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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版!
サイト「羞恥学園新聞」で羞恥とアナルにこだわった小説を連載し、マニアたちから熱い支持を得ている女子高教師の藤井慎治。サイトの熱烈な女性ファンである"ナル"が、作品中で羞恥責めされるキャラ"しのぶ"のモデルである女生徒"忍"と同一人物だった。究極の羞恥奴隷を得た藤井と最上のご主人様を得た忍。そんな二人の初めての羞恥調教プレイが始まった。忍の恥ずかしい窄まりが、徐々に開発されていく......。
第四章 開発されてゆく恥ずかしい窄まり
V 忍 10
連続して絶頂を迎えてしまった忍は、体中の力が抜けてしまったように、ぐったりと動かない。満足そうな表情を浮かべて、はぁはぁと荒く息をつくばかりだ。ピンク色に染まった肌にはびっしょりと細かい汗が濡れ光っている。
藤井は、忍をあられもないポーズにしている拘束具をひとつひとつ外していった。手枷、そして足枷のベルトを外す。忍は人形のようにされるがままだった。全ての拘束を外されて自由になっても、手足を伸ばした状態で、ベッドに横たわっている。指一本自分の意志では動かせないような気分だった。
汗でびっしょりになっているのは、藤井も同じだった。藤井は、バスルームからタオルをふたつ持ってくると、ひとつをベッドの上の忍に渡し、もうひとつで自分の額の汗を拭った。忍も、のろのろと自分の体の汗を拭いていく。
「先生、すごい汗びっしょり......」
「おれも興奮しちゃったからな」
「先生も、脱いだら?」
「そうだな」
藤井はシャツとスラックスを脱ぎ捨てて、トランクス一枚になった。
「もう、体は立派なオッサンだから、恥ずかしいけどな」
藤井は笑いながら、そういった。さすがに20代のような引き締まった肉体とはいかず、いくぶんの緩みはあるものの、特に腹が出ているわけでもなく、30代も後半という年齢にしては、まずまずの体つきといってはいいだろう。
しかし、忍の目を引きつけたのは、やはりトランクスの膨らみだった。薄い布越しにはっきりと勃起したその器官の形状が浮き上がっている。さっき、スラックス越しに押しつけられた時に触れて、その大きさと固さを感じてはいたが、改めて見てみると不思議な気持ちになった。それがたまらなく愛しく思え、早く自分の体の中に受け入れたいという気持ちと、あんな大きいものが自分の体に入るのだろうかという相反する気持ちが同時にわき上がってきたのだ。藤井は、それをまず、膣ではなく肛門に挿入すると言っている。処女のままでアナルの処女を奪おうというのが藤井の考えであり、それは忍の望みでもあった。しかし、これからこれを肛門に受け入れるのかとう思うと、忍は不安な気持ちをぬぐい去ることが出来なかった。
「おい、そんなに見るなよ。男だって、恥ずかしいんだぜ」
そう言われて、じっと藤井の股間を見つめていた自分に気づいた忍は、顔を赤らめた。
「ご、ごめんなさいっ」
「ふふふ、そりゃあ気になるよな。でも、今日はまだおあずけだ」
「えっ?」
忍は驚いて藤井を見た。
「無理してお前の綺麗な肛門を傷つけたくないから、じっくりと時間をかけて拡張してから入れさせてもらうよ。また今度のお楽しみだ。それに、今日はもう遅い。教師としては、教え子が夜遊びするのは感心しないんだ」
藤井は窓に目をやった。確かに、窓の外は真っ暗になっていた。あまりに夢中になっていたために気づかなかったが、あっという間に6時間が過ぎていたのだ。
「でも、私ばかり気持ちよくしてもらったけど、先生は、まだ......」
「男は、相手が気持ちよくなっているのを見ているだけで十分気持ちよくなれるんだよ。おれはこれまでの人生の中で、こんなに快感を味わったことがないくらい楽しませてもらえた。もう十分満足だよ」
「だって、先生、まだ、そんなになってるし」
男性は射精をしない限り、性欲が収まらない。耳年増である忍は、そんな話をたくさん聞いていた。「男は一度勃起すると、抜かないとおかしくなっちゃうっていうから、しょうがなくてやらせてあげたんだよね」などとクラスメートの美緒が話していたこともあった。
「いいんだよ。先生くらい大人になると、別に平気になるんだ」
いくら藤井先生が大人でも、男性の生理は変わらないはずだ、忍は決意する。
「でも、そんなのいやです」
忍は、藤井に抱きついた。そしてトランクスの上から藤井のペニスに触れた。
「おいおい」
忍の不意打ちに藤井は焦る。
「先生が今日、してくれないんだったら、忍にお口でさせてください」
自分でも驚くほど大胆な言葉がすらすらと出てきた。もちろん忍にはフェラチオの経験はないが、知識としてはどんなことをすればいいのかは知っている。それまでは、自分がされることで頭がいっぱいだったのだが、一度フェラチオをするという発想が浮かぶと、愛しい先生のものを口に含んでみたい、自分の愛撫で射精してもらいたいという気持ちになってきたのだ。
突然、積極的になってきた忍に藤井は面食らった。忍と同じで、藤井は自分が忍を責めることで頭がいっぱいで、奉仕してもらうことなど全く考えていなかったのだ。もちろん、藤井だってフェラチオしてもらうことが嫌いなわけがない。それも忍のような美少女が、まだ誰も汚したことのない唇で奉仕してくれるというのだ。文句のあるはずがない。しかし、不意をつかれてしまったせいか、藤井は妙に焦ってしまう。
「いや、それはうれしいけど、しかし、その......」
急にどぎまぎする藤井を、忍は可愛らしいと思った。愛おしいと思った。もう自分を抑えきれなくなり、忍は藤井のトランクスを下ろした。
「おい、何するんだよ」
トランクスを引き下ろすと、固く、大きな肉の器官が現れた。それはグロテスクかつユーモラスな形状をしていたが、忍はそれをとても可愛らしいと直感的に思った。引き寄せられるように手を伸ばす。
「すごい、大きい。でも、可愛い......」
藤井のペニスは平均的な大きさと形だったが、初めて見る忍にとっては、とんでもなく大きな器官に見えた。それまで忍が実際に見たことのある男性器は、幼い頃に風呂場で見た父親のだらりとした勃起前の形状くらいだったからだ。
こわごわと言った感じで、忍は藤井の亀頭に触れた。皮の剥けた先端部分が綺麗なピンク色をしていることに、忍は妙に感心した。
「これが男のペニスだ。どうだ、これがお前のお尻の穴の中に入るんだぞ」
動揺を抑えて、なんとかさっきまでの威厳を取り戻そうと藤井は、少し偉そうな口調で言う。忍は興味深げに、細い指先で藤井のペニスを弄くり回している。技巧とはほど遠い動きなのだが、既にはち切れんばかりに勃起している藤井のペニスにとっては、とんでもないほどの刺激になっていた。
ベッドの横に立っていた藤井の足下に、忍は跪くような姿勢になる。そして上目使いで、チラリと藤井を見ると、忍はごく自然に唇を亀頭へと近づけた。
そっと先端を口に咥えた。口いっぱいに生々しい肉の味が広がった。それは少しも不快ではなかった。びくんびくんと脈打っているのが不思議だった。ああ、これが藤井先生そのものなんだなと、忍は思った。
そして藤井は、温かく滑らかな粘膜の刺激に思わず声を漏らしそうになっていた。ぎこちなくも、ヌメヌメとからみついてくる美少女の舌と唇の感触は藤井に脳の奥までを痺れさせる快感を与える。気を抜くと、すぐに射精してしまいそうだった。しかし、なんとか平静な表情を装う。
「もっと舌をチロチロと動かすんだ。そうだ、上手いぞ。もっと横の方も舐めてくれ......」
忍は藤井に言われるがままに一生懸命に舌を動かす。さっきまで、あんなに自分を気持ちよくしてくれた藤井に、少しでもお返しをしたかった。と、いうより、自分の愛撫で、相手が気持ちよくなってくれるということが、こんなに嬉しく興奮するものだと、忍は初めて知った。藤井が「上手いぞ」と賞めてくれたり、気持ちよさそうな声を漏らしたりすると、子宮の奥がズンと痺れるような快感があるのだ。舐めながら、自分が激しく濡れていることに忍は気づいた。
もっと先生を気持ちよくしてあげたい。ずっとこのまま舐め続けていたい。忍はそんなことを考えていた。
一方、藤井は襲い来る快感と必死に戦っていた。忍の舌使いは、みるみるうちに上達していくのだ。少し藤井が注文を出すだけで、的確にツボを理解していく。ある種、天性の勘があるのかもしれない。何も言わなくても、藤井の性感帯である陰嚢の表面を軽く刺激するなどというテクニックまで使ってくる。
しかし、なんとなくこのまま、あっさりと忍にイカされてしまうのは、悔しかった。忍に対しては主導権を握っていたいと藤井は思った。子供じみた征服欲ではあるが、それもまた男の性とも言える。
「よし、今度はベッドで舐めてもらおうかな。おれの顔の上をまたぐようにするんだ」
それがシックスナインと言われる体位なのは、忍にもすぐわかった。藤井はベッドの上にごろりと横になった。さぁ、おいでと忍を手招きする。
ついさっきまで、何もかもをさらけ出すような恥ずかしいポーズを取らされていたのに、自分から藤井の顔を跨ぐのは、恥ずかしくてたまらなかった。お互いの性器を舐め合うシックスナインという体位は、今まで取らされてきたあらゆるポーズよりも、恥ずかしいように忍は思った。
「来るんだ、忍」
焦れたように藤井が言うと、忍はもう逆らえない。おずおずと藤井の顔の近くに近づくと、脚を広げた。
「し、失礼します。ああ......」
藤井の顔の上で跨り、体を倒す。今頃、先生の顔の真ん前で、私の恥ずかしい部分が何もかも見えているんだ......。そう思うと、忍は恥ずかしくてたまらなくなり、そんな思いから逃げるように自分の目の前に屹立している藤井のペニスを勢いよく咥え、口を動かした。
「すごいぞ、丸見えだぞ、忍」
そんな忍の羞恥心を、さらにあおるように藤井は言う。目の前数センチのところに少女の前後の秘奥が咲き誇っている。しかも淫裂は濡れぼそり牝の匂いをぷんぷんとまき散らしている。藤井は手を伸ばしてその肉の扉を押し開く。淫蜜がキラキラと光るピンク色の肉壁があからさまになる。なんと美しく魅力的な光景なのだろうと思う。そんな視覚的な興奮と同時に、下半身では忍が一生懸命に肉棒へ奉仕しているのだ。頭も体もとろけてしまいそうな興奮と快感だった。
今にも暴発してしまいそうだったが、必死に押しとどめる。そして藤井は指先で剥き上げた肉芽へ舌を這わせた。その瞬間、忍の体が硬直し、舌の動きが止まった。ここぞとばかりに藤井は舌を動かして、忍を責め立てる。忍は思わず口をペニスから離して、甘い声を上げてしまう。
「あっ、あっ、だめ、先生、だめ」
構わずに藤井は舌を激しく動かしていく。同時に指先で肉襞やその周辺を刺激する。
「んんんっ、だめです。先生っ、出来なくなっちゃう。そんなことしたら、私、何もできなくなっちゃいます」
「ふふふ、いいよ、またイッちゃってもいいんだぜ」
「いや、だめ。今度は、先生がイッて下さい。お願い......」
藤井は、細かく舌先で肉芽を責めながら、蜜をからめた指先を菊花に触れさせた。その淡菫色の窄まりに指先が触れた瞬間、忍はさらに体を反応させた。
「だめぇ。ああっ、そこはっ。先生、お願い。許して下さい。意地悪しないで」
「また先にイッちゃうのかな、忍は」
「いやいや、せめて、せめて一緒にイッて下さい。お願い、先生、一緒に、一緒に!」
忍は押し寄せる快感の波と必死に戦いながら、なんとか再び藤井のペニスを口に含む。舌先をからめながら上下に動かす。
藤井は指先をねじり込むようにして、その先端を窄まりに埋め込む。同時に肉芽への舌先での刺激をさらに激しくした。
「んっ、ん、んんーっ!」
快感と戦いながら忍は口を動かす。もう自分がどういう状態なのか、何をしているのかもわからない。ただ、ただ頭の中が真っ白になっていく。
そして二人の快感が頂点に達したのは、ほぼ同時だった。厳密に言えば、少しだけ先に耐えきれなくなった藤井が忍の口の中に精を迸らせた。それを感じた瞬間に、忍も絶頂に達した。忍の体には今日5回目の電撃が走り、体を仰け反らせたが、それでも口は藤井のペニスからは決して離さなかった。ドクンドクンと勢いよく噴出される精液を一滴もこぼしたくはなかったのだ。忍は何の躊躇もなく、その生臭い液を飲み干した。
この日、5回目の絶頂は、忍に最も深い快感と幸福感を与えたのだった。
(続く)
小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版!
サイト「羞恥学園新聞」で羞恥とアナルにこだわった小説を連載し、マニアたちから熱い支持を得ている女子高教師の藤井慎治。サイトの熱烈な女性ファンである"ナル"が、作品中で羞恥責めされるキャラ"しのぶ"のモデルである女生徒"忍"と同一人物だった。究極の羞恥奴隷を得た藤井と最上のご主人様を得た忍。そんな二人の初めての羞恥調教プレイが始まった。忍の恥ずかしい窄まりが、徐々に開発されていく......。
第四章 開発されてゆく恥ずかしい窄まり
V 忍 10
連続して絶頂を迎えてしまった忍は、体中の力が抜けてしまったように、ぐったりと動かない。満足そうな表情を浮かべて、はぁはぁと荒く息をつくばかりだ。ピンク色に染まった肌にはびっしょりと細かい汗が濡れ光っている。
藤井は、忍をあられもないポーズにしている拘束具をひとつひとつ外していった。手枷、そして足枷のベルトを外す。忍は人形のようにされるがままだった。全ての拘束を外されて自由になっても、手足を伸ばした状態で、ベッドに横たわっている。指一本自分の意志では動かせないような気分だった。
汗でびっしょりになっているのは、藤井も同じだった。藤井は、バスルームからタオルをふたつ持ってくると、ひとつをベッドの上の忍に渡し、もうひとつで自分の額の汗を拭った。忍も、のろのろと自分の体の汗を拭いていく。
「先生、すごい汗びっしょり......」
「おれも興奮しちゃったからな」
「先生も、脱いだら?」
「そうだな」
藤井はシャツとスラックスを脱ぎ捨てて、トランクス一枚になった。
「もう、体は立派なオッサンだから、恥ずかしいけどな」
藤井は笑いながら、そういった。さすがに20代のような引き締まった肉体とはいかず、いくぶんの緩みはあるものの、特に腹が出ているわけでもなく、30代も後半という年齢にしては、まずまずの体つきといってはいいだろう。
しかし、忍の目を引きつけたのは、やはりトランクスの膨らみだった。薄い布越しにはっきりと勃起したその器官の形状が浮き上がっている。さっき、スラックス越しに押しつけられた時に触れて、その大きさと固さを感じてはいたが、改めて見てみると不思議な気持ちになった。それがたまらなく愛しく思え、早く自分の体の中に受け入れたいという気持ちと、あんな大きいものが自分の体に入るのだろうかという相反する気持ちが同時にわき上がってきたのだ。藤井は、それをまず、膣ではなく肛門に挿入すると言っている。処女のままでアナルの処女を奪おうというのが藤井の考えであり、それは忍の望みでもあった。しかし、これからこれを肛門に受け入れるのかとう思うと、忍は不安な気持ちをぬぐい去ることが出来なかった。
「おい、そんなに見るなよ。男だって、恥ずかしいんだぜ」
そう言われて、じっと藤井の股間を見つめていた自分に気づいた忍は、顔を赤らめた。
「ご、ごめんなさいっ」
「ふふふ、そりゃあ気になるよな。でも、今日はまだおあずけだ」
「えっ?」
忍は驚いて藤井を見た。
「無理してお前の綺麗な肛門を傷つけたくないから、じっくりと時間をかけて拡張してから入れさせてもらうよ。また今度のお楽しみだ。それに、今日はもう遅い。教師としては、教え子が夜遊びするのは感心しないんだ」
藤井は窓に目をやった。確かに、窓の外は真っ暗になっていた。あまりに夢中になっていたために気づかなかったが、あっという間に6時間が過ぎていたのだ。
「でも、私ばかり気持ちよくしてもらったけど、先生は、まだ......」
「男は、相手が気持ちよくなっているのを見ているだけで十分気持ちよくなれるんだよ。おれはこれまでの人生の中で、こんなに快感を味わったことがないくらい楽しませてもらえた。もう十分満足だよ」
「だって、先生、まだ、そんなになってるし」
男性は射精をしない限り、性欲が収まらない。耳年増である忍は、そんな話をたくさん聞いていた。「男は一度勃起すると、抜かないとおかしくなっちゃうっていうから、しょうがなくてやらせてあげたんだよね」などとクラスメートの美緒が話していたこともあった。
「いいんだよ。先生くらい大人になると、別に平気になるんだ」
いくら藤井先生が大人でも、男性の生理は変わらないはずだ、忍は決意する。
「でも、そんなのいやです」
忍は、藤井に抱きついた。そしてトランクスの上から藤井のペニスに触れた。
「おいおい」
忍の不意打ちに藤井は焦る。
「先生が今日、してくれないんだったら、忍にお口でさせてください」
自分でも驚くほど大胆な言葉がすらすらと出てきた。もちろん忍にはフェラチオの経験はないが、知識としてはどんなことをすればいいのかは知っている。それまでは、自分がされることで頭がいっぱいだったのだが、一度フェラチオをするという発想が浮かぶと、愛しい先生のものを口に含んでみたい、自分の愛撫で射精してもらいたいという気持ちになってきたのだ。
突然、積極的になってきた忍に藤井は面食らった。忍と同じで、藤井は自分が忍を責めることで頭がいっぱいで、奉仕してもらうことなど全く考えていなかったのだ。もちろん、藤井だってフェラチオしてもらうことが嫌いなわけがない。それも忍のような美少女が、まだ誰も汚したことのない唇で奉仕してくれるというのだ。文句のあるはずがない。しかし、不意をつかれてしまったせいか、藤井は妙に焦ってしまう。
「いや、それはうれしいけど、しかし、その......」
急にどぎまぎする藤井を、忍は可愛らしいと思った。愛おしいと思った。もう自分を抑えきれなくなり、忍は藤井のトランクスを下ろした。
「おい、何するんだよ」
トランクスを引き下ろすと、固く、大きな肉の器官が現れた。それはグロテスクかつユーモラスな形状をしていたが、忍はそれをとても可愛らしいと直感的に思った。引き寄せられるように手を伸ばす。
「すごい、大きい。でも、可愛い......」
藤井のペニスは平均的な大きさと形だったが、初めて見る忍にとっては、とんでもなく大きな器官に見えた。それまで忍が実際に見たことのある男性器は、幼い頃に風呂場で見た父親のだらりとした勃起前の形状くらいだったからだ。
こわごわと言った感じで、忍は藤井の亀頭に触れた。皮の剥けた先端部分が綺麗なピンク色をしていることに、忍は妙に感心した。
「これが男のペニスだ。どうだ、これがお前のお尻の穴の中に入るんだぞ」
動揺を抑えて、なんとかさっきまでの威厳を取り戻そうと藤井は、少し偉そうな口調で言う。忍は興味深げに、細い指先で藤井のペニスを弄くり回している。技巧とはほど遠い動きなのだが、既にはち切れんばかりに勃起している藤井のペニスにとっては、とんでもないほどの刺激になっていた。
ベッドの横に立っていた藤井の足下に、忍は跪くような姿勢になる。そして上目使いで、チラリと藤井を見ると、忍はごく自然に唇を亀頭へと近づけた。
そっと先端を口に咥えた。口いっぱいに生々しい肉の味が広がった。それは少しも不快ではなかった。びくんびくんと脈打っているのが不思議だった。ああ、これが藤井先生そのものなんだなと、忍は思った。
そして藤井は、温かく滑らかな粘膜の刺激に思わず声を漏らしそうになっていた。ぎこちなくも、ヌメヌメとからみついてくる美少女の舌と唇の感触は藤井に脳の奥までを痺れさせる快感を与える。気を抜くと、すぐに射精してしまいそうだった。しかし、なんとか平静な表情を装う。
「もっと舌をチロチロと動かすんだ。そうだ、上手いぞ。もっと横の方も舐めてくれ......」
忍は藤井に言われるがままに一生懸命に舌を動かす。さっきまで、あんなに自分を気持ちよくしてくれた藤井に、少しでもお返しをしたかった。と、いうより、自分の愛撫で、相手が気持ちよくなってくれるということが、こんなに嬉しく興奮するものだと、忍は初めて知った。藤井が「上手いぞ」と賞めてくれたり、気持ちよさそうな声を漏らしたりすると、子宮の奥がズンと痺れるような快感があるのだ。舐めながら、自分が激しく濡れていることに忍は気づいた。
もっと先生を気持ちよくしてあげたい。ずっとこのまま舐め続けていたい。忍はそんなことを考えていた。
一方、藤井は襲い来る快感と必死に戦っていた。忍の舌使いは、みるみるうちに上達していくのだ。少し藤井が注文を出すだけで、的確にツボを理解していく。ある種、天性の勘があるのかもしれない。何も言わなくても、藤井の性感帯である陰嚢の表面を軽く刺激するなどというテクニックまで使ってくる。
しかし、なんとなくこのまま、あっさりと忍にイカされてしまうのは、悔しかった。忍に対しては主導権を握っていたいと藤井は思った。子供じみた征服欲ではあるが、それもまた男の性とも言える。
「よし、今度はベッドで舐めてもらおうかな。おれの顔の上をまたぐようにするんだ」
それがシックスナインと言われる体位なのは、忍にもすぐわかった。藤井はベッドの上にごろりと横になった。さぁ、おいでと忍を手招きする。
ついさっきまで、何もかもをさらけ出すような恥ずかしいポーズを取らされていたのに、自分から藤井の顔を跨ぐのは、恥ずかしくてたまらなかった。お互いの性器を舐め合うシックスナインという体位は、今まで取らされてきたあらゆるポーズよりも、恥ずかしいように忍は思った。
「来るんだ、忍」
焦れたように藤井が言うと、忍はもう逆らえない。おずおずと藤井の顔の近くに近づくと、脚を広げた。
「し、失礼します。ああ......」
藤井の顔の上で跨り、体を倒す。今頃、先生の顔の真ん前で、私の恥ずかしい部分が何もかも見えているんだ......。そう思うと、忍は恥ずかしくてたまらなくなり、そんな思いから逃げるように自分の目の前に屹立している藤井のペニスを勢いよく咥え、口を動かした。
「すごいぞ、丸見えだぞ、忍」
そんな忍の羞恥心を、さらにあおるように藤井は言う。目の前数センチのところに少女の前後の秘奥が咲き誇っている。しかも淫裂は濡れぼそり牝の匂いをぷんぷんとまき散らしている。藤井は手を伸ばしてその肉の扉を押し開く。淫蜜がキラキラと光るピンク色の肉壁があからさまになる。なんと美しく魅力的な光景なのだろうと思う。そんな視覚的な興奮と同時に、下半身では忍が一生懸命に肉棒へ奉仕しているのだ。頭も体もとろけてしまいそうな興奮と快感だった。
今にも暴発してしまいそうだったが、必死に押しとどめる。そして藤井は指先で剥き上げた肉芽へ舌を這わせた。その瞬間、忍の体が硬直し、舌の動きが止まった。ここぞとばかりに藤井は舌を動かして、忍を責め立てる。忍は思わず口をペニスから離して、甘い声を上げてしまう。
「あっ、あっ、だめ、先生、だめ」
構わずに藤井は舌を激しく動かしていく。同時に指先で肉襞やその周辺を刺激する。
「んんんっ、だめです。先生っ、出来なくなっちゃう。そんなことしたら、私、何もできなくなっちゃいます」
「ふふふ、いいよ、またイッちゃってもいいんだぜ」
「いや、だめ。今度は、先生がイッて下さい。お願い......」
藤井は、細かく舌先で肉芽を責めながら、蜜をからめた指先を菊花に触れさせた。その淡菫色の窄まりに指先が触れた瞬間、忍はさらに体を反応させた。
「だめぇ。ああっ、そこはっ。先生、お願い。許して下さい。意地悪しないで」
「また先にイッちゃうのかな、忍は」
「いやいや、せめて、せめて一緒にイッて下さい。お願い、先生、一緒に、一緒に!」
忍は押し寄せる快感の波と必死に戦いながら、なんとか再び藤井のペニスを口に含む。舌先をからめながら上下に動かす。
藤井は指先をねじり込むようにして、その先端を窄まりに埋め込む。同時に肉芽への舌先での刺激をさらに激しくした。
「んっ、ん、んんーっ!」
快感と戦いながら忍は口を動かす。もう自分がどういう状態なのか、何をしているのかもわからない。ただ、ただ頭の中が真っ白になっていく。
そして二人の快感が頂点に達したのは、ほぼ同時だった。厳密に言えば、少しだけ先に耐えきれなくなった藤井が忍の口の中に精を迸らせた。それを感じた瞬間に、忍も絶頂に達した。忍の体には今日5回目の電撃が走り、体を仰け反らせたが、それでも口は藤井のペニスからは決して離さなかった。ドクンドクンと勢いよく噴出される精液を一滴もこぼしたくはなかったのだ。忍は何の躊躇もなく、その生臭い液を飲み干した。
この日、5回目の絶頂は、忍に最も深い快感と幸福感を与えたのだった。
(続く)
電人blog |
著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。 |