですよ。あの人のしゃべり方ってヘンに声いいし自然じゃないじゃないですか。それが凄くいいんですよねえ。ゾクッとする。

ナナタ 劇団員っぽい喋り方ですよね。

遠藤 そうそう。口先だけでしゃべってるっていうか、なぜかカラオケが凄い上手い人みたいな喋り方。薄っぺらい感じがたまらない。

ナナタ ははは。でも、読みやすいし、キャラが可愛いっていうのは思います。「監禁」って言ってもガチじゃないとこがいいなと。

遠藤 そうですか?

ナナタ 尿道開発とかまでいくと、私がひいてしまうので。あ、もしかしたらこの後そういう展開になるのかも知れないですけど(笑)。

遠藤 いやいや、そこまではいかないです。この小説、ぶっちゃけあんまりエロくないでしょう? 実は最初は、ちゃんと濡れ場がきっちりあるのを書こうと思ってたんですよ。WEBスナイパーに掲載されてる他の小説みたいに、ちゃんとエロくて抜けるのを書こうと思って始めたんですけど、やってみたらなかなか難しくて。

ナナタ いや、たぶんそれが読みやすいところなんですよ。

遠藤 でもね、私自身は基本的にエロいものが好きなので、いやらしくて抜けるもののほうが読む価値があるのかなって思うんですよ。一話に一回くらい、ズブズブッと挿入しとくべきなんじゃないかと思ってるんですけど、書いてみるとぜんぜん入ってない……。難しいですよね〜。あと最近痛感したんですけど、私の性嗜好ってもんのすごいベタなんですよ。女子高生が好きとか、巨乳が好きとか、乱交がいいとか、余りにベタすぎて話にしてもつまんないの。電人さんなんかはアナルが好きで尻のことばっかり書いてるんだけど、好きだからエロいしわかりやすい。きっと考える前に言葉が出てくるんじゃないですかね。

ナナタ 二次創作と違って一から作品作るってなると、難しいですよね。

■ナードクイーン・ショック

遠藤 そういえば私、今コラムのほうで潮吹きに挑戦してるんですよ。でもなかなか吹けなくて、最近はもう頭の中がそればっか。夜中に一人で何やってるんだろうと思うと、自分がわからなくなってくる。

ナナタ でも、セックスでも、潮って調子いい時しか吹かないでしょう?

遠藤 あ、吹いたことありますか!?

ナナタ ありますよ(サラッと)。

遠藤 マ、マジで!

ナナタ えっ? 遠藤さんもあるんだと思ってました。あるんだけど、オナニーではムリだからそれを実践してらっしゃるのかと。

遠藤 いやいやいや、ないですよ。えーっ、ちょっとどうしよう。もしかして私が知らないだけでみんな吹いてんの!?

ナナタ うーん、私は潮吹かなくても別にいいですけど。

遠藤 でもなんか、吹けたほうがいいでしょ、オプションが付くみたいな。おんなじ条件で吹く人と吹かない人がいたら、吹くほうがいいって思いません? あの、ナナタさんは普通にセックスしてたら吹いたんですか?

ナナタ 手マンで吹きました。ていうか手マンじゃないとムリじゃないですか?

遠藤 発言が全然オタクじゃないじゃないですかぁ……。

ナナタ なんですかそれ(笑)。オタクは性にうといみたいな、それは偏見ですよ。ふふふ。遠藤さん、ナードクイーンって知ってます? オタクの集まり、オフ会とかありますよね。そういう、オタクのモサモサした男の子たちがいるところにモサモサした女の子が行くんですけど、その中に男の子を品定めしてお持ち帰りとかするオタク女がいるの。モサモサしてるけどクソビッチなんですよ!

遠藤 え、モサモサしてるクソビッチがモサモサしてる男を持ち帰るの? そして手マンとかしてるの?

ナナタ そうなんですよ。そういう子は化粧もしないんだけど、でもなぜかパイパンなの。

遠藤 うわぁ、なんかもう、あぁ……ホントにやる気なくす! 日本どうなってんの? 私は何のために40歳までがんばってきたの?

ナナタ なっはっは。しかも、オタクの男の子たちって案外高学歴の子が多いから、その子たちからしたら、きっと美味しいんですよ。

遠藤 神も仏もないですね……。

ナナタ オタクの中でビッチっていうと結構マイノリティだったりするんで、それが自分のステータスになるんじゃないですかね。それでそういうことをやる。当然のことながら見た目は黒髪ストレートにニーソです。でも服はニッセンていう(笑)。

遠藤 ユニクロとニッセンはどっちがましなのかな……(注・遠藤はユニクラーです)。

ナナタ ユニクロですかね。

遠藤 そうかぁ……(遠い目)。

ナナタ あと、眉毛どうにかしろよみたいな。

遠藤 眉毛も書いていないくせに手マンかよっていう。

ナナタ マン毛の前に眉毛どうにかしろよっていう。

遠藤 はあーっ。マン毛を剃るっていうのはやっぱり、ウケがいいと思って剃ってるのかなあ。かゆくないのかなあ。

ナナタ そういうのいっぱいいますよ、ツイッターに。一応、仲間うちではそういう子たちをナードクイーンって呼んでます。ナードっていうのはオタクの子たちのことで、その中でのクイーンっていう。「ボウリング・ フォー・コロンバイン」って観ました?

遠藤 はい。

ナナタ あの映画はナードの男の子が、ジョックって呼ばれる、いわゆるモテて目立つ子達を恨んで銃乱射しちゃう事件が題材で。それで、ジョックの女の子バージョンのことをクイーンビーって言うんですけど、オタクの中でクイーンビー気取りしてる奴だから、ナードクイーンって。

遠藤 いやいや、考えてみたら、大学時代とか確かにいましたよ。すっぴんで、小太りで、なぜかジーンズにいつも人民帽を被ってる女の子がいたんですけど、いつもバンダナにケミカルウォッシュの男の子に囲まれてた。「あ、彼女モテなんだ」って思ってたけど、それってナードクイーンの走りだったのか!

ナナタ 走りですね、ホントに。人民帽かぶってYMOみたいな格好してても、飲み会とか行くと、いきなり「暑い〜」って脱ぎだすんですよ。で、脱いだら真冬なのにキャミソール。

遠藤 意外に巨乳だったりね。

ナナタ 巨乳アピールありますね。でも貧乳は貧乳でモテるんですよ、相手オタクだから。

遠藤 チッ。

ナナタ 今、チッって言いましたね(笑)。

遠藤 いやあショック! 今日一番のショックでした。ナードクイーン。

ナナタ まったく親しくもない男の子のことお兄ちゃんとか言ったりしてますよ。ぶん殴りたくなるでしょう。んふっふふ。

遠藤 お兄ちゃんか……(白目)。

■家庭内におけるエロ

遠藤 そういえばナナタさんのとこは息子さんですよね。そういうナードの芽はまだ芽生えてないんですか?

ナナタ 一応サラブレッドなんですよね。旦那は、オタっていうか、ガンダム好きなんですよ。ガンダム世代ど真ん中なので、家にガンダム関係のDVDとかプラモがいっぱいある。車ん中でも昔のアニソンばっかりかけてるんで、息子は3歳くらいでマジンガーZを熱唱してた。

遠藤 テレビではもうやってないのに。

ナナタ そう、幼稚園行って誰とも話合わないみたいな。そんなサラブレッドなんですけど、なぜか今は野球が好きみたい。外で遊ぶことが大好きで、よかったなぁと思って。

遠藤 わかんないですよ〜。今に野球のカップリングとかを言い出すかも。王攻めの長島受けとか(←古い)。

ナナタ そうですよねぇ……腐男子とかも流行ってますしね。

遠藤 腐男子なんているんだ。ヲタ界は日進月歩ですね。ナナタさんは腐女子なんですか?

ナナタ 一応。でも、あんまりホモ好きじゃないんですよ。ホモが好きっていうよりは、カップリングが好きなんです。だから、好きになったカップリングがたまたまホモみたいな。普通の男の子と女の子のカップリングも好きになりますし。重要なのは受けか攻めかっていうことですね。

遠藤 それって重要らしいですね、腐女子にとっては。

ナナタ 重要ですよ。だってそれでカップリング戦争が起きるくらいですからね。自分と逆のカップリングだったっていうだけで、いわれのない中傷を受けたり、2ちゃんで単独スレが立ったりとかするくらいですから。大変なことです。

遠藤 私、オタクの人ってもっと牧歌的な感じで、あまり実社会の生臭いものとか見なくて済みそうだしいいなあって思ってたんですけど、結構大変なんですね。

ナナタ 想像力豊かな人が多いんで、ネガティブなほうにも想像力が働いちゃうんじゃないですかね。私も、いもしない敵といつも闘ってますもん。

遠藤 仮想敵?

ナナタ 殺す、殺すって思いながら。「ナードクイーン殺す!」って思いながら。

遠藤 息子さんに見られたらどうすんですか。脳内のオタビッチと戦う親……。

ナナタ 反面教師になればいいんですけど。最近は、家にたくさんあるエロ漫画を辛うじて隠してる状態なんだけど、いつ公表しようかなと思ってまして。

遠藤 なるほど、ちゃんとカミングアウトするんですね。えらいなあ。

ナナタ 隠してる状況のほうが不自然だと思うんですよね。私、中学生の頃から机の上にエロ漫画の単行本置いてて、隠さない派だったんで。

遠藤 親は何も言わないんですか?

ナナタ 過激な本読んでるわね、みたいな。その程度ですよ。

遠藤 いい母だ(笑)。うちは私の部屋を通らないと物干し台に行けないっていう構造になってて、朝、8時くらいになると母親がヨイショって洗濯物干しに来るんですよ。その時によくそこらへんにあるAVとか電マとか見て「遊佐ちゃんはエッチねえ」って言われる。

ナナタ AV、放置してあるんですか?(笑)

遠藤 レビューの仕事だと、今日明日で10本観なきゃみたいなことがあるんですよ。台の上に積んで顔射3回とかメモつけてるうちに寝ちゃってたりするんで……一応「仕事だよ!」とは言いますけどね。そういえば、親があけっぴろげかどうかっていうのは、子供のオタ化やエロ化に関係あるんでしょうか。まあ、一般的に親がDQNの人はDQNになるみたいな傾向はありますけど。ナナタさんのご両親はオタじゃないんでしょ?

ナナタ でもお母さん、サブカルなんですよね〜。サブカルっていうか、ヘビメタと、クラシックと、チェ・ゲバラが好きで。

遠藤 その三つか! 硬派ですね(笑)。うちの母親は普通のおばあさんだなあ。こんなちっちゃい、きんさんぎんさん的な老母。





ナナタ でも、きっと普通の人のほうが多いですよね。お母さんが日本赤軍にすごい影響されてるとか、イヤじゃないですか。

遠藤 それはイヤだ。うちはね、父親が結構エロの人でエロい物を集めてたんですよ。で、ちっちゃい時に最初に観たのは親の裏ビデオ。だから今も裏の洋ピンが好きなんですけど、それは幼少期の刷り込みなんじゃないかと思ってる。

ナナタ あー、完全に刷り込みですね。

遠藤 小学生の時に、押入れの中の布団の間とかに隠してあるのを見つけて、父親がいない隙に観てうおーっと思ったり、エロ本を見てムラムラしたりして。血がつながってるからか隠し場所がわかっちゃうんですよねえ。ピンと来るんですよ。

ナナタ ここじゃね? みたいな。ふふふ。私も、小学校4年生くらいの時だったかな。お父さんがジャンプとマガジンとヤングジャンプを買ってるのを読んでたんですけど、ヤングジャンプってエロい漫画載ってましたよね。

Iさん 『孔雀王』とかですか。

ナナタ あれは子供心に怖かったですね。あと、唯登詩樹がまだ昔のペンネームだった時の漫画とか、ドエロだった。

遠藤 私たちの頃は『みんなあげちゃう』とかでした。弓月光。

ナナタ ああーっ、はいはい。ヤンジャンじゃないけど『いけないルナ先生』もよかった。思えば、そこらへんからエロ好きになりましたね。やっぱ最初はマンガだったなあ。

遠藤 私もマンガの影響でかいですよ。AVよりは入手しやすかったですしね。父親のエロコレクションにあった『エロトピア』とか、もろオナネタでした。昔は今みたいなマンガっぽいエロ漫画ってあんまりなくて、だいたい劇画調だったんですよね。

ナナタ 『レイプマン』みたいな。

遠藤 そうそう。胸ちっちゃいけど尻はでかいみたいな人ばっかり。リアルな日本人体型が多かった気がするなあ。それかもう『ダミーオスカー』みたいなバタ臭い感じ。そういうのを読んで育ったんで、大人になってから「絵が萌え調で可愛いのにエロい」っていう今どきのエロマンガを読んだときは衝撃を感じましたよ。

ナナタ エロいと思います?

遠藤 思いますよ。一番最初は山本直樹。絵が美少女タッチなのにこんなにエロいとは何事だと思った。今のエロ漫画ってこんな厚くて、絵も可愛いでしょう。すげえイイなあと思う。萌えてヌケる。素晴らしい文化ですよ!

ナナタ 私、結婚して子供産んでからもあまり自分の持っているエロ漫画を隠さず、普通に本棚に置いてたんですけど、これはよくないなあって思って。とりあえず今は子供の手の届かない場所に隠してあるんですけど。

遠藤 あのね、実体験から言ううんですけど、あんまりエロい物を放置しとくと子供が親をナメてかかりますよ。私も父親ナメてましたもん。それなりにちゃんとした「お父さんは偉いんだよ」みたいな家庭だったんですけど「でも尼ビデオで抜いてんじゃん」って思っちゃうとねえ(笑)。なんだかんだ言いながら、お前、何年も前の裏本を後生大事にとってあんじゃんとか思っちゃうと、怒られてもいまいち真剣になれないの。妙な親近感湧いちゃって。旦那さんは、エロ系のヲタではないんですか? ガンダムだけ?

ナナタ はい。そういった意味では全然普通ですよ。

遠藤 マチルダさん受けとかないんですか。

ナナタ ないですね。マンガも凄いいっぱい読むんですけど、同人方面のそういうオタクっぽさはない。きっと遠藤さんもそうじゃないですか。

遠藤 そうですね。私、マンガってすごい読むんだけどすぐ忘れちゃうんですよ……。近所にコミックレンタルの店ができて、時間できるといっぱい借りてきてガーッて一気読みするのが楽しみなんだけど、読み終わるとあんまり内容覚えてないの。ニートの時代があったんで、映画とかもビデオでいっぱい見てるんですけど、今考えるとほぼ忘れてる。見てる間の2時間くらいだけ楽しければそれで嬉しいんです。深く掘り下げようとか、この作品のおかげで人生変わったとかっていうような感覚は、基本ないんですよね。

ナナタ たぶん、オタクじゃないんでしょうね。このキャラとこのキャラがいい的なこと考え出したらオタクなんですよ。

遠藤 やっぱキャラですかね。

ナナタ そうそう。

遠藤 でも昔、ごく子供の時は、ルパンと不二子ちゃんのラブシーンとか、そういうことを考えて、ノートにエロいものを描いたりとかしてましたよ。それこそ、さっきのナナタさんの『げんしけん』と同じ。

ナナタ 子供の頃はみんなあるんですよね。それが、ずっと地続きで続いちゃってるんですよ。オタクの人って。

(続く)

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遠藤遊佐(C)花津ハナヨ
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遠藤遊佐 AVとオナニーをこよなく愛する三十路独身女子。一昨年までは職業欄に「ニート」と記入しておりましたが、政府が定めた規定値(16歳から34歳までの無職者)から外れてしまったため、しぶしぶフリーターとなる。AV好きが昂じて最近はAV誌でレビューなどもさせていただいております。好きなものはビールと甘いものと脂身。性感帯はデカ乳首。将来の夢は長生き。
遠藤遊佐ブログ=「エヴィサン。」

ナナタ イラストレーター兼和菓子屋兼主婦。好きな和菓子は麩饅頭。嫌いな家事は掃除。 もっぱらの悩みは家が倒壊しそうなこと。
ナナタ個人サイト=「769」
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