web sniper's special AV review. サンプルムービー掲載! |
出演したAVはまだ数本。旦那さん公認でAV女優をしている主婦・慶子さんにインタビューをしながら、彼女の過去の体験を再現VTRの形でなぞっていくという作品。半ドキュメンタリーAVといったところでしょうか。
見どころはまず、現在34歳だという慶子さんのムッチリとした超フェロモンボディ。そして監督自身によるインタビューから滲み出てくる、味のあるパーソナリティ。性感帯やエロ話だけを適当に聞いていくインタビューではなく、時間をかけてじっくりと接しながら、慶子さんという女性を立体的に映し出そうとしているのが分かります。
再現VTRは2本あり、1本目は慶子さんが初めて長く付き合ったという18歳の頃のカレとの体験がベースに。エロ投稿雑誌の常連投稿者だったというカレとした野外露出撮影をドラマ仕立てで再現していきます。
見ていて少し気になったのは、慶子さんがあまりに余裕たっぷりなこと。舌をネットリと絡め合うキス、そして生フェラ・口内発射まで、慶子さんからドキドキ感や羞恥心は感じられません。どちらかと言うと男優のほうが遊ばれているように見えてしまうのです。
2本目も同様です。結婚前に愛人として付き合っていたという50代男性とのネチネチしたカラミが再現されるのですが、鏡の前での開脚指マンやバイブ挿入、体位を様々に変えての長尺本番と、熟女AVとしての見どころはたっぷりで申し分ないのにも拘わらず、やはり慶子さんの気持ちにどこか冷静なところがあるように思えてなりません。
初めてグッと引き込まれたのは、監督自身もまた慶子さんの素を引き出せていないと焦りを覚えていることが分かった時でした。
再現VTRの次に収録されている監督と慶子さんの二人きりでのハメ撮りの後、監督のこんなコメントがテロップで流れます。
「ペースがつかめず、僕的には不満足なハメ撮りとなりました。翌日に望みを託します」
ウンウンそうだよな、と監督との足並みがそろったような気がして打開策への期待が高まります。ほんの小さな違和感なのですが、そこをごまかそうとしない監督の姿勢にはハマジムというメーカーの気骨も感じます。
濃厚なカラミを展開していながら、アエぐ合間に笑顔を見せたり、カメラに流し目を送ったりしてどこまでも余裕をうかがわせる慶子さん。男優も監督も様々なテクニックを駆使して何とか攻略しようとしているのですが、慶子さんの本音はどうしても見えてきません。
監督はさらにインタビューを行なって慶子さんを探っていき、最後に、慶子さんがAV出演2本目の仕事で知り合った男優・花岡じったに特別な思いを抱いていることを聞き出します。
こうして辿りついたラスト約30分、花岡じったと再会したことで見せる慶子さんの少女のような笑顔、媚び、肉体の正直な反応と言ったら……。その豹変ぶりのリアルさは、前半から中盤までのカラミの印象を一気に塗り替えてしまうほど。嘘のようですが、ここが嘘っぽくなってしまうのなら監督もこういう構成にはしていなかったでしょう。
性経験豊富な熟女である慶子さんが、実は秘めていた照れや、緊張。そして、掘り返すことでようやく出てきたあどけなさ。その上でチ○ポにむしゃぶりついていく姿に、冒頭からのインタビューで語られてきた慶子さんの半生が重なっていきます。
彼女のフェロモンボディだけでも十分楽しめる作品ですが、できるなら早送りをしないで表情や言葉の端々に注意しながら観ることをお勧めします。
文=井上文
淫乱×デカ尻×美母乳Fカップ
元投稿クィーン人妻の生ナマしいSEXレポート!!
FLV形式 13.2MB 2分56秒
『卑猥なマドンナ 慶子(HMJM)』
発売日:2009/08/01
出演:慶子
監督:タートル今田
収録時間:120分
定価:定価 3,990円(税込)
商品番号:VGD-052
メーカー:HMJM
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井上文 1971年生まれ。SM雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。発明団体『BENRI編集室』顧問。 |
09.08.06更新 |
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