WEB SNIPER's special Photo Book information.
形状×質量×柄=∞のフェティッシュ写真集
パンスト・ニーハイ・レギンスetc.。お尻を全部包むか、絶対領域を見せるか。厚めか薄めか、ドット柄か膝上か......。形状・質量・柄から黒タイツ女子の魅力を分析。黒タイツ女子たちの一瞬しか見られない濃淡の美を追求したプチ写真集――。話題の一冊の魅力を担当編集者へのインタビューと共に紹介します!!
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黒タイツのフェティッシュな魅力あふれる写真集『くろタイ女子』がミリオン出版より発売された。
これまでも『夏服女子』、『ちっぱい女子』といった一風変わったフェチ写真集を手がけてきた担当編集者の菅原さんに、今作のこだわりと黒タイツの魅力を伺った。
「街を歩いていたら黒タイツを本当によく見かけるなあと思ったんです。特にこの冬はよく見かけますよね。『夏服女子』という女子高生に寄ったフェチ本を作ったときに、いつもニーハイソックスやストッキングをモデルに穿いてもらっていたんですが、その時にいろんな種類があることに気づいて。形状もそうだし、丈だったり、お尻まで全部包むものだったり。トレンカのような爪先が全部開いてるものや、柄も素材もいろいろある。それと厚さ、生地の厚さがあんなにたくさんあるんだってことを、やってるうちに知ったんです」
ストッキングやタイツは、生地の厚さをデニールという単位で表記する。そして『黒タイ女子』にはこのデニールをはじめ、化繊や綿といった素材と柄、そうした情報が全ての写真について表記されているのである。
「資料的に作りたいと思ったんです。いろんな種類のものを女の子に穿かせて。それもいろんな形の、いろんな脚の、いろんな体型の女の子に。水玉だったりニーハイだったり、いろんな形と柄や厚さの写真を載せてみたら、図鑑のような資料になるんじゃないかと。だいたい手に入る限りのものは揃えました」
脚フェチや黒タイツフェチの方でも、デニールの数字と透け具合はなかなか結びつかないことだろう。これが大変貴重な参照資料になるのは間違いない。また意外なことに女性からも好評で、女性の目線で眺めると「これくらい透けるんだ」、「こんなふうに見えてるんだ」、「これ以上薄いのは穿けないな」などとなるらしい。デニールの変化でどう薄くなるか、どう透けるかをしっかり表現するために、当然ながら写真にも細心の注意を払ったそうだ。
「脚の透け感にこだわった図鑑にしたかったので、何回も撮影してもらったんです。やはりカメラマンさんも透け感を出すのにすごく苦労されてましたね。色調整を何回もしていただいて。黒タイツはやはり濃淡というか、グラデーション。お尻がポコッと出てるところは薄くなって、ちょっと締まってるところは濃くなってるとか。そういう形やグラデーション、濃淡なんですよ。ちょっと脚が曲がってるだけでも伸びて薄くなったり、そういう細かい部分を出したいなあと凄く思いました。なんていうか、その時にしか撮れないものじゃないですか。その瞬間瞬間しか出ない模様を撮りたいなと思ったので」
黒タイツ、ストッキングフェチは、実はアダルトビデオですでに確立されているジャンルのひとつ。だが濃淡やグラデーションへのこだわりは、あまり重要視されてこなかった印象がある。同じような印象を菅原さんも感じていたという。
「アダルトビデオのタイツものは破くものになっちゃってる。AVもたまに参考にするんですが、OLものでタイツだと破かれるのが定番ですよね。この写真集でもちょっと破いてみたりしたけど......やっぱり違うなって。これは「破きフェチ」だなと。タイツに対するフェチじゃない」
あくまでもタイツに対するフェティシズムを追求しているのだ。では重要なのはタイツそのものかと思いきや、タイツの魅力を表現するために、モデルが着用する服装も重要なんだとか。
「やっぱり服あってのタイツというか、タイツだけ、脚だけ撮ってもあまり妄想が膨らまないんじゃないかな。後ろ姿やコートを羽織ってる下にカモシカみたいな脚とか。だから脚だけの写真はあまり使ってないです。どういう子が穿いてるのかを何となく想像できるものになってますね。逆に本当に素材だけの写真も、ちょっと見たいなあと思って入れていたり」
そんな接写のカットでは、黒タイツだけに目立ってしまうゴミなど、他所の撮影現場であれば取ってしまいそうなものだが、これもそのまま写っているというこだわりぶりだ。
「本当はもっといろんなことをやってみたかったんですよね。いろんな実験をしてみたかった。濡らしてみたり、ものを置いてみたり。今回、結構反応をいただいたんでびっくりしてるんですが、売り上げが良ければ黒タイツ企画、是非またやりたいですね。夏は暑苦しいので秋くらいに」
黒タイツ、ストッキングフェチの方には是非チェックして欲しい一冊。興味を待たれた方は、どうか手にとって、あなた自身のこだわりの黒タイ少女を見つけていただきたい。
『くろタイ女子』(ミリオン出版)
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