SMに興味はあるんだけど、何をどうすればいいのかさっぱりわからない!そんな貴方のためにSMの楽しみ方、そしてSMクラブや風俗店での遊び方などを熟練のガイド安田理央さんがご紹介します。今回はM女さんにお相手いただくSコースの遊び方を紹介します。取材させていただいたのは東京・鶯谷「マスターズクラブ」さんです。 |
前回の「SMクラブで遊ぶにはどうしたらいいの?」で、SMクラブはどういうところかは、だいたいわかった。大きく分けるとSコースとMコースがあるわけだ。スナイパーSNSのプロフィールでは属性を「Soft-S 」としている筆者としては、やはりSコースに興味がある。いや、けっこうSっ気はあるのだ。普通のセックスでも責め好きだし。でも「お前はSか?」と聞かれると、ちょっと自信はない。痛い責めとかは苦手だし、縛るのも面倒くさいし、フェラとかされると、つい自分がヒィヒィ声あげちゃうし(笑)。でも、まぁ、痴女は好きだけど女王様となると、ちょっと引いちゃう部分があったりするので、これはSコースでしょう。前回聞いた話だと、S&Mコースというのにも惹かれたけど。 風俗ライター時代にSMクラブはずいぶん取材したけれど、実は遊びに行ったことはない。あ、いや、20歳くらいの頃に行ったことがあったっけ。池袋の某店。SMクラブって、いったいどんなところなのかドキドキしながら行って、その時もSコースを選んだのだけれど、出てきたのは長身のすごい美人さん。おお、こんな美人が! と、感動したものの、どうもM女っぽくない。どうやら本来は女王様の人だったような。全然SM経験の無い筆者は、その女の子に終始リードしてもらい、SだかMだかわからない感じでプレイは終わったのだった。最後に女の子に「もっと言葉責めとか覚えた方がいいね」なんて言われちゃったりして。 まぁ、そんな経験があったりして、ちょっとSMクラブに対しては敷居が高く感じていたのだった。 でも、今回はほぼ20年ぶりにSMクラブのSコースに挑戦してみようという気になっている。まぁ、あれから筆者もかなりエッチ方面の修行は積んだしね。今回は負けないぞ。 「Sコースで遊んでみたいんだけど......」とWebスナイパー編集部のIさんに相談したら、紹介してくれたのが、鶯谷のSMクラブ「マスターズクラブ」。ここはSコースのみ、つまりM女だけが在籍しているわけだ。 さっそくお店にお邪魔して、話を聞いてみた。若くて爽やかな店長さんが色々と教えてくれる。 |
事務所の様子。 |
「うちの場合は、Sコースだけです。60分2万5千円で、以降は30分あたり1万円です。だから90分で3万5千円、2時間で4万5千円ということになりますね。うちがちょっと変わっているのは、先に何分コースと決めて料金をいただくのではなく、プレイが終わった後に、時間を計算して料金を後払いしてもらうというシステムなんです。SMって、女の子との相性が全てじゃないですか。2時間コースにしたとしても、相性が合わない子とプレイするのはもったいないでしょう。この子ともっとプレイしたいなと思ったら、長い時間してくれればいいなと」 なるほど。自動延長システムというわけだ。確かに気分的にはいいけれど、調子に乗ってると、とんでもない金額になっちゃいそうなので、ある程度、自分で予算とのかねあいで時間配分は考えていた方がよさそうだ。 |
テーブルの上にポラロイドが。これはカタログ写真がまだない新人さんたちなんですって。 |
「SMプレイだと普通の風俗と違って、60分だと足りないというお客さんが多いですね。実際にうちでも90分から120分のお客さんがほとんどです。例えば、縛りを楽しみたいとなると、ただ縛るだけでも60分は、あっという間に過ぎてしまうんですよ」 マスターズクラブにはロングタイム8時間コース12万円というコースまである。通常の計算なら16万5千円のところが12万なんだから、だいぶお得。お得だけど12万円となると、さすがに簡単には出せるもんじゃないが。 この料金に初回は入会金5000円(でも「ホームページを見た」というと免除)、そしてホテル代が必要となる。ちなみに鶯谷あたりのホテル代の相場は2〜3時間の休憩料金で3千円代〜6千円代ほど。つまり一番安く済ませようと思うと60分料金2万5千円とホテル代3千円の合計2万8千円ということになる。 |
「うちの場合は、基本プレイに、縛り、ムチ、ロウソク、バイブ責め、アナル責め、羞恥責め、指入れ、アナル指入れ、Dキス、生フェラ、素股、浣腸、排泄鑑賞、放尿鑑賞、オナニー強制、オナニー鑑賞、麻縄、命令、調教、全身奉仕、スパンキング、目隠し、ギャグボール、鼻フック、首輪、手枷、足枷、ハケ、クンニ責め、くすぐり、ストーリープレイ、 ローションプレイ、口内発射、顔射、クリップ責め、コスチュームプレイなどが含まれています。フェラと素股は発射無制限です」
普通に考えつくようなことは、だいたい含まれている。あとはアナルファックくらいだろうか? ちなみにこちらはプラス5千円のオプション。 「道具類は全部お貸しします。もし自分の道具を持ち込みたいということであれば、事前にご相談下さい。コスチュームやストッキングの持ち込みはOKです」 このお店で興味深いのは、SMプレイ講習コースというのがある点。講師が一緒にプレイをしてくれるというもので、なんと通常料金のみ。責め方や縛り方を学びたいという人には、これはよさそう。ただし完全予約制ということなので、今回はあきらめた。 しかし、どんなプレイをすればいいんだろう。自分が好きなことをやればいいのだけれど、いざ、さぁ、やれと言われても、何から手をつけていいものやら。縛るのは、あんまり興味ないし、ムチとか痛いのはイヤだし、バイブ責めだけじゃあ、SMって感じはしないしなぁ。 「初心者の方に僕がオススメしているのは、浣腸プレイなんですよ。難しい技術はいらないし、羞恥責めとしては最高のものですからね。あと、ツーショットダイヤルに電話させて、話させながらバイブで責めるなんてのも面白いですね。SMクラブだから、SMらしいことをしなくちゃいけないってわけじゃないと思うんですよ。普通の風俗では出来ない、色々な性癖を、ここでは楽しめばいいんです。SMクラブは、こういうことをしてこうするというような流れが決まっていない唯一の風俗なんですよ」 そうか、無理してSMっぽいことをしなくてもいいのか。 |
(続く)
取材協力
東京・鶯谷「マスターズクラブ」=http://masters.32ch.com/
SM初心者の方へTOPへ>>>
ガイド:安田理央 |
安田理央の恥ずかしいblog 新刊「エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること」(翔泳社) |
気がつけば、今年で40代を迎えるエロ系ライター。今年はボーッとしてると大変ヤバイことになってしまいそうなので、色々と新しい行動を起こすぞと考えたり考えなかったりしております。「エロの敵」に続くアダルトメディアルポも構想中。 |
07.03.31更新 |
初心者の方へ
|
|