マニア告白手記 穿たれた美肛 前編 告白=仮名・宇田島博子(20歳) イラスト=石神よしはる お姉さまは私のアヌスをじっと見つめ、 コネコネといじくるのです! |
女学生専用のマンションでおこる女性同士の倒錯世界の果ては……。
愛の告白
すすめられるままペンをとりました。大学生とはいえ拙い文章をさらけだして、ほんとうにお恥ずかしい次第です。でも不思議なもので自分の文章、この恥ずかしい手記が活字になって多くの男性の読者の目に届くことを思うと、妙なときめきさえ覚えます。
正面にむかいあっていては、とても口にできない言葉でも、露骨にかくことができそうだからです。自己露出症?といった性癖が私にはあるのでしょうか。
でも、ほんとうは怖いのです。たったひとり、この文章を読まれては困る人がいるのです。それは美智子お姉さま、この私の変態プレイの相手です。見つかったら私はどんなに叱られるでしょうか。
上月美智子。
やんごとなき妃殿下と同名の、この先輩を、「お姉さま」と呼んでもう一年以上が経っています。札幌市の出身で大柄なプロポーション、松坂慶子に似た美しい人で、ことに燃えるような濡れた双眸か魅力的でした。
私が彼女とふかい関係になったのは、昨年の春、私が広島から上京して、この女子学生専用マンションに入居してからでした。私の父は歯科医で私の東京生活の安全を願って、ここへ入れた、というより閉じこめました。
Mハイツといって従来の女子大寮とビジネスホテルを混ぜ合わしたようなので、地上十三階、地下一階の白亜の建物です。バス、トイレ、ベッド、学習机、ロッカーが個室に備わり、別に学習室、ピアノ室、大浴場などがあり、学生の身分には勿体ないほどのところです。
もちろん保証金や室代は高価でしたが、父は私のために大金を投じてくれたのです。
O大、J大、S学院、K大、W大などの名門女子大生が入居。私たちのH大生も十数人はいました。はなやかな学生マンションですが門限、外泊は制約され、きびしく生活管理されます。もちろん禁酒、禁煙、禁男で、規則を破ると郷里の両親に報告、即退館という制裁を受けます。
私は十一階の112号室で十一班、その入館者の中に美智子先輩が、班長としていらしたのです。上京直後、なにも知らぬ私に、
「なんでも教えてあげるから心配なくね」
やさしい言葉を先輩はかけてくれ、私はすっかり信頼してしまいました。男ばかりの家族の中で育った私は、女性のやさしい愛情に飢えていました。もし姉がいてくれたら……服装やおしゃれ、買物、またBF(男友達)などについても、いろいろ相談できただろうに……ものごころつくにしたがい、いつも私はそんな夢を描いていたものです。
美智子先輩は他の新入生より、ひときわ私を目にかけてくれたようです。大学はW大文学部三年で違いますが、おなじ英文学専修なのでした。学年は二年上でしたが、先輩は一年浪人して大学に入っているので、三歳年長でした。その年齢差以上に私は美智子先輩が、おとなのように思えたのでした。
私はときに文学、人生、愛情などのはなしをしました。そして入館二カ月目、あの衝撃的な夜が訪れたのです。ちょうどいちばんホームシックにかかる五月初めでした。私は門限の十時を五分も遅れてしまい、その夜、管理室のK先生からこっぴどくお説教を受けました。遅刻したのは私の不注意ですが、BFと遊んでいたのではなく、地下鉄の線を間違えてしまったのでした。しかし弁解は許されず、私は管理室に呼ばれました。
Mハイツでは門限は十時、遅刻すると始末書、三回以上は両親に報告されます。私はこってりとK先生にしぼられ、涙ぐみながら112号室に戻ったのでした。するとそこに美智子先輩が、待ってらして……、
「気にすることないのよ。誰だって遅刻するんだから」
私は慰められ、その夜、いっしょのベッドに入ってしまったのです。まさか、そんなことになってしまうなんて、とても想像はつかなかったのですが……、
「好きよ、博子さん。あなたが入館して、さいしょ見たときから……」
はげしい愛の告白とともに、私は抱きしめられ、唇、首筋、喉……とあらゆるところにキスされました。
「あっ、先輩……」
私はあえぎながらのけぞりました。
「お姉さまと呼ぶの! お姉さまと……」
美智子先輩は荒あらしく叫び、そして私のパンティの下へ手をすべらせてきました。
「やめてください……」
私は抵抗しましたが、そのうち全身が蕩けていく、うっとりした快感におそわれて、力を失っていきました。
正直に申しあげます。
私はそのときまで処女でしたし、レズの経験はもちろんありませんでした。よくいうオナニーの経験もふつうの人よりすくないのでそんな愛撫を受けると、もうどうしていいかわからず、ぽーっとなってしまったのです。
美智子先輩、いや、お姉さまの指はまるで淫らな蠕動動物みたいに私の外××をいじり、私は生まれてはじめて、熱い昂りのうめきを漏らしていました。
お姉さまは翌日の夜も、私のベッドへやってきました。とても困ると思いましたが、私は拒めなくなっていました。そしていつのまにか、私はそれを期待するようになっていました。
やがて私のほうもお姉さまの体に触れるようになりました。
「そこよ、そこそこ……」
お姉さまは私にいい、私の手指を誘導しました。お姉さまが歓ぶとそれは私の歓びにもなりました。めくるめく思いに私たちは、一夜を抱き合ったまますごしたりしました。
地獄と極楽
レズプレイはだんだんとエスカレートしていき、やがて互いに接吻をするようになりました。
「クンニリングスは男より女同志のほうがいいのよ」
お姉さまは私の体をひらき、唇でしゃぶりつづけました。そして私にもおなじことをするよう命しました。
「お姉さま……」
私も興奮して濡れて黒い草むらへ、唇と舌を入れました。お姉さまのヘアは剛くて、顔にあたるとチクチクと痛いのでした。そしてとても体液が多いのでした。私はめくらめっぽう、舌を割り込ませ、しゃぶりつづけました。
「あっ……とても……」
お姉さまはうめき、私も悶えました。私はもう恥ずかしさは忘れ、体をひらいて、お姉さまの唇や舌がもっとふかいところに届くようにしました。
私はもう、勉強ところでなくなりました。教室で講義を受けていても、お姉さまのことが頭の中にいっぱいで、とてもおちついていられません。W大は私のK大と一時間以上もはなれています。講義が終わると私はW大の校門まででかけ、じっとお姉さまの姿を待っていました。そんなときお姉さまが、後輩らしい女性と肩を並べて帰りてくると、私の胸ははげしい妬心で燃えあがりました。私はもう、お姉さまを独占したい衝動でいっぱいでした。
もちろん反対のこともありました。私が別の先輩と親しくしていると、お姉さまの眼は黒猫みたいに妖しくひかりました。
そして夜になり私は叱られ、ときにはリンチさえ受けました。お姉さまは私を裸にし、梱包用の縄で縛りあげるのです。
「浮気したのね、博子は……」
本気で縛った私のお尻を、ピシャピシャとスリッパで叩くのです。
「許して……許してください」
「承知しないわ……私がいるのに……」
私のお尻は叩かれて、お猿のようにまっ赤に腫れあがりました。そんな目に遭うと私はもう、二日も三日もトイレにしゃがむこともできないのです。翌日、私が涙ぐんでいますとお姉さまは急にやさしくなって、
「わるかったわね、ごめんなさい。でも博子が好きだったからよ……あなたを愛しているから……」
他人の目をはばかるように、私の耳にささやきかけてくるのです。
「お姉さま……」
私はいっそう好きになってしまい、また涙があふれてくるのです。するとお姉さまはご自分の白いハンカチをとり、私の頬に伝わる大粒の涙を拭いてくれます。
「今夜はね……きっと……」
お姉さまはそういって私を歓ばしてくれました。私たちのMハイツは毎日の門限、外泊の制限のほか週一回の臨時点呼、また私物検査なとがあります。避妊具、おとなのオモチャ、ポルノ雑誌などの淫らなものを部屋に持ちこんではいけないし、また、どんなBFがいるか、そのBFとどんなおつきあいをしてるかなど、詳しく調べられるのです。
そして半月毎に両親に報告されます。
修道院のように戒律がきびしいのですが、ことに管理室長のK先生は私たちの言動をいつも監視しています。元高校教師で、四十歳になってもまだ独身の美人室長でした。
いつか遅刻して以来、私はこのK先生にマークされていたようです。ですからお姉さまとのプレイは、よほど注意してしないと危険な状態でした。
注意していたのですが、しかし入館半年目に私は班替えになりました。
お姉さまは十二階の125号室へいって十二班に、私たちの十一班に別の上級生が班長として就任しました。私の身辺は班長からもマークされ、お姉さまとはもう館内ではデートできません。
「元通りお姉さまといっしょにいたい……」
私が駄々をこねると、
「大丈夫、外で逢いましょう」
お姉さまは勇気づけたのでした。
あとでわかったのですが、私たちが引き裂かれたのはやはり別の新入生の妬み半分のつげ口だったのです。狭い会館の中ですからどんなに擬装をこらしても、誰と誰が親しいなんてのはすぐわかってしまいます。別に証拠を握られたわけではないのですが、やはり感づかれたのでしょう。
もちろん相手か男性でしたら、すぐ両親に知らされてたいへんですが、同性だけに大目には見てくれます。
じっさい私たちのほかにもレズ関係の学生は幾組もあって、騒ぎだしたら収拾かつかなくなるからです。
新しく就任した班長はK大法学部三年の先輩でしたが、「親しくなるのでしたら外の世界でね」
意味深長にそういったものでした。
内と外、私たちのMハイツは高さ二メートルの塀に囲まれており、この内と外ではまったく住む世界が違うのです。内は禁酒・禁煙・禁男の修道院か刑務所なみ、外は自由奔放に振るまえる天地です。地獄と極楽、そんな対比さえできるかも知れません。
私とお姉さまのデートは、そこで外でやるほかなくなりました。
甘美な余韻
まったく不思議なものです。
レズも男女の恋愛とおなじで(と大きなこといっても私に恋愛経験はありませんが)、規制されたり、押さえられたりすると、反動的によけい燃えあがるものです。
本来ならこれを機会にお姉さまと別れるのが、理性ある行動といえたでしょう。しかしそれは反対でした。私たちは廊下で、エレベーターで、洗濯室で、大浴場で、食堂で、触れあうたび熱い目を交わしあい、互いの愛を確認しました。
そっと廊下て指を絡みあい、管理室長の足音にはっとしてはなしたこともあります。館内では抱きあうこともできませんが、一歩、塀の外へでるともう自由の天地です。
私たちは門限ぎりぎりまで、食事をし、はなし合い、そして週一回はホテルで愛技の数々に惑溺しました。いつのまにか私たちのプレイは、ふつうの愛技では満たされなくなっていました。
なんといっても門限の制限があるので、とても時間が短く感じられます。待っているときはあんなに長いのに二人だけで逢ってるとどうしてこんなにもはやく、時間が経過していくのでしょう。
そこでいきおいプレイは過熱化してくるのでした。縄や鞭、拘束具など小道具をいつしか私たちは使うようになっていました。場所が「ファッションホテル」という、新宿にあるSMホテルだったからでしょうか。
ここにはサウナ風呂やグリル、レストランなどかあり、ふつうのラブホテルのイメージと違いますから、女同志でも気軽にはいれるのです。地下のバーで水割りを飲み、エレベーターで、上階の部屋でたっぷり愛のタイムをすごすことができます。
部屋の内部はSMふうに工夫されていて、鉄のベッド、十字架のお仕置き台、壁につけられた拘束具、鞭、縄、おとなのオモチャなどがあるのです。部屋のまん中に透明の巨大なカップ型の浴槽もあり、ボタンひとつでぐるぐると回転する円型ベッドがあります。
この「ファッションホテル」には、ホモ、レズなとのカップルが多いそうで、客の半分は外国人でした。それだけに私たちは思い切ってプレイができたのでした。部屋のあちこちに嵌めてある大鏡はいやがうえにも、私たちの興奮を誘いました。
「ここならどんなこともできてよ……」
お姉さまはいい、私にはじめて、おとなのオモチャを使いました。
「怖いわ……」
私か震えると、
「怖いのなら震えぬようにしてあげる」
乱暴に縄でぐるぐる巻きに縛るのです。
「やめてください……」
「スケベなくせに!」
私の両肢をこじあけるようにして、そのいやらしい道具をインサートします。先端が亀頭型になっていて、スイッチを押すと、ジジジ……と音をたてて先端が不気味にうごきまわるのです。
「痛っ」
私は顔をしかめてうめきます。
「うっ……」
お姉さまは力いっぱい挿入します。
「あっ……」
「どう……感じて?」
お姉さまは髪を振り乱し、呼吸を荒げ、体じゅう汗びっしょりで責めるのです。
「許して……」
私は喉のおくから、声にならぬ声をあげます。体をうごかすと縄目が軋んで、とても痛いのです。しかしその痛みのおくに、うっすらと頭の中から溶解していくような、鮮烈な官能の歓びが湧いてくるのです。
私はあられもなく両肢をひろげ、怨みがましくお姉さまの目を見つめながら、次第に意識を失っていくのです。
ときにお姉さまはそのへんてこな電動こけしを、バンドにつけて私を責め抜くことがありました。
「あっ……」
私はお姉さまの、下腹部を見てうろたえます。黒ぐろとグロテスクな隆起……それはまさしく\x87\x80男性\x87≠カゃありませんか。
「博子! お股をあけるの!」
私は目をつむり、いつしか開いています。
そんなときのお姉さまは、ほんとの\x87\x80男性\x87\x80のように荒あらしく、はげしいのです。私は押しひしがれ、息を荒げ、力いっぱいお姉さまの腰に手をまわしているのです。
「お姉さま……」
「もうはなさない……博子……」
はげしいあえぎはそれから、体がふらふらになるまでつづきます。私は男性との性体験がありませんから、よくわかりませんが、それは男性が果てると同時に終了するものと思います。
しかし私たちの愛技はエンドレスといっていいのです。お姉さまのバンドにつけた電動こけしは、電池が切れるまでうごきつづけます。
さいご私はもう、体じゅうの体液が一滴もなくなるまで体をうごかし、そしてどおっと崩れるように倒れてしまいます。
私もお姉さまもそのあと、死んだようにうごきません。びったりと唇を合わし、舌を絡ませ、体を密着させたまま静止してしまうのです。いつかあまり二人がうごかないでいるので\x87\x80心中\x87≠オたのではないかと、ホテルの人か見にきたこともありました。
女回志の柔らかい肌の密着……すべすべとしたその肌は、かさねているだけで互いの細胞が同化し、血が交流していく感じです。オルガスムス……というのが、こんなにすばらしいなどと私はいままで、ツユ知りませんでした。甘美な余韻となって、それは私の体を蕩けさせていくのでした。
私はいよいよ、異常なプレイに触れないといけなくなりました。できたらこの告白はここまでにしたいのです。ここまでの行為でしたら、おそらくそう異常といえないと思います。
(続く)
07.06.30更新 |
WEBスナイパー
>
スナイパーアーカイヴス