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小林電人衝撃のデビュー作『羞恥の教室』、第二章に突入!
サイト「羞恥学園新聞」で羞恥とアナルにこだわった小説を連載し、マニアたちから熱い支持を得ている女子高教師の藤井慎治。サイトの熱烈な女性ファンである"ナル"が、作品中で羞恥責めされるキャラ"しのぶ"のモデルである女生徒"忍"と同一人物だった。突然の学校内での告白に戸惑う藤井。放課後にふたりは待ち合わせて、カラオケボックスに入る。その途端、忍は深く土下座をして許しを請うのだった。
第二章 禁じられた関係のはじまり
III 忍 2
「おい、そんな、ちゃんと座れよ。それじゃ話もできない」
藤井は慌てて、忍の土下座を止めさせ、向かいの椅子に座らせた。
お互い恥ずかしくて、相手の顔を見ることができない。とりあえず何から話せばいいのか。二人が押し黙ったままの室内に、脳天気なラップ風のJポップが流れていた。
口火を切ったのは藤井だった。
「とにかく、驚いたよ。まだ、頭の中の整理ができていない」
話しながら忍の顔をちらりと見る。忍はうつむいてテーブルの上のリモコンを見つめていた。心なしか頬が上気しているようだ。
「ところで、S学園長って、どんな男だと思ってた?」
少し冗談めかした口調で、藤井は尋ねた。
「あの、全然、具体的なイメージは持っていなかったんです。ずいぶん年上だっていうのはわかってましたけど......」
「おれくらいの年齢かなって思ってた?」
「あっ、その時は、全く先生の事とは結びついていなかったし......。それに藤井先生は、そんなに年上って感じしないです」
「まぁ、おれも、まさかナルが仲村だなんて考えても見なかったからな......。未だに信じられないし」
忍が、はっと思い出したように言った。
「先生、あの小説の『しのぶ』って、もしかして私がモデルなんですか?」
不意をつかれた藤井は慌てた。普通に考えれば、激怒されてもしかないことだ。自分をモデルにしたキャラクターを小説の中で、とんでもない目にあわせているなんて。しかもそれをやったのは自分の学校の教師なのだ。
「いや、特にそういうわけでもないが、ちょっと名前をな、借りたというか......」
「名前だけですか」
忍がじっと藤井を見つめた。何かを期待しているような目だった。
「すまん。本当はお前をモデルにしてた」
「やっぱり! うれしいです。私も、あの子にすごく感情移入してたんです。名前が一緒ということもありましたけど、髪型とかも同じですし、どこか自分に似てるような気がして......」
藤井はしのぶを「整った顔立ちの美少女だが、常に何かに怯えているかのような気弱な表情を浮かべているため、地味な印象を与える」と描写している。Sっ気のある男なら、つい苛めてしまいたくなる、そんな美少女がしのぶだ。そして、それは藤井が忍に持っていた印象そのままだった。
「怒らないのか?」
「......普通は怒るのかもしれないですけど......、私は本当に嬉しいんです」
忍は上目使いで藤井を見た。目が潤み、頬はほんのり赤く染まっている。忍が何かを決意して、この場にいて、そして何かを期待しているのだということが藤井にはわかった。そんな忍がたまらなく愛おしいと思った。
いきなり抱きしめても、恐らく忍は嫌がるどころか、うっとりと体をあずけてくるだろう。いくぶん十代ゆえの華奢な線の堅さを残しているとは言え、その肉体がすでに女としての魅力を持っていることは、昨夜の画像で十二分に確認済みだ。この清楚な白いワンピースの下には、昨夜見た、あの淫らな肉体が息づいているのだ。藤井は唾を飲み込んだ。
しかし、それでも藤井は、まだ逡巡していた。ここで一線を越えたら、もう自分はどこまでも忍に溺れてしまいそうな気がしているのだ。そして、それが公になったら自分の一生は台なしになってしまうのだ。
忍からの手紙を読んだ時に、一度は決心したはずの藤井だが、まだ迷いはあった。今なら、まだ引きかえせる。自分の中から、そんな声も聞こえる。しかし、それは無理だということもわかっている。ここで、忍をあきらめたら自分は一生後悔するだろう。こんな幸運は、もう絶対にあり得ないはずだ。
そんな情けない心の動きを忍には気づかせたくなかった。藤井は意を決した。自分の中で何かのスイッチが入った。
「仲村、ショーツを脱げ」
藤井は忍の顔をまっすぐ見て、そう命じた。きっぱりとした口調だった。忍は、一瞬とまどったような表情を浮かべたが、すぐに真顔になり、「はい」と小さな声で返事をした。
忍は立ち上がり、スカートをたくし上げようとした。
「そこだと監視カメラに映るかもしれない。こっちのドアの前で脱げ」
店員が室内をモニターするための監視カメラが天井の隅にあることを藤井は気づいていた。カラオケボックスをラブホテル代わりに使う若い客が多いためだろう。ドアの前はカメラからは死角になっている。ただし、大きな覗き窓があるため、その前に立つと忍の背中は廊下から丸見えになる。
「脱ぐ前に、スカートをめくって見せてみろ」
「......はい」
忍は白いワンピースの裾を掴むと、ゆっくりと上へと持ち上げていった。ゆっくり、ゆっくりと、忍の脚が露わになって行く。可愛らしい膝頭が見え、そして太股が現われる。太すぎず、細すぎず。張りのある真っ白な肌には、うっすらと青い静脈が透けて見える。
裾はさらにめくり上げられていく。次第に腿の付け根へと露出は進み、そしてショーツの股間部分が顔を覗かせた。真っ白でシンプルなデザインのショーツだった。微かに盛り上がった恥丘の部分が、なんとも悩ましい曲線を描いている。
藤井の視線がその部分に注がれていることを感じて、忍は裾を持つ手をぶるぶると震わせた。下着越しとはいえ、その部分を、ここまであからさまに異性に見られるのは、初めてなのだ。昨夜、写真ではもっと恥ずかしい部分までも晒しているが、生の視線の熱さは強烈だった。
「もっとめくり上げるんだ。へそまで見せてくれ」
「は、はい」
忍は顔を真っ赤にしながら裾を高く持ち上げた。白いショーツは完全に丸出しになり、腰のあたりまでが藤井の目の前に晒された。シンプルなデザインではあるが、今どきの下着らしくローライズなので、忍のすべすべとした下腹部がよく見える。その中央に、ちんまりとしたへそが口を開けていた。
「いい格好だよ、仲村。可愛いおへそだ」
「あ、ありがとうございます」
猛烈な羞恥、そして興奮に襲われているのだろう。忍の太股は汗ばむほどに肌が上気し、ぷるぷると震えていた。
藤井は、ショーツの股間部分にうっすらと色が変わっているところがあるのを見逃さなかった。その濡れた染みは、もちろん汗なんかではない。
「仲村、下着が濡れているぞ。どうしたんだ?」
「えっ、そんな」
忍は慌ててスカートを下ろそうとしたが、藤井が怒鳴った。
「裾を下ろすな!」
「はいっ」
そう大きな声ではなかったが、怒鳴られて忍は体をすくめた。あわててスカートの裾を高く持ち上げる。しかし太股をもじもじすりあわせて、少しでも股間の染みを隠そうとしているのが、いじらしい。
「なんで、まだ何もしていないのに、そんなに下着を濡らしてるんだ?」
「ぬ、濡らしてなんかいません」
「そうか? じゃあ、よく調べてやろうか?」
「あっ、ダメです。ごめんなさい。少しだけ......濡らしてしまったみたいです」
「みたいじゃないだろ? 自分のそこが濡れているか濡れていないか、自分でもわかるだろう?」
「......はい。濡らしてしまいました。ごめんなさい」
「だから、どうして濡らしたのか、聞いてるんだ」
「それは、先生に、いやらしいことをしてもらえると思って......興奮してしまいました」
忍は、そう言いながら感極まってしまったのか、目にうっすらと涙を浮かべていた。
藤井は、追い打ちをかけるように言葉を投げつける。すっかりサディスティックな人格が憑依してしまったようだ。
「いやらしいことを想像して、そんなに濡らしたのか。でも、おれは別にいやらしいことをしてやるなんて、一言も言っていないぞ」
「えっ」
忍は、捨てられた子犬のような情けない表情になる。なんとも愛おしい表情だと藤井は思った。もっと苛めてやりたいとも思う。
「仲村は、いつも、そんなにいやらしいことばかり考えているのか。おれの授業を受けている時も、そんなことを考えて下着を濡らしているんだろう?」
「そんなことありませんっ。学校では真面目にしています。他に人がいる時は、絶対エッチなことは考えちゃいけないって思ってるんです」
「じゃあ一人になったら、その分、いやらしいことばかり考えてるんだろう?」
「そ、それは」
「そしてお尻の穴をいじくりまわすんだよな」
お尻の穴という言葉を聞いた途端、忍の頬が紅生姜のように真っ赤になった。
「そ、そんな......」
「違うのか? おれは昨日、ナルといういやらしい女が毎晩アナルオナニーに耽っているって告白を聞いたぞ。仲村、お前がそのナルなんだろう?」
「はい......、そうです」
「お前はおれに、お尻の穴を可愛がって欲しいんだよな」
「は、はい」
「お尻の穴を思い切り広げて、奥まで見てもらいたいんだろう?」
「はい......」
「お尻の穴をペロペロと舐めてもらいたいんだろう?」
「は、はいっ......。舐めて、舐めてもらいたいです」
返事をしながら、忍はさらに顔を赤らめ息を荒くしていく。泣きべそをかいたような表情になっていた。藤井の言葉に興奮しているのだ。脚がガクガクと震えている。特に「お尻の穴」という言葉に強く反応していることに気づいた藤井は、わざとその言葉を強調する。
「じゃあ、ちゃんと言うんだ。1年S組の仲村忍は、お尻の穴を広げて奥まで見られたり、ペロペロと皺の一本一本まで舐められたいですってな」
「そんな恥ずかしいこと、言えません......」
「じゃあ、もう終わりだ。おれはこのまま帰る。ただの教師と教え子に戻ろう」
藤井はわざとらしく席を立とうとした。
「いや、いやです。言います。言いますから、帰らないで下さい。ごめんなさい。ごめんなさい」
忍は頭を何度もぺこぺこ下げて、許しを乞うた。滑稽なほど必死な表情だった。
「よし、じゃあ、言うんだ」
「ああ......。1年、S組の仲村忍は......、お、お尻の穴を見られたり......」
「お尻の穴を広げて奥まで、だ!」
「はいっ、ごめんなさいっ。お、お尻の穴を広げて奥まで見られたり、皺の一本一本まで、ペロペロと舐められたいですっ」
最後の方はやけくそに叫んでいるようだった。
「ようし、よく言えたな。それじゃあ、お前のお尻の穴をいっぱい可愛がってあげるからな」
藤井は忍に近づき、軽く抱きしめると頭を撫でてやった。
「あ、ありがとうございます」
忍は安堵の表情を浮かべ、幸せそうな笑顔になり、その一瞬後にびくんと体を震わせると急に崩れ落ちた。藤井は慌てて抱き留める。
「おい、どうした? 仲村、大丈夫か?」
忍は失神していた。藤井の手が偶然スカートの中のショーツに触れたが、その布地はびっくりするほどに濡れて冷たくなっていた。
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小林電人衝撃のデビュー作『羞恥の教室』、第二章に突入!
サイト「羞恥学園新聞」で羞恥とアナルにこだわった小説を連載し、マニアたちから熱い支持を得ている女子高教師の藤井慎治。サイトの熱烈な女性ファンである"ナル"が、作品中で羞恥責めされるキャラ"しのぶ"のモデルである女生徒"忍"と同一人物だった。突然の学校内での告白に戸惑う藤井。放課後にふたりは待ち合わせて、カラオケボックスに入る。その途端、忍は深く土下座をして許しを請うのだった。
第二章 禁じられた関係のはじまり
III 忍 2
「おい、そんな、ちゃんと座れよ。それじゃ話もできない」
藤井は慌てて、忍の土下座を止めさせ、向かいの椅子に座らせた。
お互い恥ずかしくて、相手の顔を見ることができない。とりあえず何から話せばいいのか。二人が押し黙ったままの室内に、脳天気なラップ風のJポップが流れていた。
口火を切ったのは藤井だった。
「とにかく、驚いたよ。まだ、頭の中の整理ができていない」
話しながら忍の顔をちらりと見る。忍はうつむいてテーブルの上のリモコンを見つめていた。心なしか頬が上気しているようだ。
「ところで、S学園長って、どんな男だと思ってた?」
少し冗談めかした口調で、藤井は尋ねた。
「あの、全然、具体的なイメージは持っていなかったんです。ずいぶん年上だっていうのはわかってましたけど......」
「おれくらいの年齢かなって思ってた?」
「あっ、その時は、全く先生の事とは結びついていなかったし......。それに藤井先生は、そんなに年上って感じしないです」
「まぁ、おれも、まさかナルが仲村だなんて考えても見なかったからな......。未だに信じられないし」
忍が、はっと思い出したように言った。
「先生、あの小説の『しのぶ』って、もしかして私がモデルなんですか?」
不意をつかれた藤井は慌てた。普通に考えれば、激怒されてもしかないことだ。自分をモデルにしたキャラクターを小説の中で、とんでもない目にあわせているなんて。しかもそれをやったのは自分の学校の教師なのだ。
「いや、特にそういうわけでもないが、ちょっと名前をな、借りたというか......」
「名前だけですか」
忍がじっと藤井を見つめた。何かを期待しているような目だった。
「すまん。本当はお前をモデルにしてた」
「やっぱり! うれしいです。私も、あの子にすごく感情移入してたんです。名前が一緒ということもありましたけど、髪型とかも同じですし、どこか自分に似てるような気がして......」
藤井はしのぶを「整った顔立ちの美少女だが、常に何かに怯えているかのような気弱な表情を浮かべているため、地味な印象を与える」と描写している。Sっ気のある男なら、つい苛めてしまいたくなる、そんな美少女がしのぶだ。そして、それは藤井が忍に持っていた印象そのままだった。
「怒らないのか?」
「......普通は怒るのかもしれないですけど......、私は本当に嬉しいんです」
忍は上目使いで藤井を見た。目が潤み、頬はほんのり赤く染まっている。忍が何かを決意して、この場にいて、そして何かを期待しているのだということが藤井にはわかった。そんな忍がたまらなく愛おしいと思った。
いきなり抱きしめても、恐らく忍は嫌がるどころか、うっとりと体をあずけてくるだろう。いくぶん十代ゆえの華奢な線の堅さを残しているとは言え、その肉体がすでに女としての魅力を持っていることは、昨夜の画像で十二分に確認済みだ。この清楚な白いワンピースの下には、昨夜見た、あの淫らな肉体が息づいているのだ。藤井は唾を飲み込んだ。
しかし、それでも藤井は、まだ逡巡していた。ここで一線を越えたら、もう自分はどこまでも忍に溺れてしまいそうな気がしているのだ。そして、それが公になったら自分の一生は台なしになってしまうのだ。
忍からの手紙を読んだ時に、一度は決心したはずの藤井だが、まだ迷いはあった。今なら、まだ引きかえせる。自分の中から、そんな声も聞こえる。しかし、それは無理だということもわかっている。ここで、忍をあきらめたら自分は一生後悔するだろう。こんな幸運は、もう絶対にあり得ないはずだ。
そんな情けない心の動きを忍には気づかせたくなかった。藤井は意を決した。自分の中で何かのスイッチが入った。
「仲村、ショーツを脱げ」
藤井は忍の顔をまっすぐ見て、そう命じた。きっぱりとした口調だった。忍は、一瞬とまどったような表情を浮かべたが、すぐに真顔になり、「はい」と小さな声で返事をした。
忍は立ち上がり、スカートをたくし上げようとした。
「そこだと監視カメラに映るかもしれない。こっちのドアの前で脱げ」
店員が室内をモニターするための監視カメラが天井の隅にあることを藤井は気づいていた。カラオケボックスをラブホテル代わりに使う若い客が多いためだろう。ドアの前はカメラからは死角になっている。ただし、大きな覗き窓があるため、その前に立つと忍の背中は廊下から丸見えになる。
「脱ぐ前に、スカートをめくって見せてみろ」
「......はい」
忍は白いワンピースの裾を掴むと、ゆっくりと上へと持ち上げていった。ゆっくり、ゆっくりと、忍の脚が露わになって行く。可愛らしい膝頭が見え、そして太股が現われる。太すぎず、細すぎず。張りのある真っ白な肌には、うっすらと青い静脈が透けて見える。
裾はさらにめくり上げられていく。次第に腿の付け根へと露出は進み、そしてショーツの股間部分が顔を覗かせた。真っ白でシンプルなデザインのショーツだった。微かに盛り上がった恥丘の部分が、なんとも悩ましい曲線を描いている。
藤井の視線がその部分に注がれていることを感じて、忍は裾を持つ手をぶるぶると震わせた。下着越しとはいえ、その部分を、ここまであからさまに異性に見られるのは、初めてなのだ。昨夜、写真ではもっと恥ずかしい部分までも晒しているが、生の視線の熱さは強烈だった。
「もっとめくり上げるんだ。へそまで見せてくれ」
「は、はい」
忍は顔を真っ赤にしながら裾を高く持ち上げた。白いショーツは完全に丸出しになり、腰のあたりまでが藤井の目の前に晒された。シンプルなデザインではあるが、今どきの下着らしくローライズなので、忍のすべすべとした下腹部がよく見える。その中央に、ちんまりとしたへそが口を開けていた。
「いい格好だよ、仲村。可愛いおへそだ」
「あ、ありがとうございます」
猛烈な羞恥、そして興奮に襲われているのだろう。忍の太股は汗ばむほどに肌が上気し、ぷるぷると震えていた。
藤井は、ショーツの股間部分にうっすらと色が変わっているところがあるのを見逃さなかった。その濡れた染みは、もちろん汗なんかではない。
「仲村、下着が濡れているぞ。どうしたんだ?」
「えっ、そんな」
忍は慌ててスカートを下ろそうとしたが、藤井が怒鳴った。
「裾を下ろすな!」
「はいっ」
そう大きな声ではなかったが、怒鳴られて忍は体をすくめた。あわててスカートの裾を高く持ち上げる。しかし太股をもじもじすりあわせて、少しでも股間の染みを隠そうとしているのが、いじらしい。
「なんで、まだ何もしていないのに、そんなに下着を濡らしてるんだ?」
「ぬ、濡らしてなんかいません」
「そうか? じゃあ、よく調べてやろうか?」
「あっ、ダメです。ごめんなさい。少しだけ......濡らしてしまったみたいです」
「みたいじゃないだろ? 自分のそこが濡れているか濡れていないか、自分でもわかるだろう?」
「......はい。濡らしてしまいました。ごめんなさい」
「だから、どうして濡らしたのか、聞いてるんだ」
「それは、先生に、いやらしいことをしてもらえると思って......興奮してしまいました」
忍は、そう言いながら感極まってしまったのか、目にうっすらと涙を浮かべていた。
藤井は、追い打ちをかけるように言葉を投げつける。すっかりサディスティックな人格が憑依してしまったようだ。
「いやらしいことを想像して、そんなに濡らしたのか。でも、おれは別にいやらしいことをしてやるなんて、一言も言っていないぞ」
「えっ」
忍は、捨てられた子犬のような情けない表情になる。なんとも愛おしい表情だと藤井は思った。もっと苛めてやりたいとも思う。
「仲村は、いつも、そんなにいやらしいことばかり考えているのか。おれの授業を受けている時も、そんなことを考えて下着を濡らしているんだろう?」
「そんなことありませんっ。学校では真面目にしています。他に人がいる時は、絶対エッチなことは考えちゃいけないって思ってるんです」
「じゃあ一人になったら、その分、いやらしいことばかり考えてるんだろう?」
「そ、それは」
「そしてお尻の穴をいじくりまわすんだよな」
お尻の穴という言葉を聞いた途端、忍の頬が紅生姜のように真っ赤になった。
「そ、そんな......」
「違うのか? おれは昨日、ナルといういやらしい女が毎晩アナルオナニーに耽っているって告白を聞いたぞ。仲村、お前がそのナルなんだろう?」
「はい......、そうです」
「お前はおれに、お尻の穴を可愛がって欲しいんだよな」
「は、はい」
「お尻の穴を思い切り広げて、奥まで見てもらいたいんだろう?」
「はい......」
「お尻の穴をペロペロと舐めてもらいたいんだろう?」
「は、はいっ......。舐めて、舐めてもらいたいです」
返事をしながら、忍はさらに顔を赤らめ息を荒くしていく。泣きべそをかいたような表情になっていた。藤井の言葉に興奮しているのだ。脚がガクガクと震えている。特に「お尻の穴」という言葉に強く反応していることに気づいた藤井は、わざとその言葉を強調する。
「じゃあ、ちゃんと言うんだ。1年S組の仲村忍は、お尻の穴を広げて奥まで見られたり、ペロペロと皺の一本一本まで舐められたいですってな」
「そんな恥ずかしいこと、言えません......」
「じゃあ、もう終わりだ。おれはこのまま帰る。ただの教師と教え子に戻ろう」
藤井はわざとらしく席を立とうとした。
「いや、いやです。言います。言いますから、帰らないで下さい。ごめんなさい。ごめんなさい」
忍は頭を何度もぺこぺこ下げて、許しを乞うた。滑稽なほど必死な表情だった。
「よし、じゃあ、言うんだ」
「ああ......。1年、S組の仲村忍は......、お、お尻の穴を見られたり......」
「お尻の穴を広げて奥まで、だ!」
「はいっ、ごめんなさいっ。お、お尻の穴を広げて奥まで見られたり、皺の一本一本まで、ペロペロと舐められたいですっ」
最後の方はやけくそに叫んでいるようだった。
「ようし、よく言えたな。それじゃあ、お前のお尻の穴をいっぱい可愛がってあげるからな」
藤井は忍に近づき、軽く抱きしめると頭を撫でてやった。
「あ、ありがとうございます」
忍は安堵の表情を浮かべ、幸せそうな笑顔になり、その一瞬後にびくんと体を震わせると急に崩れ落ちた。藤井は慌てて抱き留める。
「おい、どうした? 仲村、大丈夫か?」
忍は失神していた。藤井の手が偶然スカートの中のショーツに触れたが、その布地はびっくりするほどに濡れて冷たくなっていた。
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電人blog |
著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。 |